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豪 18万匹のコウモリが町に10月10日 7時55分
オーストラリアで、人口僅か数百人の町に、18万匹に上る大量のコウモリが発生し、騒音や臭いに住民が頭を抱えています。
コウモリが大量発生したのは、オーストラリア北東部クイーンズランド州にある、人口数百人の小さな町です。
ことし夏以降、コウモリが次第に増え、今ではおよそ18万匹に達しているということです。
コウモリは、街なかを縦横無尽に飛び回ったり、樹木を覆い尽くすようにぶら下がったりして、まるで「町は自分たちのものだ」とでも言っているような様子です。
また、騒音に加えて、コウモリが独特のきつい臭いを発するため、住民の多くは外出を控えていますが、部屋の中にまで臭いが漂ってくるということです。
町の男性は「朝起きて空を見上げると、辺りすべてがコウモリ。太陽の光も遮られていて、まるでカーテンの下で暮らしているみたいだ」と困り顔です。
コウモリが大量に発生した理由について、専門家は、周辺の森林火災によって行き場を失ったコウモリがこの町に集まったのではないかと指摘しています。
町では、コウモリを追い出そうと、ねぐらにしている樹木の伐採を進めていますが、なかなか効果があがらないということで、小さな町に静けさが戻るにはまだ時間がかかりそうです。
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