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宍道湖 50年ぶりに湖底調査10月12日 13時53分
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特産のシジミで知られる島根県の宍道湖で、漁業などの計画を立てるのに役立てるため、湖の底の地形の変化を調べる国土地理院の調査が50年ぶりに始まりました。
この調査は、昭和37年から38年にかけて行われた前回の調査以降、周辺に空港や大きな橋が整備されたことや、川から流れ込む土砂がたまったことなどから、湖の底の地形の変化を把握する必要があるとして、国土地理院が50年ぶりに行っています。
初日の12日は、測量士2人が船に乗り込み、音波がはね返ってくるまでの時間で深さを測る機器や、位置情報を調べるGPSなどを使って調査を行っています。
宍道湖では特産のシジミの不漁が続き、去年、20年続いてきた漁獲量日本一の座を明け渡しました。
調査結果は、漁業などの計画を立てるための基礎的な資料として役立てられるということで、国土地理院環境地理課の畠山真介湖沼湿原調査係長は「漁業関係者などさまざまな方面で活用してもらえるので、正確な調査を心がけたい」と話していました。
この調査は、宍道湖全体の40パーセントに当たる30平方キロメートルを対象に今月18日まで行われ、国土地理院は今年度中に結果を取りまとめることにしています。
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