大阪市営バスの男性運転手(49)が9月29日、携帯電話を手にしたままバスを運転し、対向車と接触する事故を起こしていたことがわかった。対向車に乗っていた3人が負傷したが、市交通局は「軽傷だった」として公表していなかった。
交通局によると、乗客のいないバスを回送していた運転手は29日午前9時40分すぎ、大阪市北区大深町1丁目の交差点で信号待ちをしていた際、所持していた携帯で電話を受けた。携帯をしまおうとしながらバスを発進させ、右折しようとした対向車と接触したという。
交通局は運転手に携帯の所持は認めているが、運転中は電源を切るように指導している。交通局は「内規に違反しており、処分を検討する」と話している。