阪大、iPS細胞でラットの心筋梗塞改善
テーマ:ブログ大阪大学の澤芳樹教授と三木健嗣研究員らは新型万能細胞(iPS細胞)を使って、心筋梗塞(こうそく)のラットの症状を改善させた。すでにマウスでも成功していたが、マウスより大きなラットでiPS細胞の効果を証明できたことで、将来の患者応用に一歩近づいた。18日から広島市で始まる日本再生医療学会で発表する。
研究チームはマウスの細胞からiPS細胞を作り、これを心臓の筋肉に成長させた。さらに、できた心臓の筋肉をシート状の組織に加工して、心筋梗塞を起こしたラットの心臓に張り付けたところ、心臓の機能が大幅に改善した。(日本経済新聞)
コメント:
このiPS細胞は、3ないし4因子で、ウイルス(レトロウイルス)を用いて樹立されたものと思われる(皮膚繊維芽細胞由来)。
3因子(Oct3/4, Sox2、Klf4)と4因子(Oct3/4, Sox2、Klf4、C-Myc)の場合で治療効果及び安全性について違いは生じるのか?・・・このあたり・・・たぶん、発表されるのかな?
まっ、ウイルスが、レトロウイルスではなく、センダイウイルスでならば、どうなるのか?(後者の方が、より安全性は高くなるのか?)・・・などなど、慎重に、しかし果敢に検証していっていただきたいなと。
先生方、近いうちに、犬あたりで、センダイウイルス3因子でのiPS細胞で、いかがですかね?