2010-01-14 00:01:53 ihepの投稿

ハア?・・・まともな研究じゃないな;毎日の長時間TV視聴で寿命縮まる可能性=豪研究 (ロイター)

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 [シドニー 11日 ロイター] 毎日長時間テレビの前に座り続けると、寿命が短くなる可能性があるという研究結果を、オーストラリアの研究機関が明らかにした。

 この研究は、ビクトリア州のBakerIDI Heartand Diabetes Instituteが、1999年から2006年にかけて25歳以上の8800人を対象に調査を実施しまとめたもの。

 1日にテレビを4時間以上見る人は、2時間以下しか見ない人と比べて死亡リスクが46%高く、循環器疾患で死亡するリスクだけでみると80%高いことが分かったという。

 研究に参加したデビッド・ダンスタン氏は、同研究では特にテレビの視聴習慣に焦点を置いたが、コンピューターの前に長時間座ったままでいるなどといった習慣も健康に害を及ぼす可能性があることを、研究結果は示唆していると指摘した。



コメント:


 別に、TVのせいではないでしょうに。

長時間座位をとり続けざるを得ない、適度な運動が不足し、おそらく循環器疾患のリスクファクターとなりうる食品・飲料を過剰に摂取しているからということ。

2010-01-13 12:16:32 ihepの投稿

新型・季節インフルエンザと北半球の記録的な寒波

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 【ワシントン共同】昨年末から北米や欧州、アジアなど北半球を襲っている寒波は、北極圏の寒気の動き「北極振動」が強い寒気放出期になったのが原因とする分析を米雪氷データセンターが12日までにまとめた。

 寒気の蓄積や放出の大きさを示す指数は、昨年12月にマイナス3・41と1950年以降最も低く、寒気が強く放出されているという。

 同センターなどによると、北極振動は気圧の変動により大気の流れが周期的に変化する現象。今冬は北極圏の気圧が高く中緯度地域は低い北極振動指数がマイナスの状態で、北極圏から放出された寒気が中緯度地域に流れて気温が低くなる一方、北極周辺は気温が高い状態が続いている。

 年末から年始にかけて、米国や欧州、アジアでは記録的な寒さを記録。温暖な気候で知られる米フロリダ州で氷点下を記録、欧州では主要空港で航空便の遅れや運休が相次いだ。中国やインドでも記録的な寒さが続き、インド北部では300人近くが寒波の犠牲になった。



コメント:


 今年の北半球の冬の記録的な寒波は、この先のインフルの動向にどのような影響をもたらすのか?(他所に比べれば、東京は、まだ、マシだが)


 おそらく、これから季節インフルが昨年以上に猛威を振るう。

それに加えて、最近、大人しくなってきた新型インフルは、注意報レベルは維持しながら、日本なら「20歳代」を中心に「一度は罹ってね」と擦り寄ってくるだろう。(もう、そういう情況になりつつある。)

 さらに、普通の「風邪」に罹る人が、もはや、まわりにも多いし・・・。


 そのまま、春先まで突っ走り、その後、少々、一段落した後が問題だな・・・。

ほんの少し気になることがあるが、まだ、書かないでいいだろう・・・。

2010-01-13 00:41:27 ihepの投稿

仏技術者が円周率計算世界一 通常機器で筑波大記録破る

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 【パリ共同】フランス公共ラジオによると、筑波大学計算科学研究センターが昨年8月、スーパーコンピューターで樹立した円周率の計算の世界記録が11日までに、パリ在住の情報処理技術者によって破られた。技術者は通常のコンピューターを使い筑波大の記録より約1230億けた多い、2兆7千億けた近くまで計算したと発表した。

 新記録を発表したのは、デジタルテレビ関連の仕事をしているファブリス・ベラールさん。通常のコンピューターに5個のハードディスクを増設し、主計算と検証計算を含め131日間かけて2兆6999億9999万けたまで計算した。

 筑波大のスーパーコンピューター「T2K筑波システム」が当時の新記録2兆5769億8037万けたを計算するのにかかった時間は、両計算を合わせて73時間36分。

 ベラールさんは「筑波大の機器は、私のものより計算速度が2千倍近く速い」と認めた上で「これまでスーパーコンピューターが樹立してきた記録を2千ユーロ(約27万円)弱のコンピューターが破った点に意味がある」と語った。

 ベラールさんの計算についてはhttp://bellard.org/で公開されている。


コメント:


 昨年末の「仕分け」で話題になった「スパコン」。

前年より40億円減で「予算が復活」しているわけだが・・・。


 機械そのものというよりも、それを縦横無尽に使いこなせる「才人」がいないと、「せっかく、国民の血税を投入して購入された高額機械」も、ガラクタ同然になるということだ。


 あと、60億削って、その金で、世界中から優秀なスパコン関連の若手研究者・技術者をスカウトしてきませんか?

 この分野では、このまま、ボケっとした中高年を「高収入」で雇っていても、世界1位の成果は出ませんよ(笑)。

2010-01-12 16:25:26 ihepの投稿

日本酒の美肌成分を解明 名市大「塗ってもスベスベに」

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寒い冬に熱かんで美肌効果-。
名古屋市立大の岡嶋研二教授(展開医科学)らの研究グループが、
日本酒の美肌効果のメカニズムを解明した。肌に塗っても、そのまま飲んでも良いといい、
風呂に入れるなど美肌効果は知られているが、科学的にも立証した形だ。

着目したのは、日本酒を造る過程で、米こうじと酵母菌によって作られる糖アルコールの一種
「α-グルコシルグリセロール」(αGG)。研究グループはマウスの知覚神経細胞を培養し、
αGGを加えると、伝達物質が放出されることを確認した。

次に、マウスの肌に塗ると、その伝達物質を介し、細胞の再生や血流増加、
汗腺の活性化効果などを促す「インスリン様成長因子-1(ローマ数字の1)」(IGF-1)が
増加することを突き止めた。
αGGの濃度を0・005、0・01、0・05、0・1%-と変えて実験すると、0・01%の溶液が
最も皮膚のIGF-1を増やすことが分かった。皮膚のコラーゲン量も1・2倍になった。

さらに、20代から40代の女性で実験。
13人にαGG溶液を2週間肌に付けてもらい、専用機器で肌の弾力を比べると12人が向上。
「肌がしっとりした」と好評だった。美肌効果に適量のαGGが関係していることが分かり、
美容への応用の幅が広がるという。

岡嶋教授は「日本酒のαGG含有量は約0・5%。肌に塗る場合は50倍に薄めるといいだろう。
飲んでも効果があり熱でも壊れない」と話す。 (中日新聞)


コメント:


 たまには、「のほほん」とした記事を紹介することにしました(笑)。

まあ、興味のある女性は、2週間ほど、ためしてごらんよ。

銘柄は、まあ、なんでもいい。

ただし、酒風呂で酔っ払わないように注意してね。

それと、旦那さんなどがいる女性は、事前に了承を得ておいたほうがいい。

トラブルの元を回避するために(笑)。

2010-01-11 07:08:08 ihepの投稿

抗うつ薬;軽・中度患者には「効果薄」そして看過できない副作用

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 うつ病の症状が軽いか中程度の患者は、抗うつ薬を飲んでも効果がないか、あってもわずかとみられるとの研究を、米国・ペンシルベニア大などの研究チームがまとめた。1月発行の米国医師会雑誌(JAMA)に掲載された。

 日本でもよく使われている新規抗うつ薬「SSRI」か、三環系抗うつ薬を使った患者と、有効成分を含まない偽薬を服用した患者の回復度を6週間以上比較した六つの研究(成人の外来患者718人)のデータを集め、再解析した。

 抑うつ気分や仕事への興味など、うつ病の症状を点数化した評価法を用い、症状の重さごとに、軽症・中等症、重症、最重症の3段階に分け、偽薬を服用した場合との効果を比べた。その結果、軽症・中等症のグループと、重症患者のグループでは、回復度に薬の効果を示すほどの差はみられなかった。最重症のグループでは「臨床的に意味のある差」が認められた。

 研究チームは「抗うつ薬の研究は重症者だけを対象としたものが多く、それが効果の根拠とされてきた。あまり重くないうつ病に対し、抗うつ薬は効果があるという証拠は見つからなかった」としている。(読売新聞)



コメント:


 専門家の間では、SSRIについては、ここ数年「そのリスク・ベネフイット」問題で大いに議論されている相変わらずホットなトピックスであり、私も医学科での授業で年に1回は教材としてとりあげている。まあ、この論文の結果は首肯できる。


 やはり、少なくとも、軽症の患者さんには、SSRIは看過できない副作用もあり、これを最初から用いるのはいかがなものかと思っている。

2010-01-11 00:45:01 ihepの投稿

診療記録の開示料金問題について

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患者がカルテなどの診療記録の開示を求めた際、病院側が徴収する手数料には
無料から1万円まで施設によって差があることが、読売新聞の調査でわかった。

2005年4月施行の個人情報保護法により、診療記録の開示は医療機関の義務と
されている。同法や厚生労働省の指針は、費用を徴収できるとしているものの
明確な基準はなく、高額な手数料は患者の知る権利を妨げるとの指摘もある。

調査は09年11~12月、全国の大学病院と地域医療支援病院計352施設を
対象に実施し、186施設(回答率53%)が回答した。

それによると、119施設(64%)は、コピー代などの実費負担のみで
手数料は無料だったが、67施設(36%)では別に手数料を徴収していた。
手数料の金額は、1万円(税別)が3施設、5000円台が9施設、
3000円台16施設、2000円台15施設、1000円台8施設。
16施設は行政機関の開示手数料と同額(300円)かそれに近い額だった。

手数料は私立大学病院で高い傾向にあり、5000円以上とした12施設のうち
7施設を占めた。設立主体が同じでも、無料から高額手数料まで差があった。

(読売新聞)



コメント:


 5000円以上とした施設の実名を晒してもらいたい。

明らかに取りすぎだ。少しでも病院経営に回したいのだろうが、個人情報保護法の趣旨を理解していない施設だから。

 行政は、原則1律、コピー代などの実費負担のみと明確に決めたほうがいい。

2010-01-10 00:48:32 ihepの投稿

子供服から発がん性染料 中国広東省の衣料メーカー製

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 【香港共同】新華社電によると、中国広東省の検疫当局は9日までに、中国広東省鶴山市の衣料メーカーが製造した子供服の原材料の繊維から発がん性のある染料を基準値以上検出した。当局は同社に対し、原材料の廃棄処分を命じた。製造した子供服は欧州に輸出される予定だった。

 当局の検査で検出されたのは「アゾ染料」。基準値の30ppmを超える71・42ppmを検出した。アゾ染料は、一定の条件の下で発がん性のある物質に分解されるため、中国では使用が規制されているという。


コメント:


 日本を抜いて、まもなく世界2位の経済大国になる中国。

珍しく「良い摘発」をしたものだ。

・・・で、この子供服・・・日本にはすでに輸出されたのかな???


 さあ、日本の検疫当局の方、出番ですよ。

えっ、M主党の偉い方・・・(誰とはいいません;ハッ、この言い方、つい最近も使ったなwww)・・・が邪魔をする(笑)?


 困ったもんだな。長妻さん、この頃、影薄いから、ここで「活躍」してくださいよ。

担当大臣なんだし。誰かさんに遠慮してるんですか?

2010-01-09 12:17:52 ihepの投稿

深層分析:生活習慣の改善で脳卒中4割減 2型糖尿病、指導が効果

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 2型糖尿病の患者に食事や運動など生活習慣の改善指導を強化すると、合併症である脳卒中の発症が、強化しなかった場合の62%にとどまったとする研究結果を厚生労働省研究班(主任研究者、山田信博筑波大学長)がまとめ、欧州糖尿病学会誌(電子版)に8日、発表した。

 糖尿病発症後でも生活習慣改善によって合併症を減らせることを示す結果で、研究班の曽根博仁筑波大教授(内科学)は「患者にとっても励みになるのではないか」と話している。

 専門的な糖尿病治療をする病院に通う40~70歳の患者約2千人を、無作為に2グループに分け、インスリン投与などの治療内容は同じまま、一方には血糖やコレステロール、血圧などの目標を設定。医師が生活習慣を強く指導したり、保健師らが定期的に電話したり、目標を満たさない患者に教育入院してもらったりして、平均8年間追跡した。

 指導を強化したグループでは脳卒中の発症が少なかったが、血糖、体重、血圧、喫煙率や、網膜症などの発症率に差はなかった。(共同)



コメント:


 こうした結果は、われわれからすれば、こんなもんだろうという「想定内」のこと。

患者さんになっても、なかなか、今までの「生活習慣」を律することは「わかっちゃいるけど、止められない」というものである。しかし、実験群では、まあかなりの「強化療法(指導)」をしたみたいで、これだけ医療スタッフが真剣に張り付けば、そこそこの「改善効果」が何か出なければおかしいではないか(笑)。


 ただ・・・


 論文によれば「脳卒中」は「38%」減らせた(HR 0.62, 95% CI 0.39-0.98, p = 0.04)(といっても統計上は「ぎりぎり」)ようだけれども、網膜症だけではなく、CHD(冠動脈疾患)や糖尿病性腎症という「2型糖尿病」からの「重大な疾患」の発症リスクは変わっていない。(上記の報道は、なぜか、この重要な部分を省いている。)

 要は、これほどの最重要疾患の予防には「強化指導」の効果がなかったわけである。これじゃ「患者にとって励みになる」とまではいえないのではないだろうか。

 

 喫煙率が実験群(強化指導された群)とそうでない群で変わっていないが、実験群に割り付けられた患者に対して、これだけは、徹底的に全面禁煙させれば、もっと「良いデータ」が出たのではないかと思う。

2010-01-09 00:51:26 ihepの投稿

小児の感染リスクは20~30代の2.7倍 新型インフル

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 豚由来の新型インフルエンザウイルスに対する感染のしやすさは年齢によって異なり、小児の感染リスクは20~30歳代に比べて2.7倍前後になるとの分析結果をオランダなどの国際研究チームがまとめた。逆に高齢者は感染しにくく、60歳以上の感染リスクは20~30歳代の5分の1以下だった。

 オランダ・ユトレヒト大学の西浦博研究員(科学技術振興機構研究員)と米アリゾナ州立大学などの共同チームの成果。英国発行の国際学術誌2誌に論文を発表した。(日経)



コメント;


 この結果をみても、ワクチン接種後死亡率の高い「高齢者・基礎疾患あり」に、わざわざ、ワクチン、ワクチンというのがわからん!上記対象者では、ワクチンによる重症化リスク減どころか、増になってるし。


 小児でも、もう、重症化軽減の決定打としての新治療薬が出るなら(さっさとやれ)、わざわざ、「今の新型ワクチン」はいらんというところまで言えるのに。

 

2010-01-08 12:24:42 ihepの投稿

リスク2・5倍の遺伝子を特定 肥満でない人の2型糖尿病

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 生活習慣や生まれつきの体質などによって起きる2型糖尿病のうち、太っていない人の発症に特に強く関連する遺伝子を特定したと、東京大や東京女子医大などが7日付米人類遺伝学会誌(電子版)に発表した。肥満でない日本人では、この遺伝子の違いによる発症リスクは2・5倍という。

 欧米では2型糖尿病は肥満の人に多いが、日本などアジアではやせた人も発症する。徳永勝士東大教授(人類遺伝学)は「この遺伝子は、その違いにかかわる要因と考えられる」と話している。

 この遺伝子は、血糖量を下げるインスリンの分泌を抑える「KCNJ15」。研究チームは、塩基配列1カ所の違いによりインスリン分泌が必要以上に抑制され糖尿病になりやすい“リスク型”があることを突き止めた。

 日本人の2型糖尿病患者約1600人と健康な人1700人を調べると、リスク型は患者の10%、健康な人の6%。体重と身長から算出する体格指数(BMI)が24を超える肥満になったことがない患者に限ると14%。

 リスク型の人が糖尿病を発症する危険性は通常型の1・8倍、肥満でない人に限ると2・5倍との結果になるという。(共同)


コメント:


 日本人の・・・ということが重要。

まあ、この発見から、2型糖尿病の新薬を創りだすことは、まだまだ難しいが、この新しい発見と既存の治療薬・治療法との融合で、新しい治療法の突破口は開けるだろう。


 2型糖尿病の患者さん及び健康人の皮膚繊維芽細胞からiPS細胞を創って、「KCNJ15」を「基点」にしていろいろ調べてみればいい。私でさえ、いろんなアイデアが浮かぶが、ここでは書きません(笑)。

 ただ、iPS細胞から膵臓細胞への分化誘導は難しかったが、米国では、その方法の1つがすでに特許申請(本出願)されていることもあり、上記のiPS細胞利用の「2型糖尿病研究」は、糖尿病・代謝内科の医師らが「本気」で取り組む価値がある研究だと思う。

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