国内産の新型インフルエンザワクチンを健康な成人が2回接種しても、
1回接種した効果とほぼ同じであることが11日、厚生労働省の臨床試験で分かった。
同省はこの結果をもとに、
「原則2回接種」としている「1歳未満の小児の保護者」や「基礎疾患(持病)がある患者」、
「持病のない65歳以上の人」への接種回数を検討する。
先月16日、1回接種の結果で免疫を高める効果があることが確認されており、
同省は10月19日から始まった医療従事者などへの接種は1回としている。
今回の臨床試験は健康成人200人を対象に実施、9月中旬に1回目の接種、
3週間後に2回目の接種を実施して、免疫を高める効果があるかどうかを確認した。
1回目では接種した人の約4分の3が免疫効果があったが、2回目もほぼ変わりがなかった。
(日経新聞)
・・・で、別の報道。
新型インフルエンザワクチンの接種回数について議論する、
専門家らによる厚生労働省の意見交換会が11日開かれ、
国産ワクチンを2回接種しても、
1回だけの場合に比べ効果の上乗せはなかったとの臨床研究結果が報告された。
現時点では優先接種対象者の接種回数は、医療従事者を除き2回が前提だが、
今回の結果を受けて専門家らは、「基礎疾患(持病)のある成人」「乳児の保護者」、
「65歳以上の高齢者」、さらに「妊婦」についても「1回で問題ない」との見解で一致した。
会議に途中まで出席した足立信也政務官は「可能な限り速やかに行政判断したい」と述べた。
1回接種が決まれば、ワクチンを節約して、全体的に接種時期を前倒しできる可能性がある。
臨床研究は、9月中旬から国内4カ所の医療施設で、健康成人200人を対象に実施された。
報告によると、2回接種しても1回の場合と効果に差がなかった。
意見交換会では、専門家からは「1回の接種で既に抗体が上昇し、
2回目で上がる余地がなかったと考えられる」などの見方が示された。
意見交換会には、ワクチンや感染症の専門家、患者団体の代表らが参加した。(共同)
コメント:
どうにか、1回ですむようにして、
できるだけ全国民に新型インフルワクチンをいきわたるようにするための
「証拠」がどうしても欲しい政府が頭を捻ってやられたことですわ・・・。
もう、待ちかねて飛びつくように、この程度の試験結果に「ダイブ」し、
1部の大御所(御用学者)と「患者団体」代表やMediaを大いに活用し、
「公開議論」の形をとって必死に脇を固めようとしていますね(笑)。
どんな事でも、そうですけど、霞ヶ関の官僚というのは、都合の良い数字「だけ」をピックアップして、それを元に立論するのが得意ですというか・・・「習性」です。
こういう調子だから、他の(今までの)医薬品承認審査のレベルも、
良くわかるでしょう?
まあ、25%強の方は全く「免疫効果」すらも無いのだから、これから少なくとも判定後、そういう人たちには、お金を返金したらいかがでしょう?その他の人々についても、打っても、予防効果も?だけどね。重症化予防効果ですら、前から言ってるように怪しい・・・。
それにしても、何を、ワクチンのことだけ、ここまで必死にやらなきゃならんのか・・・。どうしても・・・というなら「重症化」しやすい小児やハイリスクの人々への接種で十分。国民全員になんか必要ない・・・今の新型インフルワクチンは!
そして、それよりも、彼らの方のために「今すぐ使える、新薬の限定的承認」の
方が先だし。。。
他にも重要な問題は、山ほどあるのに・・・。
P.S; ブログのタイトルを変えたら、余計に言葉がきつくなった私・・・。
まあ、もうすぐ大人しくしようかと思ってますから・・・勘弁ね!