菅直人副総理兼国家戦略担当相は22日、NHK番組で、
行政刷新会議の事業仕分けで大幅削減とされた次世代スーパーコンピューター開発予算に関し
「政策判断は政治的に行う。科学技術分野は見直すことになるだろう」と述べ、
概算要求を維持させる考えを示した。
2009年度概算要求で267億円の開発予算は事業仕分けで
「予算計上見送りに限りなく近い削減」と判定された。
作業を統括する民主党の枝野幸男元政調会長はフジテレビ番組などで
「経済効果がきちんと説明されていたら、今の結論にならなかった」と政府の説明不足を指摘。
「刺激的に判定したことが前向きの議論につながる」として、問題提起の意義を強調した。〔共同〕
コメント:
枝野氏は・・・「スパコンの経済効果」がきちんと説明されていなかった=政府の説明不足を指摘・・・か。
「日本の科学崩壊 1」で書いたように、管轄の省庁(文部科学省など)+業界人(科学者)のプレゼンが、いかに、ひどかったかということだ。
アホな、プレゼン1つで、科学技術予算が吹っ飛び、それで雇用されている人間の首(特に、弱い立場の、非正規職員らの首)が吹っ飛ぶ。
そんな、プレゼンの責任のほとんどは、年配の「トップ研究者」ですよ。
日本の科学技術を奈落の底に引き釣り込むようなプレゼンをした責任者(トップ研究者)は、無能さもさることながら、責任をとって退場すべきです。
彼らこそ、「仕分け」の対象でしょう。
問題提議の意義があったと仰るが、一連の仕分けで、仕分けされなければ、ならないのは、無能な「科学者」、「担当官僚」・「政治家」(今回の「騒動」の責任の順番で書いています)であると、わかったことが意義深い。
今回のことは「公開」されているから、「対象者」は逃げられませんよ(笑)。
そうならないならば、日本の科学者社会は、腐敗の度を強めるだけで、未来なんてありませんよ。有能だが、まともに雇用されていない研究者は、ごまんといる。
彼らを正当に評価しうるシステムをつくることこそが、急務なのですがね・・・。
逆に、この機会を利用して、社会に、Mediaなどを通して、今の日本の科学者社会の異常さを訴えるくらいになってほしいな・・・理念的な文句しかいってないで、行動しなよ、若手の研究者たち・・・。自分の未来は、自分で切り開かないとね!