「最年少記録」は随時更新?!:新型インフルで12歳男児死亡 横浜、国内最年少
テーマ:ブログ横浜市によると、新型インフルエンザに感染した同市内の市立小学校6年の男児(12)が17日、死亡した。気管支ぜんそくの既往症があったという。新型インフルエンザに感染した患者の死亡としては国内15例目。最年少で、未成年は初めて。
男児は2日に39度の発熱や嘔吐(おうと)の症状を訴えて医療機関で受診。熱が下がらず、意識がもうろうとなったため、3日に再受診し入院した。その際、心臓の筋肉が炎症を起こす心筋炎と診断され、治療を受けていた。
14日に横浜市衛生研究所の検査で新型インフルエンザと確認され、集中治療室(ICU)で治療を受けていたが、17日午後、頭蓋(ずがい)内出血で死亡した。心筋炎の治療を優先したため、治療薬タミフルなどは投与されなかったという。
横浜市の担当者は17日の記者会見で「新型インフルエンザ感染と、死因となった頭蓋内出血に因果関係があるかどうかは、現時点では分からない」としている。
厚生労働省によると、新型インフルエンザの感染は未成年に広がっており、12日までの1週間に臨時休校や学級閉鎖などの措置を取った小中学校、高校、幼稚園、保育園は前週の約2・8倍の約2100施設に上っている。
15日までの1週間に入院した102人(速報値)のうち、19歳以下の未成年は約8割にあたる84人。一方、約3割が基礎疾患(持病)があるなど重症化のリスクが高い人だった。
コメント:
これからも、報道では、このような、「不幸な最年少記録」が随時、更新されていくだろう。
それにしても重症化リスクが高いとされる疾患群の中に、「がん患者」が明記されていないのは問題である。「インフル」の専門家で、どうも、これに気づいている人は少ないようだ。
癌の治療及び研究に携わる専門家なら、季節インフルのときでさえ、「がん患者」がインフル感染で命を落とすことが結構あることは、わかっているが・・・。
「がん患者」は、抗がん剤や、その他の治療で通常よりも免疫力が低下しているから、今回のような「第1波」でも、罹れば重症化するリスクは高い。
ハイリスク群の中に「がん患者」(癌種を問わず)を明示すべきだ。