2009-07-19 01:52:54 ihepの投稿

インフルエンザの新規治療薬状況

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塩野義製薬は17日、インフルエンザ治療薬「ペラミビル(一般名)」について、最終段階となる
第3相臨床試験(治験)を終えたと発表した。有効性は既存の治療薬「タミフル(商品名)」と
比べ同等以上で、年内に厚生労働省に承認申請する方針。
有効性が確かめられたことで、初の国産治療薬が同社が目指す2010年秋に登場する可能性が
高まった。

ペラミビルはインフルエンザウイルスが増殖するのに必要な酵素の働きを阻害する。
経口剤ではなく、静脈に注射する。

塩野義は日本、韓国、台湾で国際共同治験を進め1099例のデータを収集。患者に注射してから
症状が回復するまでにかかった時間はタミフルとほぼ同じ80時間程度だった。
糖尿病などの疾患のある人は重症になりやすいが、そうした患者への効果も高かった。 (日経)



コメント:


ポスト・タミフルあるいはリレンザとなりうる候補の1つです。

他にも、有力な候補がありますがね。

単体だけでは、これが一番、承認が速いでしょう。


ただ、「(異例に)審査が速くて」も、2010の秋以降ですので、

今年の秋以降の「第2波」には、間に合いません。

2009-07-18 05:18:43 ihepの投稿

まあこんなもん;メタボ健診、受診率は36% 08年度協会けんぽ

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 40~74歳を対象にした特定健診、通称「メタボ健診」の2008年度の受診率は、
全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入する中小企業の従業員らの全国平均で35・9%だったことが17日、
協会けんぽのまとめで分かった。

 配偶者などの扶養家族は全国平均で11・2%にとどまった。

 メタボ健診は昨年4月に導入され、協会けんぽには扶養家族を含め約3500万人が加入。

国が12年度までに協会けんぽの達成するべき目標として受診率70%を掲げていることを踏まえ、

従業員60%、扶養家族40%を目指したが及ばなかった。

 都道府県別では、従業員の受診率が最も高かったのは山梨の53・3%で、

島根の52・4%、新潟の51・7%が続いた。

 最も低かったのは大阪の21・9%で、以下は東京の28・0%、

埼玉28・1%の順。山梨と大阪では約2・4倍の格差があった。


 協会山梨支部は「医療機関などが少ない地域に健診車を回すなど努力した結果」と強調。

大阪支部は「1日かけて健診を受けることを嫌う人が多かったのではないか。

健診の重要性をアピールしたい」と話している。



コメント:


 最も、メタボ関連疾患にかかりやすい要因を持つ、日本の2大都市の受診率が、

最低を競う結果。まあ、予想通りだな。


 メタボ健診自体の効果も、まだ「十分明らかではない」のに、これ以上、宣伝しても無意味。メタボの定義すら、見直さねばならんのだから・・・。




2009-07-17 00:52:54 ihepの投稿

日本のワクチン輸入は「残念」 新型インフルでWHO・進藤氏

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 世界保健機関(WHO)の進藤奈邦子医務官は16日、
都内での講演会後に記者会見し、
日本が新型インフルエンザのワクチンを海外から輸入する考えを示していることについて
「国際社会で希少なワクチンをさらに日本が買ってしまうのか、
私としては残念な印象を持った」と述べた。

 舛添要一厚生労働相は今月10日、

秋以降の新型インフルエンザの本格流行に備えて、

国内製造分では不足する1500万~2千万人分のワクチンを海外から輸入する考えを示した。

これに対し進藤医務官は「日本のワクチンメーカーには、

東南アジアの発展途上国へのサポートについて

国際社会から強い期待がかかっている」とした上で

「日本の輸入には国際社会が驚くのではないか」と指摘した。


 さらに「日本は途上国にワクチンの技術移転をして貢献すべきだ。

技術者を派遣して現地の工場を指導し、

生産能力をつけさせるべきだ。労働力も安価なので、

ワクチンの価格も下げられる」との考えを示した。(共同)



コメント:


 新型インフルのワクチンの効果は、さておき、

記事の最後の段落が気になった。


日本の途上国への「技術移転」には同意する。

現地の方達が、自力でワクチンを創れるようになれば、

あらゆる面で良い。


 

 あくまでも、ちゃんと「ワクチン」が効くという前提のことだが、

たとえば、雇用創出にもつながる。

また、途上国からのウイルスの「輸入」を防止することにも

ある程度の効果があるだろう。


 いや、だからこそ医務官に言いたいのは、日本企業の経済活動としては、

日本だけよりも、途上国の「安い労働力」で安価にワクチンを創らせて「輸入」し、

日本国内で「高く売る」のは「利益の最大化」を目指すうえで合理的なんですよ。


 残念ながら、人道的な理由だけで営利企業は動かない。

いつもの「産・学・官」の「いやらしい連携構図」を見る思いだな。 

2009-07-16 13:02:31 ihepの投稿

オイオイ;徳洲会、病腎移植月内にも実施へ 4センチ以下腫瘍対象

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 医療法人徳洲会は15日、がんなど病気の患者から摘出した腎臓を第三者に移植する「
病気腎移植」の臨床研究について、グループの倫理委員会で承認を得たと発表した。

対象は直径4センチ以下の腫瘍の腎臓。
月内にも宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)と東京西徳洲会病院(東京都昭島市)で
実施できる体制が整うという。

 親族間で、対象の病気を限定しない病気腎移植もする。

それぞれ5年以内に5例ずつの計画。


 徳洲会によると、第三者間の移植は、患者が病気の腎臓摘出を希望し、

提供に同意した場合に移植に使う。移植を受ける患者は、

特定非営利活動法人(NPO法人)「修復腎移植ネットワーク」に登録。

血液型が適合するなど優先順位が高い5人を選定し、症状の重さなどから1人に絞り、

2病院のいずれかで移植手術を受ける。移植後は腎臓が機能しているかや、

がんの再発の有無などを1年間経過観察する。


 提供施設は、徳洲会グループ内と協力病院の計7施設。関西地方に多く、

徳洲会は「1例目は宇和島で行われるのではないか」とみており、

どちらの病院でも宇和島徳洲会病院の万波誠医師が立ち会う見通し。




 コメント:


 2年前に、この国を代表する大学病院の院長が、私に「みんな、なんでもかんでも新しいことをやりたがるんだね・・・。」と連れションしている時に仰いました。


 それから、2年・・・。人体実験さながらの、意地の「臨床研究」ですな。


 こんな「研究」が許されるなら、たとえば、

ヒトiPS細胞の再生医療への応用に関する臨床研究も、

今の段階で、すぐはじめても「許される」ことになりますよ。


 世界中から白い目で見られながらですが。




 

2009-07-16 01:36:10 ihepの投稿

今回の総選挙候補者と、日本の行方

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今回の民主党候補の20人以上が「マスコミ出身者」。

自民党の候補者は10人くらい。


 自民党は、地方議員からが多い。また、霞ヶ関のキャリア官僚が多いからだめというが・・・。


 じゃあ、そのキャリアについて解説しておこうか。

自民党の候補は、比較的、年配のキャリア官僚で、事務次官レースからリタイアした40後半から50代。まあ、良くも悪くも、お国のために長年働いてきた。


逆に民主党は、アラサーの若いキャリア官僚。彼らは、東大卒業後、「優秀な成績で霞ヶ関に入り、税金でハーバードなどの超一流大学院でMBAなどをとったあげく、

さっさと辞めて、政界へか「外資」へと転身した方。

・・・で、こういう方が、民主党の候補の20%を占める。



判断するのは有権者の皆さん。


 今回、政権交代は、おこるでしょう。

しかし、変わらないどころか、悪くなる可能性もあると言ってきた。


今回、霞ヶ関埋蔵金を自民党は、下野する前に使い切るだろう。

そうしたあと、政権担当した民主党は、当分の間、財政難で困難な問題に立ち向かっていかねばならない。しかも、「結果」がすぐに求められる。


しかし、この状況で「結果」を出すのは無理だし、上記のような「性根」の持ち主。


 だから、あまり過大な期待を持つのはやめましょう。

・・・と私は思いました。



2009-07-15 15:40:08 ihepの投稿

国内感染者3千人超す 新型インフル

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 厚生労働省は15日、国内の新型インフルエンザ感染者が3千人を超えたと発表した。
感染確認は同日までに、検疫段階を含めて全都道府県に拡大しているが、
重症例は報告されていない。

 国内感染状況のサーベイランス(監視)について、

厚労省は今後、感染者の個人単位での全数把握をやめ、集団感染に特化する方針。


切り替え時期は当初、今月中旬を目指していたが、

担当者は「医療機関の届け出基準などについて検討を重ねており、

月内には変更したい」としている。


コメント:


 新型は、夏でさえ、毎日、驚異的な数で増加中である。

私の洞察・予想が当たったことになるが、今、「夏風邪」とか思ってる方、

ちゃんと、診察してもらってくださいね。



2009-07-14 21:31:18 ihepの投稿

新型ワクチン、医療従事者を優先 WHOが勧告・・・私は遠慮しときます。

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 【ジュネーブ14日共同】

 世界保健機関(WHO)は13日、新型インフルエンザのワクチンについて、
医療従事者への接種を最優先とすることを盛り込んだ勧告を公表した。

 新型ワクチンの供給が始まるのはことし9~10月の予定だが、

当初は供給量不足が必至。


勧告は「すべての国は医療従事者への接種を最優先し、

保健インフラを守るべきだ」と指摘した。


 その上で、妊婦や慢性疾患を抱える人、15~49歳の健康な人など、

これまでの感染状況から重症や死に至るリスクが高いとされる層ごとにグループ分けし、

接種の優先順位を各国がそれぞれの状況に応じて考慮すべきだとした。

WHOとしてグループ間の順位付けをすることは避けた。


 同日、電話での記者会見に応じたキーニー・ワクチン研究部長によると、

新型ワクチンに必要なウイルスの培養のペースは、通常の季節性インフルエンザ用に比べ、

現時点で25~50%程度にとどまっており、

「フル生産時に年間49億回分」としていた従来の生産能力見通しは下方修正される方向だ。



コメント:


 私は、遠慮しておきます。

効果が不明なものを「身体の中に入れること」を、他人に勧めることも、お断りします。



2009-07-14 11:59:26 ihepの投稿

インフルエンザワクチンの生産能力をどれだけ新型インフルエンザに割くべきか試算(笑)

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東大生産研、インフルエンザワクチンの生産能力をどれだけ新型インフルエンザに割くべきかを数理モデルで計算

 東京大学生産技術研究所の合原一幸教授と鈴木秀幸准教授は、季節性インフルエンザと新型インフルエンザに対するワクチンを適正に生産する指標となる数理的なモデルを構築したと、2009年7月10日に発表した。日本の限られたワクチン生産能力を正しく割り振ることで、インフルエンザの被害を最小限に抑えることが目標だ。

 季節性インフルエンザと新型インフルエンザが同時に流行し、インフルエンザに感染していないヒトを奪い合うというモデルを使って、微分方程式で記述した。世界中で発表されているデータから、インフルエンザウイルスの再生産数、インフルエンザワクチンの効果などのパラメーターを組み込んだ。季節性インフルエンザによる死者と、新型インフルエンザによる死者を合わせた総死亡者数を最小化することを目標に最適化計算を行った。季節性インフルエンザの再生産数(1人の感染者が新たに感染させる人数)は1.3という値が推定値として広く使われているが、新型インフルエンザの再生産数は不明であるため、1.04から1.82まで幅を持たせている。また、新型インフルエンザの致死率も同様に幅を持たせた。

 09年度の場合、既に4000万人の季節性インフルエンザワクチンが製造済み。新型インフルエンザのワクチンの製造は7月以降に開始される。年度内に製造可能な新型インフルエンザワクチンは2500万人分だ。研究チームのモデルによると、新型インフルエンザウイルスの再生産数のパラメーターが1.17以上になる場合、可能な限り多く、できれば2500万人分の新型インフルエンザワクチンを早急に製造・接種することが、総死亡者数を最小限に抑える鍵となる。これまでの調査で新型インフルエンザの再生産数は1.5から1.6と見積もられていることから「09年度の秋冬に備えて、季節性インフルエンザワクチンの生産を新型インフルエンザに切り替える判断を下したのは適切だった」と合原教授は話す。

 なお、2010年度以降はワクチン製造資源の約8割を新型インフルエンザに配分することが最適という解を得ている。今回の数理モデルは、ヒトとヒトとの接触を均質なものと見なし、再感染は無視するなど、インフルエンザ流行の状況を簡略化している。そこで研究チームは年齢や職業による接触パターンの違い、基礎疾患のデータや、再感染の可能性を数理モデルに取り込む改良を実施中だ。最適なワクチン接種計画を構築した結果を公表する予定という。

 合原教授らはまた、東大空間情報科学研究センターの関本義秀特任講師らと共同で、東京都市圏における新型インフルエンザの感染状況をシミュレートするシステムを開発中であることも発表した。人の流れを1分ごとに追跡したデータとインフルエンザ感染拡大モデルを組み合わせたもので、外出規制や学級閉鎖、ワクチン接種の効果を評価するために使用する。(BJT 増田智子)




 コメント:


彼等の数学能力は、賞賛するが。(といっても、まあまあだけどね。)

こういうことをやるなら、最低現の医学の知識くらいは、

学習してからやったほうが、いいと思いました。


 彼らは、季節にしろ新型にしろ、ワクチンがかなり有効だということに基づいて数理モデルを構築していますね。

 この時点で、素人以下ですな。すいません、言い方がきつくて。でも、私も、東大教授なんで、文句言わせてね。しかも専門は、医学なんで。


 他にも、あまり無視しないほうがいいパラメータを無視してるし、目立ちたいだけですか?こういう試算を、1流の英文論文や一流の国際学会で発表したら笑われますよ。というか、このままじゃ、そういうところには、受からないけどな(笑)。


 文句があれば、いつでもどうぞ!暇じゃないけどね。夜中とか、週に2回ほどなら今日みたいに、昼ごはん時になら、いいよ。


まあ、私は、人の命に関わる研究をいい加減にやられるのが嫌なだけですよ。


 





2009-07-14 06:52:47 ihepの投稿

どうでもいいが総選挙の日の予想・・・当たりそう・・・でもなあ・・・

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 3月くらいに、ここで早々と予想していた総選挙は9月というのが、

ほとんど、あたりそうじゃないか(笑)。

 各紙も報道しているように、8月30日投開票だそうだから。


でもなあ、この解散・総選挙前の株価(日経平均)は、低いままだし。

通常、あがって、選挙後下がるけどね。(今日は、多少あがるでしょうが)。


 まあ、一般国民の景気感覚・雇用統計からすれば、「まだまだ、どころか、ますます悪くなっている」からなあ。


 せめて、安心して生活できる世の中であってほしいけど・・・。


選挙結果が、どちらに転ぼうが、期待薄。

2009-07-14 00:17:13 ihepの投稿

新型ウイルスは肺で増殖 論文発表、免疫は90歳超か

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新型インフルエンザウイルスは、季節性インフルエンザのウイルスに比べて肺で増殖しやすいことを、東京大医科学研究所などのグループがサルなどを使った動物実験で突き止めた。13日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

 米国やメキシコで新型インフルエンザに感染して重症化した患者でも、

ウイルス性肺炎を起こしたケースが報告されており、

今回の実験結果はこれを裏付けた。


グループの河岡義裕東大医科研教授は

「新型インフルエンザのウイルスの病原性は季節性とは明らかに違う」と指摘している。


 また、60歳より上の高齢者の一部が新型への免疫を持っているとの報告があるが、

同グループが行った血清調査の結果、90歳超でないと免疫がない可能性が出てきた。

 河岡教授によると、実験ではカニクイザルなどに新型と季節性のウイルスをそれぞれ感染させ、

体内のさまざまな部位でウイルスがどれくらい増殖するかを調べた。

するとカニクイザルの肺では、季節性のウイルスはその一部でしか増殖しなかったのに対し、

新型は肺の全体で、季節性を上回る増殖が確認された。


 一方、国内の各年齢層計約250人の血清を使って

新型インフルエンザウイルスに反応する抗体の有無を調べたところ、

抗体を持っていた人の多くは、1918年以前に生まれた人たちだった。


 コメント


ということです。

新型の第2波では、高齢者も要注意だよ。

おまけに季節インフルもくるし、ハイブリッド型も来るし。





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