インフルエンザの新規治療薬状況
テーマ:ブログ塩野義製薬は17日、インフルエンザ治療薬「ペラミビル(一般名)」について、最終段階となる
第3相臨床試験(治験)を終えたと発表した。有効性は既存の治療薬「タミフル(商品名)」と
比べ同等以上で、年内に厚生労働省に承認申請する方針。
有効性が確かめられたことで、初の国産治療薬が同社が目指す2010年秋に登場する可能性が
高まった。
ペラミビルはインフルエンザウイルスが増殖するのに必要な酵素の働きを阻害する。
経口剤ではなく、静脈に注射する。
塩野義は日本、韓国、台湾で国際共同治験を進め1099例のデータを収集。患者に注射してから
症状が回復するまでにかかった時間はタミフルとほぼ同じ80時間程度だった。
糖尿病などの疾患のある人は重症になりやすいが、そうした患者への効果も高かった。 (日経)
コメント:
ポスト・タミフルあるいはリレンザとなりうる候補の1つです。
他にも、有力な候補がありますがね。
単体だけでは、これが一番、承認が速いでしょう。
ただ、「(異例に)審査が速くて」も、2010の秋以降ですので、
今年の秋以降の「第2波」には、間に合いません。