2009-06-23 15:09:40 ihepの投稿

女性臨床医がインフル感染 外来患者から感染の可能性

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 さいたま市は22日、同市立病院(同市緑区)に勤務する女性臨床研修医(24)の

新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。


最近の海外渡航歴はなく、市は外来患者から感染した可能性もあるとみて、

感染経路を調べている。


 市によると、研修医は20日から21日にかけのどの違和感や発熱を訴え、

22日夜に市健康科学研究センターの検査で感染を確認した。


 研修医はその間、内科入院病棟で患者数人を診察したが、

今のところ診察を受けた患者や病院に勤務する医師、

看護師に新型インフルエンザの症状は出ていないという。



コメント


まあ、普通におこりうる事態です。



2009-06-22 21:44:05 ihepの投稿

5時間にわたる取材(笑)

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今日の午後は、しゃべり、まくったな・・・。


仕事の打ち合わせで2時間。

そして、全国紙の記者から取材を延々、5時間も受けた・・・。

授業するより、しゃべり疲れた(*^▽^*)


この間、飲食なし(笑)。しかし、先方さんも、よく耐えたもんだな。


明日も、こういう調子だな。

まあ、その前に、臨床もあるけれど・・・。


さて、これから論文の続きを書こうっと。

2009-06-22 12:49:22 ihepの投稿

郵便局社員が新型インフル感染 東京・赤坂、窓口業務も

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 日本郵政グループの郵便局会社は22日、
赤坂通郵便局(東京都港区)の男性社員(43)が
新型インフルエンザに感染していたと発表した。

海外旅行から帰国後、マスクを着用しながら窓口業務もしていた。
本人のほか、同僚社員ら同郵便局で普段勤務している6人も全員自宅待機とし、
健康チェックを受けている。

 同郵便局は窓口や現金自動預払機(ATM)コーナーなど店内を消毒した上で、

近隣局から社員の派遣を受けて通常営業している。

 男性社員は都内在住で、11日から18日まで友人ら数人とハワイ旅行し

、19日に出勤。せきが出るためマスクをして同日午前11時から2時間、

窓口で預金業務に当たった。


20日に保健所に相談し、21日に感染が確認された。

発熱はないが、せきや体のだるさが続いているという。(共同)



コメント:


 ここでもよく書いているが、帰国者は、気づかないうちに感染している可能性が高い。彼らの中で、「あれっ?ちょっと体調おかしいな」と感じた方は、まあ、ほぼ「感染疑い濃厚」と考えてよいから、ちゃんと、しかるべき医療機関を受診してね。

2009-06-21 13:47:38 ihepの投稿

ちょっと休憩中・・・

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 ほとんど家に帰らず(帰れず)仕事をし、

エアポケットの時間帯に、ブログの更新なり、メールなりをしています。

 これでも、一時期に比べれば、ましになったほう・・・。



 で、明日も全国紙の記者さん(先日とは別の新聞)の取材を長時間、受けなきゃいけないので、また、こられる記者さんが女性なので、身だしなみには気をつけないとな。写真とられそうだし・・・(これは拒否)。


 ということで、これから、ちょっとリラクゼーションを兼ねて「ヘッド・スパ」をうけにいって来ます。


 とっても腕と感じの良い美形のお姉さんに、いつもお願いしてます。


場所ですか・・・駒場です。これ以上は、言いません(笑)。

2009-06-21 09:59:46 ihepの投稿

非肥満者でも首回りのサイズが睡眠時無呼吸の重症度に影響っていわれてもなあ

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雨ですねえ・・・。


では、NIKKEI NETの報道から・・・。



肥満が閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の主要な危険因子となることは
知られているが、肥満でない人でも多くの人にこの症状がみられることが、

新しい研究で示された。
 
今回の研究では、ボディ・マス・インデックス(BMI、肥満指数として用いられる)が

18.5~27の非肥満成人5,426人のうち54%にOSAがみられ、

そのうち約半数は軽度であったが、残りの
半数は中等度から重度のOSAであった。


特に、首回りの太い中高年の男性に中等度から重度のOSAがよくみられたという。

研究グループは、非肥満者でOSAのある人とない人についてエプワース眠気尺度
(昼間の眠気を測定する標準化された方法)の結果と、首回りサイズに有意な差が
みられないことがわかって驚いたという。

このうなことから、「肥満でないOSA患者の50%以上が軽度であり、

この層の患者については、 携帯用監視システムよりも

実験室で行う睡眠ポリグラフのほうが正確に評価できると考えられる」と、
米SleepTech社(ニュージャージー州ウェーン)の医療監督者

Teimur Yeligulashvili氏は述べている。


この研究は、米シアトルで開催された睡眠専門家協会(APSS)

年次集会(SLEEP 2009)で発表された。

過去の研究では、OSAが心疾患、肥満、糖尿病、高血圧、死亡リスク

の増加などの重大な健康上の問題と関連することが示されている。



コメント

 まあ、首回りのサイズを減らせといわれても難しいな。


で、この研究では、BMIが18から27を「非肥満」と定義している。


・・・あれっ?


 日本肥満学会によると、BMIが25以上の場合が肥満。

そして、BMIが18.5未満である場合は低体重とされている。


 BMIの計算式は世界共通であるが、

肥満の判定基準については国により揺らぎがある。

 しかしそれでも一応、WHOでは25以上を「標準以上(overweight)」、

30以上を「肥満(obese)」としています。


 この1点だけをみても、この研究は×ですね。やり直せ!

ほかにも、知りたい情報はあるけれど・・・。


2009-06-21 00:15:10 ihepの投稿

「手術か、ラジオ波か」肝臓がん治療の比較試験始まる

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早期の肝臓がんに対し、手術とラジオ波治療のどちらが優れているか、比較する
多施設共同研究(SURF試験)が始まる。
主任研究者の東大教授、国土典宏さんらが発表した。

肝臓がんの治療ガイドラインでは、肝機能が低下していない患者で、3センチ以下のがんが
3個以内の場合、切除手術か、体の外から電極針を刺しがんを焼くラジオ波治療を勧めている。

ただし、現状では、長期的にみて、どちらが優れているか結論が出ていない。
国土さんは「患者の治療方針が、主治医の経験、得意不得意に左右されている。
優劣があるかどうか、客観的に評価するための研究が必要」と話す。

この研究には全国の75医療機関が参加する。対象は20歳以上80歳未満で、
初めて肝臓がんが発生した患者。
年齢層などを調整したうえで、手術とラジオ波治療に無作為で300人ずつに振り分ける。

3年以内に計600人を登録し、登録終了の3年後に、再発のない生存率を調べる。
登録5年後に全生存率を調べ、公表する。

国土さんは「二つの治療の説明を聞いて迷う方は、ぜひ、この試験にご参加下さい」
と患者に呼びかける。

(2009年6月18日 読売新聞)



コメント:


こうした試験をランダム化比較試験という。

臨床研究の中では、一番、精度が高いとされている。

ただし、このくらいの数では十分なことは言えないけどね。


まあ、それでも、ようやく、長年、学会でも話題にされてきた、

手術VSラジオ波(RFA)の比較検討がなされるわけだ。

なお、後者は「内科的」といっていい。まあ結果を「生暖かく」見守ろう。


で、ちょっと、タイムマシーンに乗って、5年後の未来へ・・・。


両者間で差がありませんでした・・・

当該対象の肝臓癌患者にはRFAが第一選択になるだろう。

(こちらのほうが、患者の負担が軽いから。)


手術が勝ちました・・・手術が第一選択。

(ちなみに、この情況の患者さんは肝臓癌でも、

わかりやすく言えば「初期」のほうだからね。)


でも、どういう結果が出ようとね、その結果は、

結局、平均値としての結果でしかない。


つまり、個々の患者さんにとって、どちらがいいかは、わからない。


また、この両者、いずれをとるにせよ、

施術後の癌の再発抑制が問題となる。

なんせ、3年で70%くらいは再発するからね・・・。


で、再発を劇的に減らせる医薬品の開発をしてるのさ。

1つはフェーズ3だし、近いうちに出る。


実は、私のiPS細胞研究でも使ってる。

2009-06-20 19:00:00 ihepの投稿

<解散総選挙>先端研究支援対象「私が決める」 首相、選定に積極姿勢報道から予想できる「その時期」

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 政府の総合科学技術会議(議長・麻生太郎首相)が19日、首相官邸で開かれ、
2700億円の基金をつくり、世界をリードする30程度の最先端研究に資金を
助成する新しい制度「最先端研究開発支援プログラム」の運用方針をまとめた。

 会議で麻生首相は「最終的には私で決定させていただく」と

支援対象の選定作業に積極的にかかわる姿勢を強調。


自ら座長を務め、有識者ら13人で構成する「最先端研究開発支援会議」を設置し、

今月中に初会合を開く。


 内閣府が今月下旬以降、対象となる課題・研究者の公募を開始。


約1カ月で締め切った後、有識者らのワーキングチームで候補を60程度選び、

さらに首相らによる支援会議で30程度に絞り込む。

8月下旬に総合科学技術会議で正式決定する。


 運用方針によるとこの資金は3~5年間、年度をまたいで使えるのが特徴。

研究者は研究に専念してもらうため、事務を担うサポートチームも備え、

日本の競争力強化を図る狙いという。

 基金は本年度補正予算で独立行政法人日本学術振興会に全額支出し、創設する。(共同)



コメント:


 医学研究者である私にとっては、見過ごせないニュースなんです。


ただ、このニュースから読み取れる「解散総選挙」の時期については、

関心をもたれるのではないでしょうか?


麻生首相は、上記の超高額研究助成についても「俺が決める」といいました。

巷間伝えられているように都議選惨敗で「麻生降ろし」・・・

首相退陣なら、これはできませんけどね(笑)。


・・・で、首相の腹の中(解散権の行使に関する)が読めるわけです。


6月の最終の木・金曜日くらいから公募が始まるでしょう。

そして、約1ヶ月の公募を経て、専門家が審査して、

その上で首相が絞り込むわけ。


とすれば、7月20日半ばあたりに締め切りで、

専門家による審査が、もう「異例のスピード」でのお盆前には終了でしょう。

で、首相らがお盆明けから3-4日で「適当」に絞って(決めて)、

8月31日前後に最終的に正式決定。


 ということは、麻生首相は、お盆明けくらいまでは、

決定権を持つ首相でいる腹づもりなんですね(笑)。


 とすると、首相とすれば解散は、

そのあたりまで引っ張りたいのだろうね(笑)。

その場合、彼が選挙をしたい本音の時期は、9月ですね。


さて、どうなることやら(*^▽^*)


 

2009-06-20 06:27:30 ihepの投稿

米国の感染2万人突破 新型インフルエンザ

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 【ワシントン19日共同】米疾病対策センター(CDC)は19日、米国での新型インフルエンザの感染者が、感染がほぼ確実な人も含めて2万人を超え、2万1449人になったと発表した。

 1週間で3500人以上増えた。死者は42人増え、87人になった。


・・・との報道だが。米国でも死亡率は、まだ0.4%台をキープか。

このウイルス・・・なかなかしぶといな。


 特に、感染蔓延国にいかれる方はお気をつけて。

そこから帰国される方は、体調に異変を感じたら、なるべく早く適切な医療を受けてくださいね。


 



2009-06-20 05:55:05 ihepの投稿

赤ワインと健康増進・・・そのメカニズムの解明

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 適量の赤ワインが健康によいことはすでに知られているが、

その理由がついに明らかにされた。


ワインに含まれる成分の1つ、レスベラトロール(resveratrol)

と呼ばれるポリフェノールに疾患予防効果があることは以前からわかっていたが、

その体内での作用機序についてはこれまで明確にされていなかった。


 「レスベラトロールの利益は極めて幅広く、

癌(がん)予防、心臓や脳の損傷からの保護、炎症などの加齢による疾患の軽減、

糖尿病および肥満の解消、他ににも多数ある」と、

研究著者の1人でオーストラリア、

クイーンズランド大学生物医科学部准教授のLindsay Brown氏は述べている。


今回の研究は、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental Research」

オンライン版に6月10日掲載された(印刷版は9月号に掲載予定)。



Brown L, etal. The Biological Responses to Resveratrol and Other Polyphenols From Alcoholic Beverages.


 Although excessive consumption of ethanol in alcoholic beverages causes multi-organ damage, moderate consumption, particularly of red wine, is protective against all-cause mortality. These protective effects could be due to one or many components of the complex mixture of bioactive compounds present in red wine including flavonols, monomeric and polymeric flavan-3-ols, highly colored anthocyanins as well as phenolic acids and the stilbene polyphenol, resveratrol. The therapeutic potential of resveratrol, firstly in cancer chemoprevention and then later for cardioprotection, has stimulated many studies on the possible mechanisms of action. Further indications for resveratrol have been developed, including the prevention of age-related disorders such as neurodegenerative diseases, inflammation, diabetes, and cardiovascular disease. These improvements are remarkably similar yet there is an important dichotomy: low doses improve cell survival as in cardio- and neuro-protection yet high doses increase cell death as in cancer treatment. Fewer studies have examined the responses to other components of red wine, but the results have, in general, been similar to resveratrol. If the nonalcoholic constitutents of red wine are to become therapeutic agents, their ability to get to the sites of action needs to be understood. This mini-review summarizes recent studies on the possible mechanisms of action, potential therapeutic uses, and bioavailability of the nonalcoholic constituents of alcoholic beverages, in particular resveratrol and other polyphenols.



 Brown氏によると、レスベラトロールが効果を発揮する機序として以下のことが考えられるという:



・高用量のレスベラトロールは、アポトーシスを増進することにより癌を予防する。


・低用量では、細胞保護を増進し、損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する。


・活性酸素を体内から除去するのを助け、細胞への血液供給を向上させる。



 このほか、消化管および肝臓ではレスベラトロールのほとんどが不活性化されていることから、

レスベラトロールが血流内に吸収される機序についても研究中である。


 同大学のStephen Taylor氏は

「興味深いことに、(赤ワインを)すぐに飲み込まずにゆっくりと口腔内の粘膜を通して吸収されると、

血中濃度が100倍になることがある」と述べている。(日経ネット)




コメント:


 興味深い実験結果の総説論文だ。


さらに、報道記事の最後の1文を読んで、ふと思ったが・・・。


 ワイン通が、ワインをテイステングする際、よく、最初の一口は、ワインを口で含むようにしてから飲む。


 では、この飲みかたを最初だけではなく、飲み干すまで継続して、赤ワインを適量飲めばどうなるのか?


 この研究が正しければ、レスベラトロールの血中濃度が、すぐに飲み込まないときの100倍になる傾向が観察されるのだろう。


 とすれば、「こうした飲みかたでの1杯」は、「がぶ飲みでの1杯」に比べて、より高用量のレスベラトロールを摂取したのと同様の効果がもたらされることになる。


 そして、「高用量のレスベラトロールは、アポトーシスを増進することにより癌を予防する。」効果が期待できるわけだから、先日(6月9日)の私のブログ記事もあわせて考えれば、こうした飲みかたでの1日1杯のワイン(赤ワイン)摂取ならば、バレット食道はもちろん、ひいては、広く、癌の予防が可能なのか・・・。


 更に、「低用量では、細胞保護を増進し、損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する。 」ことを踏まえれば、こうした飲みかたでの1日1杯の赤ワイン摂取の継続は、心臓に負担にはならない範囲で癌予防が可能になるか・・・。むしろ「従来から推奨されているワインの飲みかた」に比べて、より循環器疾患予防にも役立つかもしれないな。また、このくらいの摂取ならば肝臓にも、それほど負担にはならないし・・・。ヘタな薬よりは、ずっとまし(笑)。


 では、赤ワインの「飲みかた」を考慮に入れて、ヒトでの臨床疫学研究を企画するか・・・。


 でも、私は、遠慮せずに飲みますけどね(*^▽^*)


2009-06-20 00:28:11 ihepの投稿

<新型インフル>・・・恐れていたことが・・・。

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 中国・上海市で新型インフルエンザの患者から採取したウイルスに、
人の中で増殖しやすくなり、病原性が増す可能性がある変異が見つかったと、
東京大医科学研究所の河岡義裕教授が19日、明らかにした。

 現時点では、ほかに同様のウイルスは見つかっていないが、

河岡教授は「この変異を持つウイルスが拡大しないか、

注意深く監視する必要がある」と話している。

 このウイルスは5月、上海市の22歳の女性患者から分離された。

女性の病状は回復している。


 ウイルスの8本の遺伝子のうち、

PB2という遺伝子はウイルス増殖に関与するタンパク質を作る。

今回のウイルスでは、これまで世界各地で採取された新型ウイルスとは異なり、

PB2タンパク質の627番目のアミノ酸が「グルタミン酸」ではなく「リジン」に置き換わっていた。

 鳥のウイルスでここがリジンになると哺乳類で増殖しやすくなるとされ、

毎年人で流行するA型インフルエンザウイルスでも、この部分はリジンになっている。

 河岡教授は、この変異によって病原性が増すかなどを動物実験で確認したいとしている。

(共同)



コメント:


やっぱり、「新型」は予想通りの進化速度だな。

このまま、日本を含む世界各地で「第1波」のパンデミック情況が続けば、

上記のウイルスが「第2波」になる可能性がある。

「弱毒」ではなく「プレ・強毒」ぐらいのレベルと想定されるが・・・。


だから、今の「第1波」で、ワクチン創ってもなあと言ってるんですがね・・・。

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