2009-05-23 16:41:07 ihepの投稿

新型インフル:妊婦への抗ウイルス剤投与は「OK」、18歳未満の解熱剤投与は避けよ

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 【ジュネーブ23日共同】世界保健機関(WHO)は22日、新型インフルエンザ患者に対する治療指針を公表、解熱剤や鎮痛剤として使われるアスピリンなどサリチル酸系製剤の使用を18歳未満の若年層では避けることなどを盛り込んだ。若年の新型インフルエンザ患者にアスピリンなどを処方すると、急性脳症などを伴うライ症候群と呼ばれる症状を引き起こす危険があるためとしている。

 同指針によると、これまで分かっている範囲では、大半の感染者が入院や抗ウイルス剤の投与を必要とせず、サリチル酸系でない解熱剤などは補助的に投与することは可能。

 タミフルなどの抗ウイルス薬は妊婦、肺炎などの呼吸器疾患のある患者などには効果があり、初期の段階での投与が望ましいという。


コメント:


 前半は良いとして、タミフルなどの抗ウイルス薬の妊婦への投与については、若干、注意すべき点があるけれど・・・。

 季節インフルでの妊婦や授乳中の女性への安全性が確立されていないので。


 ただ、彼女らは、今回のハイリスク対象者なので、日本の学会も急転、使用に踏み切る声明を出しました。


 ただし、こういう事情があることは、皆さん、知っておいてね!

2009-05-23 16:29:01 ihepの投稿

新型、ワクチン種選択は容易 免疫反応の特性同じ

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 【ワシントン22日共同】米国とメキシコで広がっている新型インフルエンザウイルスについて、人間の免疫反応を引き起こす抗原性はほぼ同一であることが遺伝子解析で分かったと、米疾病対策センターの研究チームが22日、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。チームは「ワクチン製造の種となるウイルス株選択は容易だ」としている。

 また、ウイルスは豚由来と確認し、今後は豚の群れでの感染状況の監視が重要だと指摘した。

 チームは両国の感染者から採取した70以上のウイルスを遺伝子解析した結果、毒性や感染力が強まる変異は起きてないことが確認された。ワクチンの効果に関係する抗原性もほぼ同一だった。

 一方で、チームは「豚の体内にあるうちは変異が遅いが、人間に入った今後は、季節性インフルエンザ並みに頻繁に変異する可能性がある」と警戒を強めている。

 ウイルスの起源については、3種の遺伝子が交雑した豚インフルエンザが北米で1998年ごろに出現。その後、ユーラシア大陸起源の豚インフルエンザウイルスが混ざって誕生したことが分かり、豚がウイルス交雑の現場となったことが再確認されたとした。 


コメント:


 今の「第1波」については、論文が書かれた時点では、このくらいでしょうね。


ただ、やはり・・・

 「一方で、チームは「豚の体内にあるうちは変異が遅いが、人間に入った今後は、季節性インフルエンザ並みに頻繁に変異する可能性がある」と警戒を強めている。」としています。


 すでに、ヒトーヒト感染が出ており、実際には「変異の兆候」も見られますし、

季節インフルなども含んで、タミフルやリレンザ耐性にも効く新しい治療薬の更なる開発が望まれます。


2009-05-22 12:40:09 ihepの投稿

首都圏の新型インフル事情

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 夕刊紙掲載の記事だから、割り引いてみたほうがいいが、まあ意外にも(失礼!)正確な情報なのでアップしておきます。


都内の医師が言う。
 「東京では先週まで、海外渡航歴や確定患者との接触がなければ、

A型の陽性患者でも新型か季節性かを調べる遺伝子検査 は行なっていませんでした。

実際、病院で遺伝子検査 を拒否された人も多い。

都は18日から検査対象を広げたが、

それでも『病院で38度以上のA型入院患者が3人以上出た場合』など、ケースはかなり限られています」

元東京都衛生局職員でジャーナリストの志村岳氏はこう指摘する。
「関西では神戸の医師がたまたまA型患者の遺伝子検査 をして新型が発覚したが、

東京の体制では感染者が『いない』といった方がいい。

A型インフルエンザの流行は例年3月いっぱいで終わるのに、都内では4月以降も続出している。

季節性ではなく、新型がとっくに入り込んでいた証拠です」

WHOの新型インフルエンザ 対策に携わる東北大教授の押谷仁氏(ウイルス学)は、

「米国の公表は数千人だが、恐らく10万人規模」とし、日本も少なくとも数千人規模になっている、

とみている。つまり、首都圏も関西と同じかそれ以上、数百人規模の感染者がいてもおかしくないのだ。

遺伝子検査 費用は4万円
「東京には“事情”がある。遺伝子検査 にかかる費用は4万円。

A型患者すべてに検査をやっていたら、財政がパンクします。

また、感染者が続出すれば、東京五輪招致へのイメージも悪いですからね」
とっくの昔に、周囲には感染者がウヨウヨ。都内1人目で大騒ぎするのがバカらしくなる。

(日刊ゲンダイ 2009/05/21 掲載)

2009-05-22 08:40:51 ihepの投稿

冷静に受け止める・・・京都大学式新型インフルエンザ対応!

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 京都大学がHP上に掲載した新型インフルエンザ対応の文です。


 メキシコのある農村で生まれた新型のインフルエンザ(A/H1N1)が、

北米各国のみならず世界的に流行しています。

日本でも西日本で相次いで発症者が出て、警戒体制に入っています。

 歴史的に見ると、今回と同様のブタ・インフルエンザは1976年に米国で小流行しています。

また1977年に極東やアメリカで流行したソ連型インフルエンザも同じH1N1という抗原型を持っています。

それらによって当時の人々が免疫を獲得したせいか、

発症者は圧倒的に若い人に多くなっています。

免疫を持っていない集団の中にいったん病原体が持ち込まれると、瞬く間に広がっていくのです。

不幸中の幸いというべきか、毒性は強くありません。

しかし、持病のある場合や妊婦では重症化するおそれもあります。
また、秋以降に強毒化する可能性も懸念されています。

このインフルエンザに効くワクチンは当分ありません。


 発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じタイプのインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、公衆衛生的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります。賢く行動してやり過ごしましょう。


http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090521_3.htm



コメント:


 上記の最終段落に、いささか問題がある。

京大は、訂正したほうがいい。一般の方々にかなりの誤解を与える。


 うがった見方かもしれんが、今のうちに「免疫獲得」のために「罹れ」と言ってるようなもんだ。


 誰だ、こんな文章を書いたやつは!

2009-05-22 07:19:21 ihepの投稿

「フェーズ6は地球規模の拡大で WHO、引き上げ条件変更」と「南半球の情況」

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 【ジュネーブ21日共同】世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は21日、新型インフルエンザの警戒水準を最高の「フェーズ6」に引き上げて世界的大流行(パンデミック)の発生を宣言する条件として、「(感染が)地球規模であることを満たさなければならない」と述べ、南半球まで本格的に拡大することが条件だとの新たな認識を示した。引き上げの条件を事実上変更したといえる。

 WHOによる現在の定義上は、国内感染が続く「地域社会レベルの持続的感染」が、既に確認されている米州地域以外で発生することが引き上げの条件。欧州のほか、感染が急拡大している日本が「パンデミック宣言の引き金になりかねない」との懸念が政府関係者らの間で広がっていた。

 しかし、これまでのところ新型インフルエンザの全体的な健康被害が軽いのに対し、強毒性の鳥インフルエンザの流行を念頭にしたWHOの定義を機械的に適用すれば、社会的な混乱を引き起こしかねないとの主張が英国などから相次いだ。これを受け、事務局長として引き上げ条件を厳しくする政治決断を下したとみられる。

 事務局長は開会中のWHO総会の会合で、警戒水準引き上げに慎重な対応を求めた英国などに答える形で発言。「(既に感染が広がっている)北半球が世界を代表しているわけではない。人々の(定義をめぐる)混乱を放置するわけにはいかない」などと述べた。


 コメント:


 まあ、今の経済危機状況を理由に、欧州と日本がフェーズの引き上げに強行に反対した成果ですね。理屈として、南半球での本格的拡大を引っ張り出してきました。


 また、WHO緊急委員会の田代眞人委員も南半球への感染拡大に改めて懸念を表明しました。 彼曰く、「南半球で流行した場合には、大きな広がりを見せる可能性がある」 、季節性のインフルエンザと結びつき、ウイルスが変異する可能性も指摘し、「毒性が強まることも否定できない」と述べました。・・・私も、彼のような指摘は、前からしています。


 ただし、例えば、南半球の要所の1つである「オーストラリア」では、もう感染拡大が始まっています。現時点で7人ですか・・・。


 今は、もう事実上のフェーズ6ですが、5に据え置いて表面だけを繕うことに、いかほどの意味があるのか?

 再三、ここでも述べていますが、社会的混乱を防ぐ意味では、感染症の重症度カテゴリーを設定し、フェーズと併記するのが一番有効のように思いますけれど・・・。

2009-05-22 06:50:46 ihepの投稿

インフル増殖の仕組み解明 複製の酵素標的に新薬も

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 インフルエンザウイルスが複製するのに中心的な役割を果たしている酵素「RNAポリメラーゼ」の構造を解明し、ウイルスが増殖する仕組みを突き止めたと、筑波大と横浜市立大などの研究グループが、21日付の欧州分子生物学機関誌の電子版に発表した。

 RNAポリメラーゼの構造は人、鳥、豚などのインフルエンザに共通しており、変異しにくい。筑波大大学院の永田恭介教授は「この構造を標的にして酵素が機能しないようにすれば、どんなタイプの新型インフルエンザにも効果がある新たな薬が開発できるのではないか」と期待している。

 永田教授らは、ポリメラーゼは3つの部位が結合しないと機能しないことに注目。結合部分の構造をエックス線で解析し、結合に重要な役割を果たしているアミノ酸を突き止めた。このアミノ酸が変異するとポリメラーゼの活性が低下することを確認した。

 結合部分にはまりやすい化合物を探し、約400種類をリストアップ。これまでウイルスに感染した細胞を使い百数十種類の化合物を実験し、2種類がウイルスの増殖を抑制した。3つの部位の結合を妨げているらしい。さらにほかの化合物について調べている。

 これまでの抗インフルエンザウイルス薬は、感染後時間が経過すると効果が薄れたり、ウイルスが耐性を持ったりするなどの課題があった。(47 News)



コメント:


 この研究分野で実績のある先生方からの基礎研究報告です。

 ただし、論文を見る限り、上記の記事に書かれている「期待」が実現するのには、

まだまだ、かなり長い時間がかかります。

臨床応用まで、いろいろステップをクリアしていっても、日の目をみないことも考えられます。


 とはいえ、どんな疾患に対する治療候補についてもいえることですが、

特にインフルエンザと戦う武器の候補は、いくらあってもいい。

 


2009-05-21 23:00:00 ihepの投稿

ディナベック、iPS細胞を安全に作製する手法開発

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では、久しぶりにiPS細胞のNewsを・・・。

 今朝の日経の産業面には、以下の内容が載っていました。


「VBのディナベックは、iPS細胞(ヒト万能細胞)を安全に作製する新手法を開発した。

ディナベックが開発した手法は、遺伝子は注入するが、遺伝子を導入する運び役として、

遺伝子治療で使われてるセンダイウイルスを使う。

センダイウイルスは、iPS細胞やES細胞(胚性幹細胞)と相性がよく、

細胞質には入るが核内には入り込まないため、染色体を傷つけるこがなく、

移植後の細胞「がん化」の危険性を極めて低くすることができる。

iPS細胞作成には、がん遺伝子を含む3から4個の遺伝子を導入しなければならないが、

センダイウイルスを使うことで導入した遺伝子はiPS細胞作製後に消えるという。

米国で遺伝子を注入せずiPS細胞を作成する技術が話題になっているが、

作製効率が下がるなどの課題もあり、効率よく安全にiPS細胞を作製できるディナベックの新手法が注目されている。 」


・・・ということで、この内容は、来週中に学術誌に掲載されるとか。

あれ?来週、どこかに掲載って?・・・じゃ、この論文は、Cell,Nature,Scienceじゃないな。これらの学術誌は掲載前には、規定で、上記のような報道ができないですから・・・。他の一流学術誌も同じようなものです。これほどの内容なら、先のScience誌のトムソン先生らの報告と並ぶと思うが・・・。


 しかし、来週なら、会社も待てばいいのになあ。

あれ?、「株価対策」のために日経に載せたのかな?(笑)


まっ、どこの学術誌に載るのかを、論文の内容に凄く興味があります。


 なお、おそらく、この論文内容は(論文が出れば)、おなじみの「京都人」さんがブログで詳細解説されるでしょう。


2009-05-21 16:55:06 ihepの投稿

高温多湿の季節では、新型インフルは大人しくするの???

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一般に、季節インフルは高温多湿に弱いです。

 だから、今回の新型についても、「専門家」らは「日本では、6月になれば終息する」とか「雨でウイルスが洗い流される(笑)」とか、新聞や雑誌などで言っています。

 皆さん、おもしろい科学的思考の持ち主でいらっしゃいますね(笑)。

 

 私は、以前のブロク記事でも、患者さんが多く発生しているメキシコシテは、高温多湿なのに、ああいう発生状況ですが・・・と書きました。


 今回の件が問題になりだした時期の当地の気候は、下記のとおりです。


メキシコシテイ



4月29日(水) 4月30日(木) 5月1日(金) 5月2日 (土) 5月3日(日) 5月4日(月)
天気 晴れ 晴れ 晴れ 晴れ 晴れ 晴れ
最高気温 26℃ 26℃ 25℃ 25℃ 24℃ 25℃
最低気温 13℃ 13℃ 14℃ 13℃ 13℃ 13℃
湿度 83.00% 83.00% 86.00% 85.00% 85.00% 84.00%
風速 1m/s 1m/s 1m/s 1m/s 1m/s 1m/s


http://weather.excite.co.jp/world/MEX/%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3/



 一方、日本の5月・6月は、下記のとおりです。(2002年度で申し訳ないが)


http://www.hamegg.jp/rodents/temperature01.html


関東(東京都/東京)

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高(℃) 18.1 17.7 23.9 28.0 27.5 31.1 34.8 35.8 33.9 29.4 20.4 18.7
平均(℃) 7.4 7.9 12.2 16.1 18.4 21.6 28.0 28.0 23.1 19.0 11.6 7.2
最低(℃) -0.3 0.3 3.9 9.1 12.4 15.6 21.1 20.7 15.4 9.1 4.8 0.0
湿度(%) 46 48 49 57 64 69 70 66 69 62 50 57




 比べてみれば、わかるように、今までのインフルエンザの常識は、必ずしも、今回の新型には当てはまりません。この点でも、「第1波」については、無用に恐れることはないけれど、悠長に構えることも許されないということです。


 予防マスクの件は、このブログでも散々書いています。

今朝の朝日新聞の朝刊でも、取り上げられていましたね。


「マスクで予防」過信は禁物って。


対策は、私の過去記事でも、見てください。



 

2009-05-21 15:02:39 ihepの投稿

「ひとり酒」は脳卒中リスク高い? 男性の飲酒、適量でも

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 厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は21日、

適量でも1人で酒を飲む男性は、友人や家族との社会的交流の多い男性に比べて、

飲酒による脳卒中のリスクが高くなるとみられるとの調査結果を発表した。

仲間と楽しく飲んだほうがストレスを発散でき、脳卒中の予防につながる可能性があるという。

 アルコールは血液が固まるのを防ぐ作用などがあり、適量の飲酒は循環器疾患になるリスクを下げる。

ただし血圧を上げる作用もあるため、飲酒量がエタノール換算で週300グラム(日本酒で1日あたり2合、ビールなら大瓶2本程度)を超えると一般に脳卒中リスクは高くなってしまう。


 研究班の磯博康・大阪大学教授は40―69歳の男性約1万9000人を10年間追跡。

このうち、飲酒量が週300グラム未満(エタノール換算)の適量飲酒をしている人に焦点を当て、

家族や友人などとの社会的な結びつきが多いかどうかが、飲酒と脳卒中リスクとの関連に影響するか調べた。



コメント:


 まず、医学的にみて、「適量飲酒」という概念・言葉はありますが「適量喫煙」というものはありません。


 そこで、今回の調査では「適量飲酒」に焦点があてられている。

当然、喫煙など、脳卒中のリスクファクターになりうる生活習慣上の諸項目を統計的に調整(いわゆるバイアスを排除する)したうえでの上記の結果だとは思うが、どこまで、それができたか怪しい・・・。


 1人で酒を飲むことが好きな男性は別として、そうせざるを得ない情況の人は、そもそも、「適量」といえども、飲む前になんらかのストレスを抱え、他のリスクファクターを既に多くかかえておられることが多い。それ自体が、脳卒中のリスクファクターである。


 それに、家族・社会との結びつきが多いことが、そもそも「善」とされたうえでの研究だが、果たしてそうだろうか?

 このあたりのアセスメントが、どの程度のものなのかで、上記の研究の質がわかる。



 



2009-05-20 18:04:09 ihepの投稿

死者数、鳥インフルに並ぶ 「弱毒性」も侮れず

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 【ジュネーブ19日共同】世界保健機関(WHO)の19日現在の集計によると、新型インフルエンザで死亡した人の総数は79人と、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)で過去最多の被害となった2006年の年間死亡者数に並んだ。

 新型インフルエンザウイルス(H1N1型)は、感染者の大半が軽症か無症状ですむ「弱毒性」との見方が有力だが、4月下旬に流行が確認されてから1カ月程度で鳥インフルエンザ1年分の死者を出したことは、重症者の比率が低くても多数の人が感染すれば強毒性ウイルスに匹敵する被害をもたらすことを意味する。

 WHOの進藤奈邦子医務官は「弱毒性でも感染力が強いと(患者全体としての)健康被害という意味では、全く侮れない」と警戒の必要性を訴えている。


 鳥インフルエンザウイルスの感染者は03年以降の累計(5月15日現在)で424人、うち261人が死亡した。うち115人がインドネシア、56人がベトナム、25人が中国など犠牲者はアジアに集中。ウイルスが変異して人から人への感染力を獲得し、世界的大流行(パンデミック)になることが最も恐れられている。


・・・ということです。

が、今回は「弱毒性」・「強毒性」という言葉が、どうも独り歩きしすぎです。

季節インフル程度だといわれますが、それだけでも、日本人で多いときなら、年間1万人、米国なら3万人くらいは亡くなるわけです。


今回の新型(の第1波)と季節インフルで、上記の数は、どうなるか?

このままだと、増加するでしょうが、減らす準備(新しい治療法の開発)は着々と整えています。










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