1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >> ▼ /
2009-05-31 16:32:33 ihepの投稿

iPS細胞特許、具体例を審査基準に明記へ・・・に関するコメント

テーマ:ブログ

政府は、国際競争が激しさを増す新型万能細胞(iPS細胞)の分野で特許取得を促進するため、
特許の対象になる技術の具体例を、特許庁の審査基準に明記する方針を決めた。

 来月から知的財産戦略本部で基準作りの作業に入る。

 細胞を扱う技術は、特許の対象になるかどうかの判断が難しい。
このため、本来は重要な特許になるはずの技術でも、研究機関が申請を手控える例があった。
今後は、同じ細胞を使った製品でも治療する臓器や器官が変われば新たな特許の対象となることなど、
審査基準の中で実例を挙げて説明し、申請を促進する。

 iPSなど細胞に関係する特許登録数は、日本は米国の10分の1にとどまっている。
(読売新聞)



 コメント:


 これは注視せざるを得ない。

何か、これで、「日本万歳!」のような書き方だが・・・。

呑気に喜ぶ気になれない。


上記報道の最後の行を見てみよう。

ヘタな基準を創れば、それこそ、米国の餌食だ。

iPS細胞の改良編・応用編では、まさに米国の独壇場の様相を呈しているところに、

まだ、米国に塩を贈るようなことになる。


 携帯電話でも、数百の特許から成り立っている。

iPS細胞も、応用段階では、恐らく結構な数の特許の組み合わせになるだろう。

そこの大半を米国に押さえられる情況を想像してみるといい。

山中先生らの「基本特許」が取り囲まれる姿を、そして、特許料込みによる「(主に米国産の)高額医療商品」が出来上がり、それを日本人患者さんらが買わざるを得ない情況を。


 相当な知恵を絞らねばなるまい。


 だが、ほんの数年前の「バイオ・バブル」での「日本の戦略」は、どうだったか?

知的財産立国の名の下に、様々な「せこい案」が実現したが、結局は、倒産・経営破たんするバイオ・ベンチャーの山々。日本発の戦略商品なんて、ほぼ皆無・・・。

 株価対策だけで、富を得ようとする輩の出現。雇用創出?・・・雇用喪失へ。・・・これが、竹中ー小泉のラインで作られた「知的財産戦略本部」の「成果」だ。


 これが、日本の数少ない宝である「iPS細胞」で繰り返されては、眼も当てられない。


 「知的財産戦略本部」の委員の構成から、考えて欲しい。

前にいた人は、責任をとって今回は、できれば関わらないでもらいたいと思う。

評論家は、絶対いらない!


 本当に能力のある弁護士(弁理士というよりは、弁護士)・MBA取得の経営者を中心に、優秀な医学者・生命科学者もふくめて、公募で選抜し、時限つき・成果主義の特別チームを構成して、ことにあたってもらいたいもんだ。

 同時に次代を担う若手人材の養成も含めてな。


2009-05-31 13:44:42 ihepの投稿

「2、3種の行動計画を」 インフル政府諮問対策委員長・尾身茂自治医大教授が提案

テーマ:ブログ

共同通信報道から・・・

 新型インフルエンザウイルスの発生から一カ月が過ぎた。政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会委員長の尾身茂・自治医大教授(59)が二十九日、下野新聞社の取材に「病原性の強、中、弱に応じた二、三種類の新たな行動計画を設けたい」と政府や世界保健機関(WHO)に今後提言する考えを明らかにした。また近く新型ワクチンの国内生産体制が決まり、早ければ半年後に供給できる見通しを示した。


 尾身教授は東京都出身で自治医大卒。WHO西太平洋地域事務局感染症対策部長、同地域事務局長などを歴任した。新型インフルエンザ発生後の五月一日から、麻生首相が本部長を務める同委員長に就任している。

 国は強毒性の鳥インフルエンザ発生を想定して行動計画を策定したが、今回のような弱毒性に備えた計画は設けておらず、政府も地域の実態に応じた新たな対策に迫られた。

 尾身教授は「最悪のケースを想定して計画をつくるのは危機管理上当然のこと」としつつ、「病原性に応じた二、三パターンの行動計画があれば、どのようなタイプの新型が発生してもある程度対応できるだろう」と今後の課題に挙げた。

 発生国のメキシコでは三月ごろから新型感染が緩やかに広がり、患者の急拡大や重症化が目立ち始めた四月に入って新型が確認された。発生当初は軽症者が多く、異変にも気付かなかったという。

 尾身教授は「国内感染は終息しつつあるような意見もあるが時期尚早だ。流行の第二波が来月訪れる可能性もある。確かな事実は国内にウイルスはあるということ。知らず知らずのうちに地域で『静かな感染』が拡大することが怖い」と指摘。

 「警戒を緩めず、医療機関は少しでも患者に不審な点があれば詳細(PCR)検査に回してほしい。地道なサーベイランス(監視)が早期発見や拡大防止につながる」と訴えた。


コメント:


 まず、このブログ記事でも私が再三、述べてきた重症度評価についてですが・・・


「尾身茂・自治医大教授(59)が二十九日、下野新聞社の取材に「病原性の強、中、弱に応じた二、三種類の新たな行動計画を設けたい」と政府や世界保健機関(WHO)に今後提言する考えを明らかにした。」



・・・尾身先生、そんなこと、私が前から既にず~っと言ってるよ(笑)。

WHOも、そのつもりだけど、今、細かいところで難渋してるんだよ・・・。



 さらに・・・尾身教授は「最悪のケースを想定して計画をつくるのは危機管理上当然のこと」としつつ・・・」


 ・・・以前から再三、このブログにも書いてきたし、関係者に言ってきてるけど・・・、ようやく上にまで伝わったのか?


 

 また・・・「(尾身教授は)・・・国内感染は終息しつつあるような意見もあるが時期尚早だ。流行の第二波が来月訪れる可能性もある。確かな事実は国内にウイルスはあるということ。知らず知らずのうちに地域で『静かな感染』が拡大することが怖い」と指摘。 」



・・・ハイハイ、これもずっと、私も、他の専門家も、言い続けてますが。

ただし、「第2波」が来月くるっていうのは、極端に違うけどな(笑)。

尾身先生、これは煽り過ぎです。。。


 「警戒を緩めず、医療機関は少しでも患者に不審な点があれば詳細(PCR)検査に回してほしい。地道なサーベイランス(監視)が早期発見や拡大防止につながる」と訴えた。

・・・だから、東京でPCRに当初から回しておけば、今頃、日本の患者数は、1000人近くいってるだろうな。


 私は今まで、散々、「インフル・ネタ」を書き散らかしてきていますが、案外、先んじて、結構、重要な提言まで、書いてきたでしょ?


 いつも不真面目なのにね・・・私は。

一体、どうしたんでしょうかねえ?(笑)。



2009-05-31 00:35:46 ihepの投稿

ヒトiPS細胞研究の最近の展開

テーマ:ブログ

  昨朝、私は、Nature Reports Stem Cellのブログを、ツラツラと見ていて知ったのですが・・・。

昨日の各新聞報道などで、ご存知のことと思いますが予想通り、たんぱく質から、ハーバード大学と韓国のチームが、ヒトiPS細胞を樹立しました。しかし、ものの見事に著者らは韓国人ばかりですね(笑)。(11人中10人?)。だから、Nature、Science誌はだめだったのでしょうかね?・・・前の「大事件の余韻」がまだ・・・。

まっ、推測ですけどね(笑)。じゃ、Cell誌へはというと、いい感じではなかったので、「これほどの発見」が「Cell Stem Cell(Cell誌の姉妹誌)・・・ただし専門分野別では、かなりの一流誌とされています)での、なぜか「Brief Report」(短報論文)での発表ですからね。

 まあ、これを超えるであろう研究が既に、Cell誌、Nature誌、Science誌に出されては・・・いますけれどね・・・(笑)・・・これは本当。


 さて、今回のNewsの概略は・・・


 「米研究機関「Stem Cell & Regenerative Medicine International(幹細胞と再生医療に関する国際研究所)」とハーバード大学(Harvard University)は28日、皮膚細胞から安全に幹細胞を誘導する方法を開発したと発表した。万能細胞の臨床用途としての可能性が一段と高まったことになる。

 研究チームは、細胞に浸透するペプチドを用いて遺伝子を融合させるという手法で、遺伝子を誘導することに成功した。この手法だと、遺伝子突然変異のリスクはないという。

 従来のiPS細胞の作製にはウイルスを使用するという負の側面があった。ウイルスを使って細胞を再プログラミングすると、DNAが異常を起こしてがん化、または遺伝子が変異しやすくなると指摘されていた。

 そして、これまでにも、DNAトランスフェクションと呼ばれる手法や化学洗浄を用いて遺伝子導入に成功した例はあったが、いずれも健康被害をもたらす可能性があった。でも、今回のは、そういう心配がない。来年、後半には臨床試験へ・・・」という内容の報道です(主に、AFPBB Newsから)。


 本件に関する丁寧かつ詳細な報告は、京都人さんのブログ記事も併せて、ご堪能くださいませ。


さて、論文も読みましたが・・・。


 最近出たばかりの、トムソン先生らの最新の方法(Science誌)をやろうが、他の最新の方法(Natureなど)でやろうが、いずれも健康被害をもたらす可能性がある・・・と論文の中では書かれています。・・・まあ、そりゃそうですがね。

 そして今回の「最新の樹立方法」ならば「遺伝子突然変異のリスクはない」、「癌化しにくい」と報道でもいわれますが・・・。本当に、ヒトiPS細胞の「癌化」が防げた・・・という証拠までは、さすがに示されていません。


 染色体を傷つけづずにヒトiPS細胞ができたのは、トムソン先生らの「最新型」と同じ。

タンパク質だけでヒトiPS細胞ができたというのが、今回の最大の新しい点。


 まあ、これで、より一層「拒絶反応がなく、倫理的にも問題の無い、ヒトES細胞が創れるようになった」と、ほぼ同義かな?と思います。ただし、そのヒトES細胞でも、まだ癌化リスクの懸念がありますからね。

は、細胞のリプログラミング自体が癌化と隣り合わせであることは変わりません。

 ただ、ヒトES細胞の場合は、その懸念も、かなりクリアされてきており、今、臨床試験に入れるようになっています(例えば、ジェロン社の試験などが、その代表例)。


 ちなみに「マウスES細胞においてEras遺伝子を除去することで腫瘍形成が正常マウスES細胞の10%以下になった。たぶん、ヒトES細胞でも、そうすることで安全性は高まると期待される」・・・という論文を書かれたのは、山中先生です。(←どうも、このマウスを用いたNature誌の仕事とCell誌のNanogの仕事(2003年)が評価されて、山中先生は京大教授になられたようですね。)


 ・・・で↑よりも、かなり優れた「多能性幹細胞(特にヒトiPS細胞にフォーカスしていますが、ヒトES細胞でも同様)の癌化監視マーカー」をどうにか発見できたので、そろそろ世に問おうかとしているわけです。


 でも、新型インフル対応のおかげで、遅れましたがね・・・。

2009-05-30 22:59:46 ihepの投稿

新型インフル:「安心・安全宣言」と「天気予報」

テーマ:ブログ

 報道によれば、神戸や大阪、京都の飲食店の売りあげは、通常の30%くらいにまで落ち込んでいるようだ。


神戸の、あるレストランの店員へのインタビューにもあるように「これから梅雨になるから客が戻るか否か不安」という声もある。梅雨の時期のレストランは、ただでさえ、客足が鈍るからな。


 今回の日本経済(ただでさえ、景気が悪い)への悪影響は、相当なものだ。

誰か試算する「経済学者」が出てくるだろう。


 さて、こういう事態も考慮して、患者数が急に増加することがなさそうだという判断で、大阪知事の橋本氏は、「安全宣言」を来週末に出すそうだ。

 新規の患者が1週間で出ない場合だそうだが。


 しかし、前から言ってるように、やめておいたほうがいいと思うがな。

例えば「宣言を出した翌日に新型感染者、1人発見。」ということは十分考えられる。


 まるで、気象庁が、梅雨明け宣言を出した、翌日に雨が降るようにな・・・。

まあ、天気予報が外れても、「いつものことだ」くらいで済むのかもしれない。

しかし、今回のケースは、人命にかかわる話。

もし、上記のようなことになったら「政治責任」を問われますよ。 


今、やらなきゃならないのは、医療体制を整えること。

 そして、大阪らしく「来るなら、かかってこいや!」宣言のほうが、よろしいのではないかと。


そのうち、秋には、台風がくるのか・・・第2波とともに・・・。

 だから、今、できうる限りの「医療体制」を整えて、それをもとに「安心」を宣言することが、危機管理に精通した政治家としてやらねばならないことだ・・・と思うけどね。

2009-05-30 12:05:38 ihepの投稿

エジプトでの鳥インフル・新型インフル同時流行が及ぼす意味について

テーマ:ブログ

昨日、エジプトの鳥インフルに関するネタを書いたけれど・・・。


 「読者様」から「なんで、怖いか、わかりやすく教えろ」という主旨の「ご質問」が、コメント欄に書かれたので、ここで回答しておきます。


 エジプトは、東南アジア地域以外では、最もH5N1(鳥インフルエンザ)による死亡者が多いところ。確か、今のところ世界3位。


 これまで、鳥インフルエンザの流行については、今の「新型インフル(H1N1)」(S-OIV)に比べても、地域限定的でした。致死率は非常に高いけれど、感染能力は低い。


 まあ、今のところ、エジプトでは新型インフルエンザの感染例は報告されていないようです。・・・しかし、今後、エジプトで新型インフル(S-OIV)が流行りだすと、S-OIVとH5N1の2種類のウイルスの間で、遺伝子交換が起こる可能性が十分考えられます。要は、毒性も更に増して、感染能力も高いウイルスができてしまう・・・。

 さらに、エジプトは「渡り鳥」の飛行経路に位置しています。


 ということで、「空飛ぶ(感染能力も高い)、強毒性ウイルス」が、国際的に巻き散らかされる可能性があるから、まともな専門家の皆さんは、あらゆる最悪の事態を想定し、それらを回避するために頭をひねってるわけです。(私もその1人ですが、おかげさまで、本命の「iPS細胞研究」はちょっとお休みせざるを得ませんでした。)


 まあ、この回答で、わかりやすいか否か知りませんけどね・・・。


 さて、私は、前から言ってる「インフルエンザ論文」も投稿審査中だし、本命の「iPS細胞研究」論文の改訂版も、ようやく無事に投稿完了!


 ゆっくりしていたいけれど、間髪いれずに、昨日、Cell Stem Cell誌で発表された「ハーバードの別チーム」での研究成果を超える結果については、もう論文あるいは学会発表したほうがいいので、また、そちらのほうに、力を注ぎます。


 これから学生のレポートも採点しなきゃならんし、臨床も、もちろん大変だけど・・・。

 

2009-05-30 00:05:55 ihepの投稿

新型インフル、2遺伝子変異で病原性強まる可能性 東大教授

テーマ:ブログ

 東京大医科学研究所の河岡義裕教授は、今回の新型インフルエンザについて、ウイルスの2種類の遺伝子がわずかに変異すれば、人体で増殖しやすくなり病原性が強くなる可能性があると指摘した。今後、2遺伝子が変化しているかどうか監視する必要があるとしている。

 今回のウイルスは鳥、人、豚のウイルスが混ざってできており、人での増殖能力を十分に獲得していない。「PB1―F2」「PB2」というたんぱく質を作る遺伝子がそれぞれ1カ所変異すれば人で増殖しやすくなる可能性があるという。 (日経新聞)



コメント:


 さすがは、インフルエンザ研究の第一人者たる河岡先生。

良い指摘です。気づかれましたね(ノ´▽`)ノ


・・・で、そういう変異がある(実験的に創った)ものに対しても、これから、われわれが提案する治療法(論文投稿後、審査中)は、非常に効果があったわけです。

2009-05-29 17:13:11 ihepの投稿

新型インフル・・・この情況での「安心宣言」を高らかに言う「日本の政治家」のセンス

テーマ:ブログ

米感染者は8500人超 前日から658人増

 【ワシントン28日共同】米疾病対策センター(CDC)は28日、米国での新型インフルエンザの感染者が、感染がほぼ確実な人も含めて、8585人になったと発表した。

 前日から658人増えた。死者は12人、入院した人は507人。


豪の感染者167人に 連日大きく増加

 【シドニー29日共同】オーストラリアのロクソン保健相は29日、同国の新型インフルエンザ感染者が167人となったと発表した。同国では今週に入ってから、感染者が連日、大きく増加している。


 コメント:


 米国でも、まだまだ患者数は増加し、死亡率は0.14%と「季節なみ」だか、相変わらず、入院率は5.9%と変化していないのは気になる。割としっかりした対策の元でもこうだから。


 加えて、オーストラリアでの増加も、南半球への拡大という点では、あまりにも予想通りに進みすぎる。


 とりあえず日本での患者数が、この時期に「いきなり飛躍的に」伸びることは、あまり考えられない。まあ、東京が真のデータをださない限りですが(今となっては出しようが無いが・・・実際には罹っても「軽症」で季節の中でも軽いものと同じ程度で済んでたから表には出ていないだけ。)・・・。

 だからといって、政治家が安易に「収束宣言」や「安心宣言」を出すのは、時期尚早。「願望」を述べていい立場の方々ではないだろう。危機管理のセンスが無いことがよくわかる。こういう政治家は次の選挙で落として差し上げましょう。


 今のところは、まだ「まったり」と増えますよ。新規の増加国からの帰国者からも一定数は、いるでしょうし。


 「決して怖がる必要は無いけれど、注意は、してくださいね」。

2009-05-29 12:17:44 ihepの投稿

エジプトで鳥インフルエンザ感染が相次ぐだと・・・

テーマ:ブログ

 WHOによると、エジプトで5月26日、鳥インフルエンザA/H5N1のヒト感染例が新たに2人確認された。エジプトでは5月13日から20日までに、相次いで5人の感染例が確認されたばかり。5月に入ってからの感染確認例は、これで9人となった。成人は1人だけで、ほかはいずれも3歳から4歳の子どもに集中している。9人中、1人が死亡。8人は病状が安定している。

 エジプトでは、今年に入ってから感染例が相次いでおり、WHOおよびエジプト保健省の発表では、1月に2人、2月に2人だったが、3月は5人に、4月には7例と増加していた。

 26日に確認されたのは、Hehia地区在住の4歳男児とAbo Hammad 地区在住の4歳女児。2人ともZagazig熱病院でタミフルによる治療を受けており、病状は安定しているという。

 4歳男児は5月24日に発熱が現れ、一方の4歳女児は5月23日に発熱があり、それぞれZagazig熱病院へ入院した。2人とも病気あるいは死んだ家禽との接触が示唆されている。(日経Med)


 

コメント:


いやな展開になってきたな・・・。強毒性のH5N1のこの広がりは。

エジプトで、今の「新型(の第1波)」が流行ると、マズイヽ(;´Д`)ノ

そりゃ、東南アジアでも、そうなんだけどね・・・。


エジプトでの、こういう展開のほうが、実は気になるんですよね・・・。

2009-05-29 01:53:14 ihepの投稿

東海道新幹線、新型インフル響き乗客14%減 震災時上回る

テーマ:ブログ

 JR東海は28日、東海道新幹線の5月1―27日の1日平均の乗客数が前年同期と比べ14%減ったと発表した。

 景気悪化でビジネス客が減っていることに加え、中旬以降、関西を中心に新型インフルエンザの感染者が増加したため、出張自粛や修学旅行のキャンセル・延期が相次いだことが大幅な乗客減につながった。

 過去に月間乗客数が最も落ち込んだのは、阪神大震災直後の1995年2月で、前年同月比13%減だった。月末にかけて現状の旅客水準が続くと、これを上回る減少率となる。 


コメント:

 

 第1波で、もはや、このくらい経済活動が停滞したわけだ・・・。

確率的に、日本での感染者が1000人を超えれば、1人は死亡されるかもしれない。

 そうなったら、また、物凄いことになりそうだ。


 日本経済への新型ウイルスの「感染力」は、誠に凄まじい。


今後、強く予想される「第2波」が秋にでもくれば、一体、どういうことになるのか。。。

2009-05-28 17:38:43 ihepの投稿

新型インフル:「感染したら、行動バレちゃう」 夜の外出控える動き

テーマ:ブログ

  新型の豚インフルエンザの感染者が国内でじわじわと見つかっていることを受け、就職活動や、夜の外出、そしてスポーツなどに影響が各地で出始めている。感染予防とはいえ、なかには過剰ともとれる動きもある。

 平日の夜10時すぎ。高級クラブなどが集まる東京・銀座は人通りが少なく、客引きの男性ばかりが目立った。「不況に、インフルエンザで追い打ちをかけられた感じ」。客のいないスナックで、50代のママがため息をついた。

 「夜遊び禁止」の通達を出した会社もある。都内の外資系IT企業は「感染のリスクを防ぐため」との理由で、社内外の宴会や食事会の禁止を社員に通告。20代の女性社員は「飲み会を2件キャンセルしました」と不満顔だ。

 感染者や周辺への行動調査を心配する向きもある。

 新型インフルエンザへの感染が確認されると、自治体は感染症法に基づき、感染者に発症前の行動や「濃厚接触者」のことを調査する。さらに周囲の人たちにも「接触者調査」を始める。そのうえで、感染者の行動を記者会見などで公表している。これまでのケースでは、野球観戦やユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったことなどが公表されてきた。さらに、接触者に対しては、保健所から外出自粛も要請される。

 法律事務所に勤める都内の男性(52)は「感染したときに行動のすべてを明らかにするのは勘弁してほしい」と話す。最近はまっすぐ帰宅しているという。(三橋麻子、石田博士) : 朝日新聞


 コメント:


 今回の第一波の「社会的影響」の報道です。


 今日は、神戸市長が「安心宣言」を出してましたが、まだ時期尚早でしょう。

そういう「宣言」を一刻も早く、出したいのは、極めて、重症に陥っている「地域経済」情況があるからですけれど・・・。


 


Amebaおすすめキーワード

    1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >> ▼ /
    アメーバID登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト