2009-04-22 01:11:37 ihepの投稿

3年間でワイン1798本購入 外務省、最高額は1万9890円

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 政府は21日に閣議決定した答弁書で、

外務省が2006―08年度の3年間で計1798本のワインを購入したことを明らかにした。

08年度購入分の最高額は「シャトー・レヴァンジル2001」で、消費税込みで1本、1万9890円。

外務省では現在、飯倉別館の貯蔵庫で約7000本を保存。

外国からの賓客との会合などで使っており「公務の目的以外での使用はない」としている。

鈴木宗男衆院議員の質問主意書に答えた。(日経ネット)



この「シャトー・レヴァンジル2001」か。

パーカーポイントは、91点。
 

 「成層圏にも達しようかという2000年の品質レベルまではいかないが、

深みのあるルビー/紫色をした2001年レヴァンジルは、美酒である。


 牛肉から滴る血、黒系果実、白い花の趣を見せミディアムボディで、

みずみずしく、タンニンは甘く、柔軟な、豪勢な舌触りがある。


 余韻の長い、リッチなフィニッシュにほのかな森の土、トリュフ、甘草が見られる。
予想される飲み頃:2006~2017年。」・・・という評価だそうです。


 優れた食卓外交さえ、してくれれば、別に、かまいませんけどね。

外交官が、どんなワインを選ぼうが。

 

2009-04-21 07:00:00 ihepの投稿

U-29世代のデート最新事情

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最近、すいませんね。こういう軽いネタばっかりで。


日経新聞(20日の朝刊)見てたら、面白い記事があった。


「U-29(29歳以下)世代は合理的な現実主義者だ。

まだるっこい準備は抜きに、手っ取り早く2人で(デート)を楽しみたい。

彼らはデートで外食するのはせいぜい3ヶ月に1度くらい。

3月14日のホワイトデイには電子レンジで肉じゃが風料理をつくり、「家デート」を楽しんだ。無理にお金はかけない。家デートには、2人きりで密度の濃い時間をすごせる利点もあるようだ。」


 まさに私が唱える「内食の時代」であろう。


無理をせずに果実を得るのを好むのが、今の彼らの消費意識のようだ。

私は、このあたりの学生を教えているけれど、このごろの学生は賢い!


 心せよ、外食産業の従事者さん!



2009-04-20 07:00:00 ihepの投稿

就活、プレゼンテーション

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少し前になるが・・・昨年末の朝日新聞に以下のような記事が掲載されていた。


 「麻生首相は19日、東京・渋谷の「ハローワーク渋谷」を視察し、

求職に訪れた24歳の男性に「何がやりたいか目的意識をはっきり出すようにしないと、

就職というのは難しい」と声をかけた。


 男性は派遣社員として働いていた自動車工場の契約が打ち切られ、

職探しに東京に来たという。


 首相は就職活動の心構えを伝えたかったようだが、

民主党の鳩山由紀夫幹事長はこの発言について記者会見で「誠に的はずれだ」と批判。

 「なかなか自分の思い通りの仕事が見つからない状況だからこそハローワークで探そうとしている。

『しっかりやれよ』と言葉をかければ、彼らもやる気が出る」とたしなめた。」



 私は、首相を弁護する義理はありません(^∇^)し、ファンでもありません。

しかし、上記の記事では、首相は「目的意識をはっきり出せ」と言っているのであり、

持て」とは言っていません。


 「目的意識をはっきり出せ」というのは、表や面接でのプレセンテーションスキルの問題です。

しかし「目的意識をはっきり持て」は、人としてのあり方の問題でしょう。


 だいたい、就職する前に、働くことに関して「はっきりした目的意識を持っている」人は

幸福な少数派です。たいていの人にとって「はっきりした目的意識」とは、

実際に仕事をしているうちに生まれてくるものだと思います。


 しかし、例えば、就職面接などの場で、面接官は「はっきりした目的意識」を要求します。
おそらくこれは、人の潜在能力を予測できる単純で特異的なパラメーターなど存在しないため、

「はっきりした目的意識」をプレゼンテーションできるスキルのようなパラメーターを代用しているに

過ぎないという側面があると思います。

 ここにはダブルスタンダードが自ずと存在するのです。

だから、「何がやりたいかというはっきりした目的意識」が十分に形成されていなくても、

「人としてのあり方に」深刻に悩んだりする必要はないわけで、

そんなものは働いて経験を重ねれば生まれてくるものだと思います。


 しかし、働くための前段階としての面接では「何がやりたいかというはっきりした目的意識」を

プレゼンテーションするスキルで評価されてしまうので、

「(とりあえず準備した)何がやりたいかというはっきりした目的意識」を

プレゼンテーションするスキルを磨く必要があります。


 というわけで、首相の「目的意識をはっきり出せ」というアドバイスは、

競争率の激しい面接を切り抜けるためには適切なアドバイスであり、

「持て」ではなく「出せ」と言ったところは、「しっかりやれよ」とだけ言った、

民主の鳩山幹事長よりも、非常に珍しく「的を射ている」と言えます。

2009-04-19 00:00:00 ihepの投稿

立ち飲みワイン

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 いよいよ、ワインバーも、立ち飲みの時代が到来したようだ。

考えた人は、非常に優れた発想の持ち主である。

 危機というのは、「リスクと機会」の両面を持つが、

不況という危機の中から、ビジネスチャンスを察知できる人だ。


他のバーに比べて、ワインバーは若干、敷居が高いと感じている方は多い。

だから、あまり知られてないかもしれないが安くて旨いワインをグラスで赤・白、それぞれで3~4種類、楽しく提供し、食事類も「売り」が数種類あれば・・・たとえば、とっても美味しいパンとチーズを出すとか・・・であれば繁盛するだろう。

まあ、ボトルも、これは!と思うものを数種類おいておけばいい。


実際、その手の店は、超満席である。

東京にも渋谷に有名な立ち飲みワインバーがある。

富ヶ谷のワインバーも、個人的に好きです。

大阪にも天満にあるそうだ。


でも、不況だから客が来ないとか、あげくの果てに、花見の季節だから客が来ない(そんなもんなら、ずっとこないよ)などと「外部環境」のせいにばかりしている店は、
この「内食の時代」から、取り残されるであろう
2009-04-18 21:22:03 ihepの投稿

「前原首相」なら自民党と変わらず 安倍元首相、米の講演で

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 「前原さんが民主党政権で首相になれば、自民党とほとんど変わりがない」。


 安倍晋三元首相は17日のワシントン市内でのシンクタンクでの講演後の質疑で、

同じ会合に出席するためともに訪米した民主党の前原誠司副代表の名前を持ち出した。

 

 会場からの質問は「政権交代すれば民主党の外交政策は」。


 安倍氏は「この質問に答えるには、一緒に来た前原さんを連れてきた方がよかったかもしれない」と

笑わせた後で「よく言えば多様性があり、現実をいえば統一された政策を持っていない」と

民主党の政策を論評した。


 例として小沢一郎代表が在日米軍は第7艦隊だけで十分との見解を示したことをとりあげて「民主党の外交政策はどうなるか分からない、予測がつかないということだ」と締めくくった。(ワシントン=丸谷浩史):日経ネット



 私は、3月4日のブログ記事で、「民主は前原氏でも立てることになり、自民は中で「再編」されたのち、大連立かもね(笑)。そして、格差固定社会の確立へと・・・。」と書いた。


 自民から見たら、一番、政策的に組みやすいのが前原氏ということを、上記の安倍氏は、あらためて暗に示したわけだな・・・。


 ほらね、やっぱりな~という感がします。まあ、巷の政治評論家の先生方の説よりは、私のほうが、マシでしょ(笑)。

 私は別に、特殊な情報入手経路を持つわけではないけれど・・・。普通の公開情報をもとに洞察力・推理力を働かせれば、このくらいのことは十分予測可能ですから。。。


 


 





2009-04-18 03:00:00 ihepの投稿

メタボの基準

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まずは、Newsから。


 「高血圧などのメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の関連要因を複数持つ男性が

循環器病(心臓・脳疾患)で死亡するリスクは、要因を持たない男性の約2倍になることが

16日、厚生労働省研究班の大規模疫学調査で分かった。

肥満があってもなくても傾向はほぼ同じだった。


 日本では、内臓脂肪型肥満(男性が腹囲85センチ以上、女性が同90センチ以上)に加え、

高血圧、高血糖、脂質異常の3つのうち2つ以上を併せ持つ状態をメタボとしている。

研究班は「現行の診断基準は肥満でない高リスク者を見落とすおそれがある」と指摘している。

 研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の斉藤功・愛媛大学准教授が

全国の40―69歳の男女約3万4000人を13年間にわたり追跡調査した。

肥満かどうかの指標には、腹囲の代わりに体格指数(BMI)を使い、BMI25以上を肥満とした。 」

(日本経済新聞)




 まあ、ウエストの基準のおかしさは、去年あたりから、散々言われてるので書かなかった。

 やっぱり肥満度は、ウエストよりはBMIで、判定したほうがいいんだけどな・・・。

この研究でもBMIでの肥満度判定だ。


 「見た目」のウエストのほうが、一般の方々には、わかりやすく、危機意識を持たせやすいという「利点」はあるけれども・・・。


2009-04-17 07:00:55 ihepの投稿

内食の時代

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 日本の家庭の食形態は「ちゃぶ台文化」から「テーブル文化」を経て「個食(孤食)文化」に至ったように思う。


 景気のよいときは、個食といっても、いろんなお店で外食する人も多かっただろう。

外食産業は、儲けた。


 しかし、この不景気で、「外食よりは内食へ」という変化がみられるように思う。


 ただ、そうはいっても、たまには「プチ贅沢」をしたいもんだ。それで、ちょっと力を入れて、お店を選ぶ。この場合は、ほんの少々値が張っても、旨くて安全でサービスも、まあまあ良さげなところを選びたい。


 ちなみに、ワインがでてくるようなフレンチやイタリアンの店の場合。

できれば、ボトル売りの最低価格のものを、店のHPなどで調べて、ネット検索して、どんなものか簡単に調べて、いくといい。

 経験上、最低価格のものが、その店の、ほぼすべてを表現してくれる。

最低価格のものがダメなら、他も(料理も含めて)ダメだから。


 それから、ボトルで頼むなら、ワインのことが、あまりわからない人は、値段が真ん中のものは選ばないほうがいい。たとえ、ソムリエに言われようが(笑)。

 なるべく安くて美味いのをと、いっとけばいい。何か、どうしてもこだわりをお持ちの場合は別だけど・・・。


 

2009-04-16 00:00:00 ihepの投稿

女性のメタボ改善は体重8―13%減を目標に!

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筑波大の研究グループが、以下のようなデータを示した。

 軽度から中程度の肥満の女性は3カ月で体重を8―13%減らすとメタボリック症候群を改善しやすい――。

こんな調査結果を筑波大学が15日発表した。

 日本人がメタボ関連の指標を改善するための具体的な減量目標はこれまではっきりしていなかったが、

その目安になると説明している。


 中田由夫助教、田中喜代次教授の研究グループが7年間にわたり減量教室を通じ調査した

茨城県や千葉県の20―60歳代の女性約300人のデータを解析した。

体格指数(BMI)が25以上40未満で、メタボ関連指標の腹部肥満、脂質異常、高血圧、高血糖

の少なくとも1つが該当するメタボかその手前の人が対象。(日本経済新聞)



 彼らの減量教室は、以下のHPへ。


http://www.taiiku.tsukuba.ac.jp/~tanaka/projobese.html



 まあ、減量のプロたちのご意見ですから、ご参考に。



 



2009-04-15 09:14:46 ihepの投稿

私流のワインの飲み方

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いつ頃からになるのだろうか・・・?


 仕事が成功したり、とっても嬉しいことがあったりした時に、ワインを1本、1人であけるようになったのは。


 もう、13年ほど前になるけれど、私は、政府の研究機関で働いていた。

そのときの上司が、ワイン好きで「高いのではなく、美味しくてなるべく安いのを掘り起こすのが、本当のワイン通」という方だった。

 彼は、しばしば、仕事が終わった後にワイン会を開いていたが、私は「飲めるものならなんでもいい」こともあり、仲良く参加していた。まみは、いつも、近所のイタリアンに配達してもらった美味いピッツアだった。(ちなみに、そのお店は、もう無い。あれだけ、価格も手ごろで、美味いピッツアは、いろいろ探したけれど、まだ都内でお目にかかったことがないんだが・・・。)


 へえ~、案外、美味いものなんだなワインって・・・。難しい知識は、あまり覚える気にはならないけれど・・・。でも、この1本には、生産者の苦労や工夫、知恵などが詰まってるんだろうな・・・。さしずめ、ワインとは「伝統を飲む」ものと言えようか・・・などと想いながら飲んでいたのを、この季節になると思い出す。


 その後、私は、ハーバード大学医学部の研究員として赴任するために職場を離れたが、ちょうど、私が渡米中に、その元 上司は、脳腫瘍のため、奥様と1歳のお子様を残されて、旅立たれた・・・。今の技術なら、もう少し、どうにかなったな。。。


 私は、帰国後、今のT大学の助教授として赴任したわけだが、それ以降、今までで、そのワイン会の仲間や友人が、ワインとは無関係なのだが、癌(非小細胞肺癌、肝癌、膵臓癌)で亡くなっている。奇しくも、すべて、5月ごろだ。。。


 なぜ、私のような「いきあたりばったりの」人間が、医学研究に執念を燃やすようになったか、おわかりいただけるかと思う。


 それで最近は、自分が手がけた研究で、良いデータが出揃ってまとめた論文が一流誌に掲載されそうなときとか、出版されたときなどに、上述のように、ワインを1本、ワインバーで、あけることにしている。


 先日、想いを込めて、あけたのは、下記のワイン。


Morey Saint Denis Christophe Bryczek 2005である。

  

人生…いきあたり、ばったり!



次回、私の論文が世に出たときには、恐らく一騒ぎになるだろう。


そのときには、何を飲むか・・・?


ソムリエールさん、ご協力を御願いしますね('-^*)/

2009-04-14 13:03:42 ihepの投稿

iPS細胞研究・・・国賊と堕すのか?日本のマスコミよ

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 まず、2007年の12月12日に、日本経済新聞社が、以下のiPS細胞研究記事を載せた。この記事は、ほとんど日経のみの「スクープ」だったと思う。


新型万能細胞iPS、作製効率4倍に・京大の山中教授ら

 京都大学の山中伸弥教授らの研究チームは11日、神経や臓器など体の様々な組織や細胞に
成長する能力を持つ新型万能細胞(iPS細胞)の作製効率を4倍改善する手法を見つけたことを
明らかにした。従来の万能細胞に比べるとまだ効率は低いが、実用化へ向けて前進した。
 山中教授らは人の皮膚からiPS細胞を作ることに世界で初めて成功したが、当初は細胞に
組み込む4つの遺伝子のうち1つはがんを起こす可能性があった。その後、このがん遺伝子を
除いた3つで作製する手法を開発。ただ、作製効率は従来の100分の1に落ちるのが難点だった。

 今回、これを改善するマイクロRNA(リボ核酸)という分子を見つけた。作製効率は4倍高まり、
従来の25分の1にできるという。 (日本経済新聞)


 そして、時は流れて・・・今年の4月12日に米国のUCSFの研究者から、

Nature Biotechnologyに以下の論文が発表された。


 ES細胞特異的なmicroRNA(miRNA)によるマウスiPS細胞の樹立効率の改善という内容である。


 Embryonic stem cell–specific microRNAs promote induced pluripotency

Robert L Judson, Joshua E Babiarz, Monica Venere & Robert Blelloch


Nature Biotechnology Published online: 12 April 2009 | doi:10.1038/nbt.1535


 山中先生の「発表」から、その後、山中教室を含めて、どこからも論文は出てなかったので、まだ実際には、うまくいかなかったのかな?と思っていた。

 

 そしたら、なんと、米国に先を越された状況になっている。しかも、この手法・・・確か、いろいろ聞いたところによれば、山中先生が、2007年の12月に見つけたという方法とほぼ同じようだ。論文からは、山中先生らが共同研究をしてるわけでもないが・・・。


 あれっ? 山中先生は、確か、UCSFの客員教授だったな・・・。

それで彼は、この研究ネタの「続きと完成」を、そこに任せたのか?

 いや、それならば論文は「共著」だろうしな。。。


じゃ、やっぱり、アイデアだけを、パクラレたのかな?・・・。


 日経さんよ(まあ、他のマスコミもそうだが)・・・各先生への取材を記事にするのは、これからは、論文発表以降にしたほうがいい。何度も言ってるのだが・・・。

 ちょっと研究者が、ボソッといったりした「アイデア段階のレベル」を記事になんてしたら、わかる人間には、すぐわかるし、タナぼたのヒントになるんだよ・・・。


 こういう科学記事に、スクープなんて、いらない。

誤報の元にもなるし、ましてや、今回の場合は、国益を損ねるレベルだと思う。

 日本は、アイデアのみが勝負なんだぞ・・・特に、この分野は。


御一考を!



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