2008-12-20 20:40:35 ihepの投稿

総理の引越し

テーマ:ブログ

麻生総理が、1月初旬に公邸に引っ越すらしい。

今の彼の私邸は、渋谷の松涛にあるニュージーランド大使館の隣。

おまわりさんが、入り口にたっている。


私が、深夜に大学から渋谷に飲みに行くときは、タクシーでいくときは、彼の家の前を通る。そこから、公邸に引っ越すらしい。


ということは、1月解散は、もう無いのね(笑)。


まあ、解散は、来年の春先か・・・。

あるいは、9月任期満了だな。


今の支持率からすると、3月あたりに、政権をブン投げるかもしれないし、

それまで、公邸生活をエンジョイするのかな。





2008-12-19 18:32:40 ihepの投稿

♪幸福の連鎖現象♪

テーマ:ブログ

 “collective phenomenon”と呼ばれる「幸福の連鎖現象」がBMJ誌(12月4日号)で報告されている。


 多くの幸福な人に囲まれた人、ネットワークの中心にある人は、将来、幸福になる可能性が高いらしい。


 論文の結果のサマリー:長軸的統計的モデルによれば、幸福の集積は、幸福の広がりによってもたらされるもので、単に同様な状況の人々が集まりやすいというものではない。
 ある人の1マイル(約1.6km)以内に友人が住んでいて、その友人が幸福になった場合、その人が幸福になる確率は25%(95%信頼区間[95%CI]:1~57%)増加する。同様な影響は、同居している夫婦(8%、95%CI:0.2~16%)でも、1マイル以内に住む兄弟(8%、95%CI:0.2~16%)や隣人(34%、95%CI:7~70%)でも見られる。
 こうした影響は仕事の同僚では認められない。影響は、時間の経過や地理的な距離によって薄れる。



【結論】 人の幸福は、つながりのある人の幸福度に依存する。



2008-12-19 00:45:37 ihepの投稿

肥満対策!

テーマ:医療・健康情報

 世の中で、最も期待され、莫大な儲けが約束されている医薬品は何か?

実は、癌の特効薬でも難病の画期的な治療薬でもない。

「肥満」をどうにかする薬である。


 今のところ、肥満患者の減量に最も顕著な効果を発揮するのは外科的なアプローチで、20~25%の体重減少が達成できる。薬物を用いない生活改善などの方法もある程度有効だが、長期的な成功率は低い。

 減量薬には長期的な利益が期待できるが、既存の薬剤には、摂取カロリー制限と生活改善の実施による減量を大きく上回る体重減少は期待できない。1年間の治療で既存の減量薬がもたらす体重減少は、オルリスタットが2.9kg、シブトラミンは4.2kg、リモナバンが4.7kgといったレベルだ。有害事象が少なく減量効果がより大きい薬剤を求める声は強い。


 そこで、BMI30~40の肥満患者を対象とした「テソフェンシン」という薬の臨床試験が行われた。摂取カロリー制限とともにテソフェンシンを服用すると、なんと、既存の減量薬の2倍を越える減量が達成できることが示された(Lancet誌2008年11月29日号)。


 ただし、私としては用量依存性の心拍数の増加などの副作用が気になる。怒りっぽくなったりするし・・・。今後、更に規模の大きな試験で、適切な用量を模索していくことになるだろう。


 まあ、BMI30~40の「肥満患者」対象なので、一般の「ちょっとメタボ」程度の方々には、あんまり関係ありませんがね。


 なお、日本人対象の「肥満対策」としては、BMIを25以上を肥満と定義した場合、「食事を満腹になるまで食べ、かつ、早食いの習慣がある人は、そうでない人に比べて、肥満の人が3倍以上多い」(BMJ誌電子版、2008年10月21日)ことから、なるべく「腹八分目で、ゆっくり食べていればいい」でしょう。


 少なくとも、「ちょっとメタボ」程度で、健康食品や薬には、頼らないように。

害が無ければ、ラッキー程度のものなので。


2008-12-18 01:46:21 ihepの投稿

だから、麻生総理著「俺様のレストラン」の出版を!

テーマ:ブログ

  ほら、私が、再三、書いていたように、ミシュランの評価なんて、滅茶苦茶でしょ!

「二つ星」産地に不当表示 日本ヒルトンに排除命令 (共同通信)

 「ミシュランガイド 東京2008」で二つ星評価だったヒルトン 東京のフランス料理店「トゥエンティワン」が、メニューで牛肉などの産地を不当表示していたとして、公正取引委員会 は16日、景品表示法 違反でホテル運営会社「日本ヒルトン」(東京)に排除命令を出した。公取委によると、東京・西新宿にある同店はコース料理のメニューに「特選前沢牛」などと表示。使っていた肉は大部分が山形県産だった。



だから、麻生総理 著 「俺様のレストラン」の緊急出版を!

 その続編として、外務省官僚有志編。農林水産省官僚有志編の「グルメ本」でも出しなよ。彼らなら、値は多少はっても、本当に安全で美味なところは、よく知ってるから。庶民が、なけなしのお金を払ってでも、「自分たちの褒美」に使える店を教えろ!



 補足:ちなみに麻生総理御自身は、まだ、上記のレストランには足を運んでないようだな・・・。

2008-12-17 18:06:46 ihepの投稿

自分への御褒美

テーマ:ブログ

 私が11月25日の日記で紹介した化粧品について、今日、日本経済新聞に「売れ行き」の記事が載ってた。


 「高級化粧品、心に潤い」ってことで、30歳代以降の社会人女性は、高額出費を厭わないそうだ。


 当の資生堂の化粧品は、「美白や肌荒れ防止を期待できる成分配合のクリーム」だが、計画費10%増の売れ行きとのこと。

 一方、口紅などは、低価格志向で、「肌の手入れは高価格のもので念入りにして、仕上げなどの化粧品は低価格のものを」という使い分けをするのだそうだ。


 女性たちが、頑張った自分への御褒美として、自分が働いたお金で少々高い物を買う・・・もう、その行為だけで化粧前から素敵じゃないですか。


 ・・・で、このクリームの含有成分。

実は、自分の研究(医学)の重要なパーツでもある。

老化と癌を、どうにかする際にも、かなり役に立つんです。

 

2008-12-15 14:55:19 ihepの投稿

今年のうちに・・・

テーマ:ブログ

先ほど、明日行う年内の大学院最終講義の資料作成を終え、一服中・・・。


私があと、2週間あまりでやること・・・。


1.ハーバード大学医学部との共同でやっている研究の医学論文(英文)の最終投稿。→ 稀に見る非常にエキサイテングなデータに基づく論文投稿を私が終えるまで、我々もクリスマス休暇をとるつもりが無いという「非常に頼もしい」彼ら。


米国人が、この時期、働かないというのは大嘘である。



2.告白。


・・・説明不要(笑)


そして・・・


3.伝えよう 今年のうちに ありがとう


ちゃんと5・7・7になってるな(笑)



P.S: まあ、適時、ブログは更新する(予定)・・・。


ネタ:大学・病院の食堂(高級フレンチ・イタリアン、病院食堂めぐり)etc







2008-12-15 12:17:10 ihepの投稿

偽の幹細胞治療の販売がネットで横行-国際的な利用ガイドラインを作成

テーマ:医療・健康情報




 世界では、今、インターネットを通じて
「偽の幹細胞治療」が高額販売されている。
 これを受けて、「Cell Stem Cell」誌12月号では、
ガイドラインが提唱されている。


 

 同じ号に掲載されたcorrespondence論文では、

カナダのアルバータ大学の研究グループが、

高額な幹細胞治療を販売する19のウェブサイトを分析している。

中国のBeike Biotech、ウクライナのACTをはじめとする様々な

病院が、多発性硬化症、パーキンソン病、脊髄損傷、

アルツハイマー病などの神経障害や、

自閉症、脳性麻痺などの先天性障害のほか、アレルギーや心疾患、

さらには美容目的で多数の患者を治したと謳っている。

 しかし、このような疾患の幹細胞治療について検討した研究は無く、

使用した幹細胞が本物であるか何に由来するものの証明もなかった。

幹細胞は患者自身の骨髄細胞由来であることが最も多いが、

かならずしもそうとは限らず、人工中絶された胎児由来や、

動物組織由来、提供者の組織由来の場合もある。治療費用は、

航空運賃や宿泊費を除き平均2万1,500ドル(約200万円)であった。



これは、恐るべき事態だな!




 私は、こういう事態は、まさにiPS細胞のケースでも近い将来、

生じるだろうと想定している。

特に、中国の動向が、正直、一番、不気味なのである。

彼らは、こういう裏技も平気でやってくる。

できてもいないのに、特許申請してたりな(笑)。

なお、韓国も侮れない。

 iPS細胞からの肝細胞、膵臓細胞への分化でも特許化したと9ヶ月以上前に

報道でアナウンスされたが、いまだに、論文公表もない。

どういうことか?想像つきますね。



 だいたい、みなさんは、日本発のiPS細胞の競争相手は、

米国(あるいは一部、欧州)と思っているだろうが、

本当は、中国が、一番、怖い。

 米国なら、手の内は、かなりわかる分、まだマシである。

それに、向こうが、すでにNo.1だ(笑)。

 論文みてれば、わかるが、米国発の論文に結構、中国系が多いし、

実際、ハーバード大学医学部あたりで、必死になってるのは、彼らが多い。


 日本は、事実上2位狙いだが、ヒトES細胞研究論文数の国際シェアが

米国・中国は、日本の10倍。

このことからみても「表技」でも2位が、中国にさらわれる可能性がある。


 なお、今回の新しいガイドラインは研究を実用的かつ責任あるものへと

導くためのものだとHyun氏は述べ、

幹細胞には一貫した品質管理および製造が必要である他、

腫瘍を形成することもあるため慎重な経過観察が必要だと指摘している。

 それに応じて、(日本を含む)13カ国の専門家チームにより作成された

このガイドラインは、倫理的審査、幹細胞の品質および安全性の問題に

対応するものとなっている。

 幹細胞による治療が標準となっている疾患は少なく、

白血病の造血幹細胞治療や、熱傷や角膜障害への上皮幹細胞

による治療にとどまっている。

 しかし、「幹細胞研究は大きな可能性を秘めている。

治療という直接的な応用に結びつかなくとも、間接的な形で患者が研究による

利益を得られる日も近い。」とHyun氏は述べている。


 もはやガイドラインなどと悠長なことをいってる場合ではない。

罰則規定のない、ガイドラインなど、なんの意味も無いのだ!



 

2008-12-14 00:00:00 ihepの投稿

首相の晩ご飯

テーマ:ブログ

 前に、麻生総理による「俺様のレストラン」でも出版されれば、「ミシュランガイド」なんぞよりも信頼のおけるガイドブックになるだろうと書いた。(11月30日)


 先ほど、何の気なしにスポーツ紙を見てたら、以下のような連載記事を見つけた。

タイトルは「首相の晩ご飯」。毎日、総理がどこで晩飯を食べたかが、淡々とつづられている。


http://www5.nikkansports.com/general/gohan/top-gohan.html



これに、各店の詳細なレポートでもつけて出せばいいのに・・・。




2008-12-13 10:21:28 ihepの投稿

任天堂が世界に誇るWii・・・の症候群って?

テーマ:医療・健康情報

「任天堂」が世界に誇る「Wii」。

まだまだ、人気ですな。


さて、その「Wii症候群」なるものが「新しい疾患概念」として最初に紹介されたのは、世界最高峰の医学誌とされているN Engl J Med誌 2007。


 近未来の某国の「医師国家試験」には、次のような問題が出るかもよ(笑)。




問題: 60歳男性。1週間前から続く肩関節と肘関節の痛みを訴えて来院した。肩および肘の疼痛以外異常は認められないが、右手第2指MP関節に胼胝(たこ)を認める。生来健康であり、生活習慣病の所見も認められない。ただし、3ヶ月前にあるゲーム機を購入している。


(1) 考えられる疾患はどれか。


a 変形性関節症
b 関節リウマチ
c 全身性エリテマトーデス
d 骨肉腫
e Nintendo Wii症候群

(2) 適切な治療法はどれか。


a 人工関節置換手術
b ステロイド薬投与
c メトトレキセート投与
d 右上肢切断術 + 放射線照射
e 非ステロイド性消炎鎮痛剤投与 + 一週間のゲーム中断





<解答>

×a 変形性関節症ならばX線にて骨棘形成等異常所見が認められるはずであるが、それがない。
×b 関節リウマチの診断基準を一つしか満たしておらず、除外されうる。
×c 全身性エリテマトーデスの診断基準を一つも満たしておらず、論外である。
×d X線で何らかの所見が認められるはずであるがそれがない。
○e 典型的なWii症候群で、正解。

(2)
×a 単なる一過性の炎症性疾患であり、人工関節置換は禁忌である。
×b この程度ではリスクベネフィットの観点からステロイドは適用にはならない。
×c MTXは慢性関節リウマチの治療に用いるもの。
×d Wii症候群で腕切断するなど言語道断。

○e 適切である。(正解)


・・・dなんかを選んだ医学生は、この時点で他の部分が満点でも「不合格」だな(笑)。こういうのを、医師国試における「地雷」問題といいます。

2008-12-12 18:09:04 ihepの投稿

今年の漢字は・・・

テーマ:ブログ

例年のように「今年の漢字」が発表された。

今年は・・・「変」だそうだ。


「株価暴落や円高ドル安など金融情勢の変動や、異物混入に代表される食の安全性に対する意識の変化、日本の首相や米大統領の交代など、政治的な変革などが理由。さらに、ノーベル賞受賞や北京五輪など、日本人の活躍に良い変化があったこともあり、良くも悪くも変化が多い1年で「来年は良い年に変えていきたい」という期待も込められた。」(MSN)


ふ~ん、なんか、しっくりこないな。

去年の「偽」は良かったが。


よくも悪くも変化が多いって・・・世の中、悪い変化ばっかりじゃないか。

「崩壊」の「崩」で、ばっちりだと思ったが・・・。

これからの再生への期待をこめて。

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