他言語ニュースを見る

人気検索ワード:

検索
line
韓国企業の成長・収益・安定性が悪化=昨年
2012/10/14 15:40 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ソウル聯合ニュース】世界経済の低迷と国際原材料価格の上昇に伴い、2011年の韓国企業の経営状況が「成長性」「収益性」「安定性」の全部門で悪化したことが分かった。

 韓国銀行(中央銀行)は14日までに、韓国企業43万6000社の経営状況を分析した報告書を公表した。

 それによると企業の成長性を示す売上高増加率は前年の15.3%から2011年は12.2%に低下した。製造業のうち電機・電子の増加率は19.6%から2.3%に大きく落ち込んだ。非製造業のうち運輸も18.9%から6.6%に低下した。

 収益性を示す売上高営業利益率は前年の5.3%から4.5%に低下。電機・電子や電気・ガスなどで不振が目立った。

 韓国銀行は「収益性の悪化は原材料価格の上昇に伴い、営業利益の割合が縮小し、営業外収支の赤字幅が拡大したため」と分析した。

 企業の債務状況を示す負債比率は前年の150.1%から152.7%に上昇した。電気・ガス、運輸などで上昇が目立った。

 一方、大企業と中小企業の収益性・安定性を示す指標の差は縮まっている。

 2011年の売上高増加率は大企業が前年の16.4%から13.1%に低下し、中小企業も13.4%から10.6%に低下した。

 ただ、売上高税引前利益率は中小企業が2.4%から2.2%の低下にとどまったのに対し、大企業は6.4%から4.6%に落ち込んだ。

 同期間の負債比率も大企業は140.5%から144.9%に拡大したのに対し、中小企業は182.2%から179.2%に縮小した。

ikasumi@yna.co.kr