2012.10.14 14:08

イチロー1発含む4安打も…ヤ軍は初戦落とす(2/2ページ)

タイガース戦の9回、右翼ポール際に2ランを放つヤンキースのイチロー。投手バルベルデ=ヤンキースタジアム(共同)

タイガース戦の9回、右翼ポール際に2ランを放つヤンキースのイチロー。投手バルベルデ=ヤンキースタジアム(共同)【拡大】

 イチローは「2番・左翼」で先発出場。一回の第1打席は左飛に倒れた。二回二死一、二塁の第2打席は、俊足を生かして遊撃内野安打。五回一死無走者の第3打席は中飛だった。七回一死無走者の第4打席は、カウント2-2からフィスターの外角直球を左前に鋭く打ち返した。

 0-4で迎えた九回一死二塁の第5打席は、守護神バルベルデから右翼ポール際にライナー性の右越え2ランを突き刺した。

 十一回先頭の第6打席は、6番手・スマイリーに簡単に追い込まれたあとの3球目スライダーを中前に運んだ。この日のイチローは6打数4安打2打点で、打率は6割6分7厘。

 ヤンキースはベテラン左腕のペティットが先発登板。前半は要所を締めるピッチングで無得点に抑えたが、六回に2連続適時打を許して2点を先取された。八回には2番手・ローがヤングに左越えソロ本塁打を被弾。3番手・ローガンもガルシアに中前適時打を許して4点目を失った。

 崖っぷちの九回、イチローが目の覚めるような一発で反撃ムードを演出。なおも二死二塁から、オリオールズとの地区シリーズ第3戦で同点ソロとサヨナラ本塁打の離れ業を演じたイバネスが2ランを放ち、土壇場で4点差を追いついた。

 だが十二回、8番手・フェルプスが2本の適時打を浴びて黒星発進。3度の満塁機で凡退を繰り返すなど、再三の好機を潰したのが大きく響いた。

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