自民党の三ツ矢憲生衆院議員(61)が代表を務める同党三重県第5選挙区支部が、関係者が暴力団との交友関係を指摘された三重県の企業と関連企業から、2005年~12年に計264万円の政治献金を受けていたことが12日、分かった。
2社は三重県紀宝町の砂利砕石販売会社「日本土石工業」(2月20日付で社名変更)と同県御浜町にある土木建設業者。支部や政治資金収支報告書によると、2005年から今年1月まで、計141万円と計123万円を献金していた。
日本土石工業をめぐっては、元社長が暴力団と交友関係があると和歌山県警がみており、三重県は昨年12月、関連の土木建設業者を、暴力団と関わりがあるとして指名停止処分にしている。
支部は「献金を受けている間、2社と暴力団が関係していたことはまったく知らなかった。やましいことはないが、返金するかどうかも含めて検討中」としている。
(紙面から)