ゴミ箱に投げ込むだけで自動的に情報を整理する方法
これは個人で使う情報に限った事だが、私は情報だけあったとしてもそれはゴミや宿便などと同じ類いの物だと思っている。
リサイクルの確言に「混ぜればゴミ、分ければ資源」という物がある。
これが情報にも完璧に当てはまるのだ。情報は必要、不必要、後から必要、すぐ必要、実は必要なのに気づけない、実は不必要なのに気づかない、当たり前すぎて気づかない……などの多くの種類が存在している。
分けるといっても、分け方を間違えるとえらいことになる。全部の要素を一々カテゴリで分けたりするのは具の骨頂という事。どんだけ暇なのか知らないが、状況により情報の価値は流動するのだから、カテゴライズ自体が無意味だ。
個人で無作為に行う情報収集において、最初からカテゴライズ出来るとすれば、何も創作に関係しない情報だ。つまりそんな情報は死んだ情報であり、無価値である。本物のゴミと言える。捨てるための情報以外の何者でも無い。この意味がわからなければカテゴライズをひたすら細分化してみれば良い。泣きを見る事になるから。
情報を後で役に立つ物にしたいなら、何もしなくても、情報があるフォーマットに従って勝手に分類され管理できる状態に整列される必要がある。
カテゴリを細かく分けるのは、一見やる気たっぷりに見えそうな物だが、実はこのフォーマットを作る作業を放棄していると言える、愚かな行為である。
では、どうすればその「勝手に分類管理」フォーマットを「適確に」作ることができるのだろうか。
それには何回触ったかを確認できる仕組みを作るだけで良い。
自動で閲覧、再生回数が記録される管理ソフトなら何の問題も無いが、もし出来ないとしても、タグ管理出来るなら「写真」「パソコン」「ペット」「家族」「旅行」などというものに加えて「1」「2」「3」……という感じで触った回数がつくものにするのだ。
タグ管理ができないなら、他に触ったという記述を残す何かしらの方法を使えば良い。いま使っているソフトで、できるかどうかではなく、これができないと自動化出来ない。出来ないなら、他の手を探す必要がある。それだけだ。
まず、膨大なゴミ情報が存在している、それを、検索ワードでサルベージして使うのだ。そのサルベージ回数を記録する。この管理ができるのも検索エンジンがパワフルになってきたおかげである。このサルベージ回数に重要度が対応する。
使わない情報はゴミである。しかし、使い方によってはゴミも宝と変わるだろう。ゴミか宝かを決めるのは今のあなたでは無い。未来に起こる状況である。その時に後悔しないよう、分類せずに、捨てずに溜めおくのだ。