2012年10月14日 06:53 更新
iPS細胞から作った心筋細胞で「世界初の臨床応用に成功した」と発表して疑惑の目を向けられていた森口尚史氏(48)が13日午前(日本時間13日夜)、ニューヨークで記者会見し、「ウソ」と認めた。森口氏は「患者6人への移植手術をハーバード大関連のマサチューセッツ総合病院で、今年2月14日から9月末にかけて行った」としていたが、会見では、6件のうち5件を虚偽と認め、手術は「将来の予定だった」と言い出した。その上で「自分の責任であり、大変申し訳ない」と謝罪した。さらに残る1件の手術は、今年2月ではなく「昨年6月に別の場所でやった」などと訂正した。