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遠隔操作の可能性 十分考慮し捜査を
10月8日 4時36分

遠隔操作の可能性 十分考慮し捜査を
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インターネットで犯罪を予告するような書き込みをしたとして逮捕された男性2人が、いずれも事件とは無関係の可能性があるとして釈放された問題を受けて、警察庁は犯行に使われたパソコンがウイルスに感染し、外部から遠隔操作された可能性があることを十分、考慮して捜査に当たるよう全国の警察に指示しました。

この問題は大阪市のホームページに無差別殺人を予告する書き込みをしたとして逮捕・起訴された男性と、インターネットの掲示板に伊勢神宮を破壊するという書き込みをしたとして逮捕された男性が、いずれも事件とは無関係の可能性があるとして釈放されたものです。その後の捜査で、男性2人のパソコンがウイルスに感染し、第三者が遠隔操作をして書き込みを行った疑いがあることが分かったためで、警察は逮捕の段階ではこうした可能性を想定していなかったということです。
このため警察庁は、インターネットによる犯罪の捜査ではこうしたウイルスの感染などの可能性を十分、考慮して捜査に当たるよう全国の警察に指示しました。
また、再発防止のため大手のウイルス対策ソフト開発会社に今回、確認されたウイルスの検体を提供したということです。
警察庁はウイルスの特性について解析を進めるとともに、捜査の経緯などをさらに確認したうえで今後の対応を検討することにしています。

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