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“新ソフトで感染確認を”全国に指示
10月11日 15時11分

“新ソフトで感染確認を”全国に指示
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インターネット上に犯罪を予告する書き込みをしたとして逮捕された男性2人が、事件とは無関係の可能性が高いとして釈放された問題を受けて、警察庁は、同じような事件の捜査では、今回、発見されたウイルスを検知できるようにした新たなソフトを使ってパソコンが感染していないかどうかを必ず確認するよう全国の警察に指示しました。

これは、警察庁の片桐長官が記者会見で明らかにしたものです。
この問題は、インターネット上に無差別殺人や爆破を予告する書き込みをしたとして逮捕された大阪と三重の男性2人のパソコンが、外部から遠隔操作できるウイルスに感染していたことが分かり、2人とも事件とは無関係だった可能性が高いとして釈放されたものです。
今回のウイルスは、国内ではこれまで確認されていなかったもので、警察が使っている市販の対策ソフトでは検知できませんでしたが、警察庁がウイルスの検体を対策ソフト開発会社に提供した結果、既存のソフトを更新させることで検知が可能になったということです。警察庁は、同じような事件の捜査では、こうした新たなソフトを使ってパソコンが同じウイルスに感染していないかどうかを必ず確認するよう、全国の警察に指示しました。

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