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【皇室ウイークリー】(248)陛下、奇跡のクニマスとご対面 雅子さま、長年勤めた侍医にご会釈
天皇、皇后両陛下は6日、甲府市を日帰りで訪問し、大水害からの復興に役立つよう、明治44年に明治天皇の指示で皇室から山梨県に贈られた恩賜=おんし=林を森林公園の展望広場から視察された。散策中は案内役に木の名前を次々と尋ね、リラックスしたご様子だった。
贈られた林は、約16万4千平方キロだったと伝えられており、現在の山梨県の面積(約44万6500平方キロ)の約37%にもあたる。両陛下は下賜を伝達した当時の宮内大臣から桂太郎首相への「御沙汰書」もご覧になった。
両陛下は昨年11月に同市で「恩賜林100年」の記念式典に出席される予定だったが、陛下が気管支炎で入院したため、皇太子さまが名代として出席されていた。今回、陛下の希望もあって改めて訪問されることになったという。
東京から甲府までの往復には菊紋つきの車両を連結したフル編成(6両)の特別列車(お召し列車)が使われた。東京駅では、両陛下は改修工事を終えた東京駅を初めて利用し、新しくなった貴賓玄関を使われた。
両陛下が地方を訪問されると、知事が県勢概要を説明するのが慣例になっているが、今回の県勢概要には、絶滅したといわれていた「クニマス」が西湖で発見されたことが盛り込まれていた。県によると、説明の場には実際にクニマスの稚魚が用意された。両陛下が生きているクニマスをご覧になったのは初めてとみられる。
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