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2012年10月10日5時42分

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冬乗り切れば、原発は… 政府、節電要請を検討

図:節電要請を決めるまでの流れ拡大節電要請を決めるまでの流れ

 暖房などで冬に最も電気を使う北海道電力管内について、政府は12月以降、数値目標をたてて節電を求める方向で検討に入った。ほかの地域では数値目標をたてないが、夏に続いて全国(沖縄県を除く)で節電を求める構えだ。この冬を節電で乗り切れば、1年を通して原発に頼らずに過ごせる「節電社会」に近づく。

 北海道は火力発電を精いっぱい使うことで、地域ごとに順番に電力を止める「計画停電」は見送る方向だ。北海道以外は夏より電気使用量が減るため数値目標はたてないが、「夏に定着した節電を冬も続けるべきだ」(経済産業省幹部)として節電を呼びかける。

 日本で動いている原発は関西電力大飯原発(福井県おおい町)の2基しかない。このまま原発に頼らずに冬を乗り切ることができれば、電力業界や政府が「電力不足を起こさないため、原発再稼働が必要」という根拠は揺らぐ。

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