'12/10/14
バス廃止「回数券どうなる」
笠岡市や福山市などで路線バスを運行する井笠鉄道(笠岡市)のバス事業廃止発表から一夜明けた13日、同社には回数券の払い戻しなどの問い合わせが相次いだ。バス停には社員が運行終了を知らせる文書を掲示。笠岡市など沿線自治体の職員も対応に追われた。
同市笠岡の井笠鉄道本社には午後5時までに、電話による利用者からの問い合わせが約50件。12日夜は約100件寄せられた。事業廃止で11月以降に使用できなくなる回数券と定期券、バスカードに関する問い合わせが目立ったという。
藤原秀敏常務は「現時点で払い戻しは困難。誠意を持って説明したい」と、電話応対に追われた。この日は休みだった職員も出勤。今月末での運行終了を示す文書を各バス停に貼って回った。
笠岡市役所では、担当職員4人が休日出勤。市役所で14日に開く対策会議の資料作成などの準備に当たった。
【写真説明】運行終了を知らせる貼り紙をのぞきこむ利用者(JR笠岡駅前のバス停)