どうも、猫耳っ娘です。
最近小説にはまってます。ちょっとはまり過ぎて、書いてみました。
たいした物ではないですが、暇つぶしになれば。と思います。
評価は、ちょっと抑え目に願いますw 辛口はやめて下さい辛口は。
では。
題:無題(まだ決まってません)
第一話「現状を確認だZE」
「...は?」
目覚めると、俺の周りには見慣れぬ景色。
血のように赤い原っぱ。ギラリという効果音が似合いそうな牙を生やしてる花。食べたら絶対死ぬなってくらい、禍々しいオーラを放つ黒いリンゴ。
原っぱと同じく、血のように赤い空。しかも太陽らしき物がなぜか二つ。
とりあえず分かった事。ここは、さっきまで俺がいたあの国道沿いの道じゃ無い。
「ドコ?ココ...。」
いきなりの謎のサプライズに、思わず声が裏返る。一体、なんの所為でこんな事になったんだ?
俺は今日一日の記憶を振り返る。
「う~ん....あっ!!....そうだ!俺が散歩してる時に......。」
_______ちょっと前(おそらく10分程)______
「いっやぁ、今日はついてますなぁ♪」
俺の手には三枚の諭吉さん。ついさっき拾った物だ。ん?ネコババ?知るか。
この三枚の諭吉’Sを、丁重に財布へとしまう。この三万...俺にとっては十万に等しい....我ながらなんて貧乏な金銭感覚なんだろう。だが、今の俺なら...いや、今朝俺の中で目覚めた力。この幸運を呼ぶ男の力を使えばぁ!!.....冗談だ。本当はそんなんじゃなく、ただ、今日は恐ろしいほどツいてるってだけ。なぜなら...
朝の占いが一位だった,朝作った目玉焼きに使った卵に卵黄が二個入っていた,ゲームで超レアモンスターをむっちゃGETした,...などなど
もうとにかく幸運バーストだ!「明日っから幸運なんて二度と来ませんよ」って誰かに言われるくらい。その誰かは知らんが。
「フゥ!フフゥ!」
嬉しさの余り、ちょっと奇声にして叫ぶ。周りに人はいなかったからお構いなしだ。スキップしながら道を進んでゆく。すると...
「ん?なんだ?」
気がつけば俺の影がまん丸となって膨らんでいくではありませんか!
というより、俺の周りだけ何か暗い。なんだ?と思って
上を見上げると....ガンッ!!!
頭に衝撃が走る、体の感覚が急激に無くなってゆく。
視界も渦が入ったようにグニャリと歪むと、途端に黒く染まってゆく。
え?え?えっ?
奈落の底へ落ちてゆく意識の中、俺は、何が起こったのか全く解らないでいた。
_____今、現在_____
「そうだ!俺、確か散歩してて...」
そう、俺はさっきまで国道沿いを散歩していたはず。それで....
あのガンッという音と、衝撃からして恐らく何か当たったのだろうか。
「一体...どーなったんだ?」
取り敢えず周りを、もう一度見渡す。先ほどと変わらず、赤い原っぱに二つの太陽。変な花に変なリンゴ。赤いシートを目にかけて見ているような相変わらずの赤い景色だ。精神的に長くいられる場所ではない。
赤色など血以外に何を連想するのか。もって一時間という所だろう。
俺のメンタルはガラスの様に繊細だ。なにやら不気味な所にほっぽリ出されて、独りでいられる訳が無い。限界時間を越えたとき、間違いなく俺の何かが壊れるだろう。何かが。よっし、目標決定。
今の目標 「人を探す」 に決定!
てな訳で、俺は上も下もわからず、頼れる奴もいないこの状況を打破するべく、目標達成を目指し、ここら辺を歩き回ることにした。