春の陽射しが重信川土手沿いの黄色い菜の花を照らす。
だが春風は私の心を知ってか、冷たい寒さで啼いている。
夕方車を止めて、彼や彼女たちが元気に吠えていた場所
に立っていた。
土手下で畑に水を撒いているお百姓さんの姿を見かけた、
車を止めて助手席の窓ガラスを下げた・・・
「風が寒いですね ？」 その人は手を休めてこちらを
見上げた、「今日は、犬を見かけませんね ？」 私は一番
聞きたい事を尋ねた ！
「そうだね、いつもは４〜５匹いるんだが役所に捕まった
のかな ？」 少し顔を曇らせた ！
彼が動物愛護の人か役所に通報する側の人か判らないので
それについての発言は避けた。
私は其の場を離れて、上流に向かった、
犬たちの視線が私に向かった場所に立ってみた、
河川敷にも降りてみた、風が枯葉と菜の花を揺らしている、
水流は、透明感の流れを速めていた。
中ほどに２匹の雑種犬をつれたお年寄りの姿があった、
犬たちは主人の前を嬉々として鼻を鳴らして進んでいた。
捨て犬たちと飼い主に大事にされる犬たちとの対比、
あまりの格差に憮然とするも、今飼われる愛犬達も何時 ？
同じ運命を辿るやも知れぬと思うと、気が重くなる。
あんなに酷寒の冬を耐え、霙まじりの雨と積雪の寒さに
耐えた犬たちに、ようやく暖かい太陽の光が射してきて、
少しの間の幸せを与えてやれると思ったのも、つかの間 ？
運命は、彼らにその短い幸せさえも恵んではくれなかった。
役所による捕獲である、近隣の住民の通報と協力による
事は論を待たない。
どこかのブログで東温市の農作物不買運動を提起していたが、
極論だが判らないでもない。
愛犬を連れた年配の男、同じくご夫人たちが、吠える犬たち
に浴びせる視線と罵声は、彼らの置かれた存在の哀れさを物語
って 余りある、そんな悲しい場面に何度遭遇した事だろう。
聞こえていた彼らの鳴声が途絶える寂しさ、ちらっと見せてくれる
姿かたちが忽然と消えた侘しさは、大切な我が家族との別れに似て
切ない。
私は、しばし河川敷に佇んで彼らの姿を追っていた。
昨日の「小さな命の写真展」 のあどけない犬たちの姿がオ−バ−
ラップして、胸が締め付けられる。
二匹の生後間もない子犬が、土手下にうずくまっていた、
私は、そっと近寄って見た、一目散に枯葉に足を取られながら
河川敷の中ほどに彼らは逃げた ！
�毅軾召曚匹旅發気亮�の枝の下に身を寄せている、
怯えた目で立ちすくんでいた、
私は、サランラップに包んだペットフ−ドを手前の茂みにそっと
置いた、子犬たちは怯える目で見ていた。
私は、「よしよし、大丈夫だよ ！ あとから食べるんだよ ！」
小さな声でささやきながら、其の場を去った。
その後、親犬に連れられた子犬たちの姿が有った、
１日１日と逞しくなっていくのを私は喜んで見ていた。
彼らは数匹の群れの中に溶け込んで行った、
その中に、白黒まだらちゃんも居たのである。
彼は (彼女) 他の犬と違って・・・
私に親近感を持って眺めているようだった、
育てて飼ってくれた飼い主が、私に似ていたのだろうか ？
群れの中に居ても、一番私に近寄ってくれた友だった。
彼も、仲間とともに捕獲された、
辛い運命は、思うまいとするものの、あの私を見詰める姿が
脳裏から消えない。
「辛いな ！」 パソコンを打つ手が振るえ、涙が滲む ！
今宵も、彼らへの鎮魂歌か ！ 我が家をつむじ風が吹き荒れる、
「何故！助けてやれなかった ？」 胸が込み上げて為らない。
重信川河川敷、天国と地獄を併せ持つ魔境である。
我が家の犬たちにとっては天国も・・・
捨て犬たちには明日をも知れぬ地獄の地、
しかし、健気に生きる彼らを見捨てる事が出来ようか、
又、ボスや首輪ちゃん、そして白黒まだらちゃんを求めて、
私の河川敷行きは続く、１日でも生き永らせてやりたい。・・・。。。
合掌
だが春風は私の心を知ってか、冷たい寒さで啼いている。
夕方車を止めて、彼や彼女たちが元気に吠えていた場所
に立っていた。
土手下で畑に水を撒いているお百姓さんの姿を見かけた、
車を止めて助手席の窓ガラスを下げた・・・
「風が寒いですね ？」 その人は手を休めてこちらを
見上げた、「今日は、犬を見かけませんね ？」 私は一番
聞きたい事を尋ねた ！
「そうだね、いつもは４〜５匹いるんだが役所に捕まった
のかな ？」 少し顔を曇らせた ！
彼が動物愛護の人か役所に通報する側の人か判らないので
それについての発言は避けた。
私は其の場を離れて、上流に向かった、
犬たちの視線が私に向かった場所に立ってみた、
河川敷にも降りてみた、風が枯葉と菜の花を揺らしている、
水流は、透明感の流れを速めていた。
中ほどに２匹の雑種犬をつれたお年寄りの姿があった、
犬たちは主人の前を嬉々として鼻を鳴らして進んでいた。
捨て犬たちと飼い主に大事にされる犬たちとの対比、
あまりの格差に憮然とするも、今飼われる愛犬達も何時 ？
同じ運命を辿るやも知れぬと思うと、気が重くなる。
あんなに酷寒の冬を耐え、霙まじりの雨と積雪の寒さに
耐えた犬たちに、ようやく暖かい太陽の光が射してきて、
少しの間の幸せを与えてやれると思ったのも、つかの間 ？
運命は、彼らにその短い幸せさえも恵んではくれなかった。
役所による捕獲である、近隣の住民の通報と協力による
事は論を待たない。
どこかのブログで東温市の農作物不買運動を提起していたが、
極論だが判らないでもない。
愛犬を連れた年配の男、同じくご夫人たちが、吠える犬たち
に浴びせる視線と罵声は、彼らの置かれた存在の哀れさを物語
って 余りある、そんな悲しい場面に何度遭遇した事だろう。
聞こえていた彼らの鳴声が途絶える寂しさ、ちらっと見せてくれる
姿かたちが忽然と消えた侘しさは、大切な我が家族との別れに似て
切ない。
私は、しばし河川敷に佇んで彼らの姿を追っていた。
昨日の「小さな命の写真展」 のあどけない犬たちの姿がオ−バ−
ラップして、胸が締め付けられる。
二匹の生後間もない子犬が、土手下にうずくまっていた、
私は、そっと近寄って見た、一目散に枯葉に足を取られながら
河川敷の中ほどに彼らは逃げた ！
�毅軾召曚匹旅發気亮�の枝の下に身を寄せている、
怯えた目で立ちすくんでいた、
私は、サランラップに包んだペットフ−ドを手前の茂みにそっと
置いた、子犬たちは怯える目で見ていた。
私は、「よしよし、大丈夫だよ ！ あとから食べるんだよ ！」
小さな声でささやきながら、其の場を去った。
その後、親犬に連れられた子犬たちの姿が有った、
１日１日と逞しくなっていくのを私は喜んで見ていた。
彼らは数匹の群れの中に溶け込んで行った、
その中に、白黒まだらちゃんも居たのである。
彼は (彼女) 他の犬と違って・・・
私に親近感を持って眺めているようだった、
育てて飼ってくれた飼い主が、私に似ていたのだろうか ？
群れの中に居ても、一番私に近寄ってくれた友だった。
彼も、仲間とともに捕獲された、
辛い運命は、思うまいとするものの、あの私を見詰める姿が
脳裏から消えない。
「辛いな ！」 パソコンを打つ手が振るえ、涙が滲む ！
今宵も、彼らへの鎮魂歌か ！ 我が家をつむじ風が吹き荒れる、
「何故！助けてやれなかった ？」 胸が込み上げて為らない。
重信川河川敷、天国と地獄を併せ持つ魔境である。
我が家の犬たちにとっては天国も・・・
捨て犬たちには明日をも知れぬ地獄の地、
しかし、健気に生きる彼らを見捨てる事が出来ようか、
又、ボスや首輪ちゃん、そして白黒まだらちゃんを求めて、
私の河川敷行きは続く、１日でも生き永らせてやりたい。・・・。。。
合掌
過去の記事も少し読ませて頂きました。これからもっと読ませて頂きます。
それにしても東温市にもこんなにもわんちゃん、猫ちゃんの事、特にホームレスになってる子達を思って下さっている方がいたなんて、感激しました。
読みながら、『うんうん、そうそう、そうなのよ！』と自然とうなずいていました。
読むと、ご飯もあげてくださっていて、ありがとうございます。
実は私も、時々ご飯あげにいってるのです。
以前に比べて、わんちゃんずいぶんいなくなりましたよね。
ただ、2011.1に捨てられていた(最初１ヶ月は首輪があったらしい)白と茶色のプチ犬と茶色の犬、どちらも大きな成犬は、現在川内の方が保護してくださりお散歩もできるようになっていますよ。
すぎのこさんは、ごはんをあげに行かれていて東温市のKONとかに、今まで嫌がらせや『餌をやるな！』とか怒鳴られたことはないですか？
私達は、人目につく明るい陽射しを避けて、か弱き生き物達の現実と向き合っています。
彼や彼女達を明るい陽射しの元で自由に動き回らせてやりたいと願う反面、それは人目に付く事になって捕獲の危険に晒すというジレンマに直面するのです。
だから公表は避けたいのですが夜影に交じってということになります。（どうか昼間は出ないで？）
あなた様のコメントに接して、私は大きな勇気と慰めを頂きました。
既に何人かの心ある方々と交流を深めておりますが、又愛深き、あなた様との出会いを与えられ心から感謝申し上げます。
東温市のＫＯＮ（ちゃん）よく存じて居ます、
仕事の一環とは云え、彼は彼なりに思うところはある筈ですが宮仕えの悲しさ我々とは対極に居ざるを得ません。
ある時、公園で洗面器で缶詰の餌を水と混ぜていました（眠り薬か？）問い詰めた後の会話ですが・・・？
「あんたも可哀想な子犬を一匹ぐらい飼ってやったらどうか」と聞きますと、
「独り身で帰りが遅いので、散歩を始め面倒を
見れないのです」 と答えました。
同僚のＩ氏は、「うちの家の前から離れない捨て犬を見て、可哀想になり現在飼っていす！」と話してくれました。
田畑を荒らされると怒る人、子や孫の通学に危険だと眉をしかめる人、他人への（動物達）情味に欠けた無関心層、そして心痛める我々愛犬猫家、この入り組んだ人間の狭間でか弱きものたちは身をすくめています。
彼らにとって、辛い薄情な人間社会の中で、
せめて一握りの優しい人が居てもいい筈です。
そうじゃないと、彼らが命の終焉を迎えて、
あの世へ旅立つ時、ひとかけらの救いもないじゃありませんか ？
優しい人が居た、手を差し伸べてくれる人間も居た。
片道キップを握って夜行列車で天国に着いた時、
迎える先人、先犬、先猫達へ報告の出来る立場に置いてやりたい。私の切ない願いです。
今、私の受け持つ区域に子犬を連れたお母さん犬が２匹います、私を見つめる目は哀願と安堵と、されど運命の儚さを思わせて切ない。
（お父さんは、見捨てないからね ！）
必ず言葉を掛けております。
過去に、居なくなった為に捕獲されて殺処分されたのだと思い込んだ中に、一匹でもいい心ある人に拾われて生活している犬猫が居るならば、
これほど嬉しい事はありません。
川内のお方に感謝申し上げます。
感謝
頂いた返信から、すぎのこさんの動物達に対してのとても慈しみ深い心、愛情がすーっと胸に入ってきて、読みながら涙があふれてとまりませんでした。
私の方こそ、とてもあたたかな気持ちにさせていただきました。ありがとうございます。
本当におしゃる通りです、明日、いつ、どうなるかわからない境遇の彼ら達・・・。せめてひもじい思いはさせたくないですね。
すぎのこさん
よろしかったら、一度ご飯あげにご一緒させてくださいませんか？
お会いしていろんなお話してみたいです。
ほんの気持ちでわんちゃんのご飯も一緒に、お届けしたいのですが・・・。
私は金曜の夜以外なら東温市まで、出ていけます。
私は、真穴みかんと座敷雛をご存知かと思いますが八幡浜市真網代の生まれです。
育った環境と袖すり合う人情味溢れた人々との交流の中で情けを知りました。
人の幸せは良き人との出会に有ると思っています。
私の自論・・・幸せはお先にどうぞ ！
私は後回しで結構です、この世で間に合わなかったら あの世で頂きますから ！？
先般は、私の会の電話番号を載せていましたが諸般の事情で削除させていただきます、
悪しからずご了承下さい。
か弱きもの達のために今後とも地道な努力を
続けたいと思っています。
対極に居る方々は、不幸が其の身に降りかかった時、
初めて生きるものの命の尊さを知ることになるでしょう。
”人生、光陰矢のごとし ”