杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

四次元の世界2

2012年07月02日 | 日記
野鳥がさえずる湖のほとり、
たおやかな音楽の調べに草花が
咲き誇っていた。

ニャン、まだらちゃんをはじめ
ボスや首輪ちゃんまでもが
にっこり笑って迎えに出ていた。

「Uさん、よく来てくれました !」

彼等が何かの仕草をした・・・?
目の前の天空に浮かぶスクリ−ンに
映像が浮び上がった  !??

・ 重信川河川敷 ・
私の近所の風景である、

警鐘が鳴り響いている !!
人々が逃げ惑っている ??

(何故 ?)
私は、その画面を食い入るように
見詰めた。

川の上流から盛り上がった水流の
滝が、下流に向かって走って来る、

其の高さは、20m以上は在ろうか !
土手を越えた・・・!
土手下の田畑を飲み込みながら
濁流が押し寄せて来る。

私は戦慄で身が凍った !
画面は、惨憺たる様相の風景を
映し出していた。

猫や犬を嫌って、彼等を追い立てた
百姓と保険所職員、役所の〇〇係長達
が呆然と佇む姿を映していた。

ナレ−ションが流れてきた・・・

「生あるものは、みな平等です !
勘違いした人間のおごりに、救いは
ありません !」

「これ以上は御見せする事は出来ません
余りに見るに耐えないからです !」

ニャンが同情する様に、私の肩に手を
添えた、
「因果応報です、仕方ありません !」

雨の音がする、
ニャンの手が外れて、匂いを嗅ぐように
鼻を寄せてきた・・・

「大丈夫ですよ ?
神様が警告の為の予告編を見せるようにと
指示されただけですから ?」

それは、未来の仮の姿 ?
人間の過ちは、やり直すことが出来る、
真心を失った非道な人間に・・・!

「遅くはないよ ? 人間の尊厳と愛情を
取り戻すことが出来るなら過去は問わない、
弱いものに手を差し伸べなさい。」

ナレ−ションの声とは違う・・・
たおやかな声が響いてきた、

「Uさん、神様です、全てお見通しです。」

ニャンとまだらちゃん、ボス、首輪ちゃん、
その横に忘れもしない白い犬が居る・・・!

私の両目から溢れる涙が流れて落ちた !
「 スコッチ ! スコッチ !・・・」
嬉し涙を湛えた愛犬スコッチが坐っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・でも、そんな筈はない、もしかして ??
そうなのです ・・・ ?

昼寝の私の鼻先にココちゃんの吐息が・・?

残念な思いと安堵が交差した。 ・・・。。。

                       合掌



メリ−ジェ−ン つのだひろ








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キーワード
つのだひろ 人間の尊厳
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