脅迫メール:安倍氏殺害予告「パソコンを踏み台」の文言も
毎日新聞 2012年10月12日 00時53分(最終更新 10月12日 12時38分)
警察庁のホームページなどに自民党の安倍晋三総裁の殺害を予告するメールが送られていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。警察庁から情報提供を受け、警視庁捜査1課が脅迫などの疑いで捜査を始めた。
捜査関係者によると、脅迫メールは今月上旬に二十数回、警察庁や国家公安委員会のホームページに送りつけられた。安倍総裁への殺害予告のほか「人のパソコンを踏み台にしているから無能なお前らには捕まえられない」などと挑発する文言が書かれていた。
メールが送られたのは、大阪府や三重県で遠隔操作が可能なウイルスに感染したパソコンから犯罪予告のメールが送られるなどした事件が報道される直前だったという。
捜査1課はインターネットの住所にあたる「IPアドレス」から発信元の特定を進めるとともに、大阪府警などの一連の事件との関連も調べる方針。【小泉大士】