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ヤマヨ製品の手引き
 鋼製巻尺JIS1級許容差

■鋼製巻尺 日本工業規格 JIS1級

巻尺の長さの許容差は、基準の温度を20℃とし、かつ、所定の張力をテープの軸線方向に加えた状態(コンベックスルールおよび細幅巻尺は張力を加えない状態)において、基点からの任意の長さ及び任意の2目線間長さに応じ、下の式による。ただし、端面を起点とする巻尺の場合、基点からの長さの許容差は表の値に±0.2mmを加えた値とする。なお、張力を必要とする巻尺はその所定の張力をすべて表記する。

[JIS1級許容差計算式]
鋼製巻尺内側0点 ±(0.2+0.1L)mm
端面基点の場合   ±(0.2+0.1L)mm±0.2mm
※Lは、測定長をメートルで表した数値であって単位を持たない。1未満の場合は切り上げて整数値とする。

長さ JIS 1級許容差
10m ±1.2mm
20m ±2.2mm
30m ±3.2mm
50m ±5.2mm
100m ±10.2mm
JIS1級商品名 対応JIS規格
・スチロンカスタム ・シルバーセブン
・3Xスチロン ・スチロンリール
・イエロンリール ・スチロンワイド 
・ホワイトカスタム ・ホワイトリール
 ・ホワイトセブン ・プロホワイト
 ・シルバーカスタム 
JIS B 7512

■コンベックスルール

コンベックスルールの長さの許容差は、温度20℃を基準とし、表のとおりとする。長さの許容差検査は、コンベックスルールを検査台上に水平に張り、張力を加えない状態において、基点からの長さ及び任意の2目盛線間の長さを長さ標準器と比較して行う。

[JIS1級許容差計算式]
任意の2目盛線間 ±(0.2+0.1L)mm
金具を含む場合   ±(0.2+0.1L)mm±0.2mm
※Lは、測定長をメートルで表した数値であって単位を持たない。1未満の場合は切り上げて整数値とする。

長さ JIS 1級許容差
0 〜 1m ±0.5mm
0 〜 2m ±0.6mm
0 〜 3m ±0.7mm
0 〜 3.5m ±0.8mm
0 〜 5m ±0.9mm
0 〜 5.5m ±1.0mm
0 〜 7m ±1.1mm
0 〜 7.5m ±1.2mm
JIS1級商品名 対応JIS規格
・ファインコンベックス 各サイズ
・オストップコンベックス 各サイズ
・その他特番品コンベックス
JIS B 7512

 繊維製巻尺JIS1級許容差

巻尺の長さの許容差は、基準の温度を20℃とし、かつ、表記されている張力(張力が表記されていないものは、呼び寸法が2m以下で5N、及び幅が50mm以上のものについては50N)をテープの軸線方向に加えた状態において、基点からの任意の長さ及び任意の2目盛線間の長さに応じ、下の式による。ただし、端面を基点とする巻尺の場合、基点からの長さの許容差は、表の値に±0.4mmを加えた値とする。

[JIS1級許容差計算式]
繊維製巻尺1種1級(線目盛※1)
±(0.6+0.4L)mm
端面を基点とする場合は
±(0.6+0.4L)±0.4mm
JIS 繊維製巻尺1種1級(線目盛)精度表
長さ JIS 1級許容差
10m ±4.6mm
20m ±8.6mm
30m ±12.6mm
50m ±20.6mm
100m ±40.6mm
[JIS1級許容差計算式]
繊維製巻尺2種1級(境目盛※2)
±(1.2+0.8L)mm
端面を基点とする場合は
±(1.2+0.8L)±0.4mm
JIS 繊維製巻尺2種1級(境目盛)精度表
長さ JIS 1級許容差
2m ±2.8mm
3m ±3.6mm
5m ±5.2mm
10m ±9.2mm
20m ±17.2mm
30m ±25.2mm
50m ±41.2mm
JIS1種1級商品名 対応JIS規格
・ミリオンカスタム
・3Xミリオン
・ミリオンオープン
・ミリオンリール
・ミリオンロープ
JIS B 7522(1種)
JIS2種1級商品名 対応JIS規格
・リボンロッド60
・リボンロッド100
・リボンロッド120
・リボンロッド120
・リボンロッド150
JIS B 7522(2種)
※1:線目盛 例 線目盛
※2:境目盛 例 境目盛

■巻尺への表記項目

※張力表示単位は、国際単位系(SI)のニュートン(N)表示とする。(換算率1kgf=9.80665N)