“キーマン”の闘志に火がついた! ソフトバンクは今日13日、西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦(西武ドーム)をいよいよ迎える。一大決戦を翌日に控えた12日には、主将・小久保と西武・渡辺監督がリップサービスでけん制し合った。日本ハムへの挑戦権をかけ、決戦ムードが最高潮に高まっている。
CSファーストステージ初戦前日の12日、舞台となる西武ドームで静かなバトルが繰り広げられた。この日行われた共同会見の席上で、西武・渡辺監督は「チームみんなが(現役引退で)最後の花道を、と燃えてると思う。小久保選手を抑えたい」と“鷹のキーマン”に小久保を指名。これに対しホークスの主将も「(現役時代の)渡辺投手から打った本塁打が自信になってきた。僕も最後。全力で向かっていきたい」と応じた。
もっとも、敵将は会見後「一番(のキーマン)は摂津なんだけど(小久保が)あそこ(会見場)にいたから…」と本音をポロリ。キーマン指名は渡辺監督流のパフォーマンスだった。
だが、小久保もそのあたりは織り込み済み。球場を引き上げる際「まあリップサービスでしょう」と苦笑いでサラリと受け流し、静かに闘志を燃やした。「最初が大事になる。初戦の1打席目とか守備の一つ目のプレーとか。最初のプレーに集中したい」。CSの独特の緊張感を熟知している41歳のベテランは、自らに、そしてチームに言い聞かせるように語った。
鷹ナインも初戦のワンプレーの重要性を十分に意識している。小久保の言葉に呼応するかのように、1番打者候補の選手会長・本多は「最初が大事。ド緊張して行きますよ!」と鼻息が荒い。初戦を託されたエース・摂津も「大事な試合なのは分かってる。チームに勢いがつく投球をしたい」と必勝宣言。秋山監督は強力レオ打線に対し「1本目打ったら気持ちがラクだからな」と各打者の第1打席を封じるよう望んでいる。
小久保は現役最後のCSを前に「3位から遠慮なく上を狙える。第2ステージ(ファイナルステージ)に行けるよう一発勝負に臨みたい。思う存分暴れたい」と改めて誓った。“下克上日本一”へ、戦いの火ブタがいよいよ切られる。
栗原離脱!手術なら今季絶望
「勝負弱い中村GM」に早くもNG
巨人・渡辺会長「WBC監督は落合君」と断言
虎OB大豊氏「星野式、落合式導入を」
阪神大補強で新井貴に居場所なし?
寺原「先発として必要としてくれるチームへ」