中日ナインがヤクルトと対戦するCSファーストステージ(13日開幕、ナゴヤドーム)突破に自信満々だ。その根拠は初戦に落合博満前監督(58)がテレビ解説すること。衛星放送「J SPORTS2」の生中継に登場し、森前ヘッドコーチとのコンビで登場することを知ったナインは「これで初戦は取れる。そうなれば一気に勢いに乗ってCSファーストステージ突破できるはずだ」とまで言い出している。
理由は中日にとって、オレ流解説がとても縁起のいいものだからだ。今季、落合前監督が中日戦の解説を務めたのは4月に3度あったが、いずれも中日が勝利。4月15日の阪神戦(甲子園)で中日は3―0。先発の山本昌が8回2安打無失点の好投で今季初勝利を挙げ、セ・リーグ最年長勝利記録を更新すれば、平田に値千金の先制2ランが飛び出した。
2度目のオレ流解説となった4月19日の巨人戦(ナゴヤドーム)ではエース・吉見が完投し、またも平田の2ランなどで4―1。3度目の4月21日の広島戦(マツダ)では先発の岩田が5回1失点で自身2年ぶりの白星を挙げての6―1と、とにかく相性抜群だ。
ナインは「落合さんが4月に解説に来た時は一度も負けていないですからね。それが5月以降に解説をやらなくなってからは首位の巨人にズルズルと引き離されていってしまった。ゲン担ぎの意味でもCS初戦に落合さんが球場に来てくれるのはいいこと」と“オレ流神通力”を信じている。
チーム関係者も「落合さんが解説した試合の結果が良かったのは前監督が見に来ていると思うと選手たちはプレッシャーだけど、それがいい緊張感にもつながっているからではないか」と言い、今回もその効果を期待するばかり。〝勝利の女神〟ならぬ“勝利のオレ神”の登場予定に沸く中日。もはやヤクルトに負けるはずがない!?
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