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経済
【ビジネスの裏側】小学生もセーラー…制服産業に“神風” 中学一貫校は需要起爆剤なるか
小学校に対し、中学・高校を中心とする学生服の需要は、少子化で縮小傾向にある。矢野経済研究所の調査によると、平成19~23年度まで市場規模は1100億円前後でほぼ横ばいだったが、24年度は1077億円に減り、26年度には1047億円に落ち込む見通しだ。中高生の減少分を小学生向け制服の増加でカバーできなければ、学生服産業はいずれ衰退してしまう。
通常の衣料製品を上回る品質の高さ、丈夫さが求められる学生服は、大幅な値崩れがなく、生地から縫製までほぼ国内生産が保たれてきた貴重な産業。繊維や学生服メーカーからは、国や自治体への働きかけを強めるため、学生服に特化した業界団体の新設機運も高まっている。
(藤原章裕)
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