渡辺会長“天敵”退治厳命…巨人優勝祝賀会・ＣＳ激励会

鏡開きで笑顔を見せる渡辺会長と原監督（右）

優勝祝賀会に出席した長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督

　「２０１２年読売巨人軍セ・リーグ優勝祝賀会　クライマックスシリーズ激励会」が１２日、都内のホテルで行われた。財界関係者など１２００人出席し、巨人・原辰徳監督（５４）は「必ず最後はジャイアンツが勝つ」とＣＳを突破し、悲願の日本一達成を約束した。

　原監督は、胸を張って壇上の選手たちに視線を送った。「まだ、戦い半ばです。ＣＳ、日本シリーズともうひと山、ふた山越えていかなくてはいけない。少しドキドキさせることがあるかもしれませんが、まだ伸びしろがある。まだまだ強くなるチームです」と圧倒的な強さで優勝したチームはまだ成長過程であることを強調した。

　あいさつを行った渡辺会長も満足そうに、阿部、内海らタイトルホルダーの名前を挙げ賛辞を贈り、さらには天敵退治を厳命。「ヤクルトは中日に１３勝８敗（３分け）と勝ち越している。中日には巨人は１１勝１０敗（３分け）とぎりぎりのところであります。中日新聞、東京新聞の最近の左翼的論調は見るにあまりある、ということはここで言っちゃいけない。とにかく、中日に負けることは嫌だということです」と会場の大爆笑を誘い、ＣＳ最終Ｓで対決すれば、容赦なく打ちのめす意気込みを語った。