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2012年10月13日10時56分

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森口氏「真相きちんと話したい」 iPS臨床問題

写真:滞在中のホテルの前で記者らに「真相はきちっと話したい」と話す森口尚史氏=12日午後4時ごろニューヨーク市内、行方史郎撮影拡大滞在中のホテルの前で記者らに「真相はきちっと話したい」と話す森口尚史氏=12日午後4時ごろニューヨーク市内、行方史郎撮影

 【ニューヨーク=行方史郎】ニューヨークのホテルに滞在中の森口尚史(ひさし)氏(48)は現地時間12日午後(日本時間13日早朝)、ロビーで待つ記者らの前に姿を見せた。いまでも「(事実関係、経歴などは)正しいと思っている」と話す一方で、「関係者と連絡をとってから、真相をきちんと話したい」と繰り返した。

 ジャケット姿の森口氏は髪も乱れ、疲れた表情で記者らの前に現れた。ホテルの玄関を出た路上で約15分間、記者らの質問に答えたが、ビデオカメラを向けられると「やめてください」と声を荒らげる一幕もあった。記者との主なやりとりは次の通り。

 ――読売新聞に「誤報」だと書かれましたが。

 わかりません。ノーコメントです。

 ――本当に治療をされたんですか。このままそれを通されるつもりですか。

 きちんと説明したいんですけど、こういう形で突然来られても。何をどういうふうにしゃべっていいのか。真相をきちっと話したいのはあるんですけど、こういう感じでされるのは非常にしゃべりにくい。色々なところに迷惑をかけたりすると。

 ――マサチューセッツ総合病院などから「いかなる臨床研究も承認していない」という声明が出されたが。

 ちゃんと読ませていただいて、確かめてみないとわからないです。

 ――事実関係や経歴、成果について変更点はないですか。

 特に今まで言ってたことは自分では正しいということで、そう思っている。

 ――これ以上、時間を延ばして何か変わりますか。

 まだ自分の共同研究者に連絡をとっていないので。時間をください。そのうえでみなさんとお話をさせていただくことになると思いますので。

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