香川のゴールで日本がフランスに初勝利
2012年10月13日 06時36分
サッカー日本代表は13日、フランス・サンドニでフランス代表との親善試合を行い、MF香川真司の値千金のゴールにより1-0で勝利。11年前0-5で敗れた相手に初めて勝利した。
耐えに耐えて最後に決めた。後半43分、フランスのコーナーキックからのこぼれ球をDF今野泰幸が拾い、そのままドリブルで一気に攻め上がる。右サイドに走り込んだDF長友佑都にスルーパスを出すと、そこからの折り返しを香川が右足で押し込みゴール。試合前「インパクトを残す」を残すと明言した23歳が、アウェーで大仕事をやってのけた。
11年ぶりにサンドニでフランスと対戦した日本代表は右ふくらはぎ打撲の本田圭佑に代わりトップ下には中村憲剛が入る。前半のシュート数は日本1に対しフランス14。圧倒的に攻められるも、相手の決定力不足にも助けられ、0-0で折り返す。
後半もフランスに押される展開が続くが、同17分に長谷部誠に代わり細貝萌、中村憲に代わり乾貴士を投入し、香川をトップ下に据えると試合の流れが代わる。左サイドの乾から攻めの形を作り、後半20分には乾がペナルティーエリア外からシュートを放つ。長友も積極的な上がりを見せ、後半31分にはドリブル突破からのクロスで決定機を作る。一方、守備ではGK川島永嗣が好セーブを連発。フランス攻撃陣に最後までゴールを許さず歴史的勝利を呼び込んだ。
代表ではなかなか輝けなかった香川が結果を出したことはもちろん、乾という攻撃オプションも生まれた。フランスで大きな収穫を得た日本代表は16日、ポーランドでブラジル代表と対戦する。
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