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【格闘技】

CIMA メテオラさく裂 谷崎に8月の借り返した

2012年10月13日 紙面から

◇ドラゴンゲート

谷崎(下)の首を鉄製のレンチで絞め上げるCIMA=後楽園ホールで

写真

 ▽12日▽東京・後楽園ホール▽観衆1700人(満員)

 CIMA(34)が谷崎なおき(22)との抗争にケリをつけた。ノーロープ、場外に落ちれば他の選手たちによって即リングに上げられるランバージャックルールでのシングル戦に臨み、18分20秒、場外に持ち込んだ脚立の上から落差約3メートルのメテオラ(両膝式ニードロップ)を放ち、フォール勝ちした。

 谷崎は今年に入って急成長。CIMAは8月にタッグマッチながら3カウントを奪われ、保持するオープン・ザ・ドリームゲート王座挑戦を迫られた。「おまえにはまだ懸ける価値はない」と却下し、今回はノンタイトル戦になったが、万一負ければ力関係は逆転しかねない状況だった。

 場外に放り投げられるたびに、谷崎の属するヒール集団、マッドブランキーの攻撃を受けた。だが、くぐり抜けてきた修羅場の多さでは相手より上。最後のメテオラは自分の膝も痛める可能性があったが、その恐怖も乗り越えた。

 「確かに谷崎には勢いがあった。でも、負けたくない一心だった」と興奮気味。次の大勝負、大阪・ボディメーカーコロシアム大会(21日)では、吉野正人(32)を相手にベルトの防衛戦を行う。 (大西洋和)

 

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