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政治
国際司法裁への提訴見送り、外相も否定せず 竹島領有権問題
2012.10.12 19:15
玄葉光一郎外相は12日の記者会見で、島根県・竹島の領有権をめぐる国際司法裁判所(ICJ)への提訴について「韓国側の対応を注視しているところがある」と述べ、単独提訴を見送る可能性を否定しなかった。単独提訴見送りを示唆することで、韓国側の自制的な対応を促す狙いがあるとみられる。
ただ玄葉氏は「淡々と準備を進めている。それ以上でもそれ以下でもない」とも指摘。藤村修官房長官も同日の記者会見で「単独提訴に向けて粛々と準備を進めている。現時点で今までの方針は何一つ変わっていない」と述べた。
単独提訴をめぐっては、日本政府が8月に共同提訴を韓国側に提案したが、韓国政府は拒否。日本側は単独提訴に向けた手続きを進めているが、外務省の吉良州司外務副大臣が11日の記者会見で見送る可能性があるとの見解を示していた。
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