蹴球探訪
J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事
【芸能・社会】主演は桃李 ついにガッチャマン実写化 来夏公開予定2012年10月12日 紙面から
日本を代表するSFアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」が「ガッチャマン」のタイトルで実写映画化され、俳優松坂桃李(23)が主演することが、11日分かった。綾野剛(30)、剛力彩芽(20)ら注目の若手俳優をそろえ、最新のVFX(特殊視覚効果)技術を駆使。制作の日活は100周年、原作のタツノコプロは50周年の記念作品として、「バットマン」シリーズなどハリウッドのアメコミ実写映画を超える大作を目指す。東宝の配給で、来年夏に公開予定。 1972(昭和47)年10月に始まった原作アニメは、平均視聴率21%を記録し、続編やアニメ映画化も実現したタツノコプロ最大のヒット作だ。タツノコ作品では「新造人間キャシャーン」「マッハGoGoGo」「ヤッターマン」が実写映画化され、「ガッチャマン」も07年に日活が一度は実写化を発表したが、スケールの大きさなどが壁になり、企画段階のまま温められ続けていた。 その後「GANTZ」などでVFXの新たな領域を開拓した日活は「今なら挑戦できる」と、100周年の節目に実写化を決断した。 ハリウッドでは「バットマン」シリーズなど、ヒーローの苦悩を描いた大作映画が人気だ。藤村直人プロデューサーは、戦争や公害を扱うダークな世界観のガッチャマンには「今も通じるテーマ性がある」と指摘し、「何が正義か。何のために戦うのか」に踏み込むと宣言する。 舞台を近未来の東京に移し、鳥がモチーフのコスチュームや敵組織「ギャラクター」のメカは、原作のイメージを生かしつつ、リアリティーのあるデザインにリニューアル。VFXは山崎貴監督作品で定評のある「白組」が参加し、CGカット数も膨大になるという。 主役「大鷲の健」は、「ツナグ」に続き単独主演2作目となる松坂。藤村プロデューサーは起用の決め手を「昨年の舞台『銀河英雄伝説』での美しいコスチューム姿」と説明する。松坂は「これだけ有名なアニメの実写映画化。身震いするぐらい楽しみ」と10月15日のクランクインが待ち切れない様子だ。 「白鳥のジュン」としてアクションに初挑戦する剛力には「先日ワイヤテストをしたが、運動神経がいい。ダンスがうまいので、キレとバランス感覚がある」と驚いた藤村プロデューサー。「コンドルのジョー」は綾野、「燕の甚平」は濱田龍臣(12)、「みみずくの竜」は鈴木亮平(29)が演じる。 メガホンを取るのは「ごくせん」「カイジ」シリーズの佐藤東弥監督(53)。ガッチャマン世代で、「アメリカのコミックヒーローの実写映画が快進撃を続けている。そんな映画が日本でもできないかと考えていた。日本ならではのヒーロー映画を作りたい」と決意を語った。 燕の甚平 ▲濱田龍臣 「アクションがとても多いし、自分が一番年下なので、精いっぱい頑張ります」 コンドルのジョー ▲綾野剛 「正義とは何なのか。悪とは何なのか。ガッチャマンに触れていない世代のみなさまにも共感していただけるよう、まい進させていただきます」 大鷲の健 ▲松坂桃李 (09−10年の「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビュー)「僕は戦隊出身。レッドを務めた経験を生かし、まったく新しいヒーロー像を作り上げたい」 白鳥のジュン ▲剛力彩芽 「ずっとやりたかったアクションに初挑戦できるので、とにかくとにかく楽しみです!」 みみずくの竜 ▲鈴木亮平 「これが日本のヒーローだ、と言えるものを世界に向けて提示できたらと思います」 ◆主題歌 原作アニメに強烈な印象を加えたのが、子門真人が「誰だ誰だ誰だ…」と歌う「ガッチャマンの歌」(小林亜星作曲)。制作サイドは「アレンジして使いたい」。40年の時を経て新バージョンが誕生しそうだ。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|