2012年10月11日(木)

造幣局理事長が東京支局のさいたま移転を知事に説明

上田清司知事と握手を交わす造幣局の新原芳明理事長(左)=10日、知事室

 貨幣や勲章などを製造する独立行政法人造幣局(本局・大阪市)の新原芳明理事長が10日、県庁を訪れ、東京支局(東京都豊島区東池袋)のさいたま市への移転について上田清司知事に説明した。

 東京支局の移転をめぐっては、豊島区から同支局の敷地を防災公園として活用したいとの要請を受け、県に移転先を相談。交通の利便性などを踏まえ、さいたま新都心に隣接する三菱マテリアルの総合研究所跡地(さいたま市大宮区北袋町)を移転候補地に選んだ。2016年4月の操業を目指し、用地取得に向けた交渉を進めている。

 東京支局は工場見学を行っているほか、敷地内に社会科見学でも人気の造幣東京博物館を併設しており、知事は「一緒に博物館も付いてくるとの話で、その分でも魅力的」と新都心の新たなにぎわいに期待を寄せた。

 新原理事長は「素晴らしい土地を紹介していただき感謝している。工場見学も人集めには非常に有効な手段。今以上に人を引き付ける、見学が楽しい工場にしたい」と抱負を語った。

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