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事件
【放射能漏れ】増え続ける汚染水 新たな対策計画も…見えぬ解決 福島第1原発公開
タンクにたまる汚染水の量を減らすことが期待されているのが、年内に本格運用に入る予定の「アルプス」だ。現在は「サリー」という装置で汚染水を処理しているが、サリーはセシウムしか取り除くことができない。これに対し、新たに導入されるアルプスはストロンチウムやテクネチウムなど62種類もの放射性物質が除去できる。
ただ、たとえ浄化処理したとしても、汚染水だった水を海洋放出することに対しては反発が根強い。実際、東電は昨年12月に低濃度汚染水を浄化して海洋放出する計画を示したが、地元漁協の猛反発を受けて撤回した経緯がある。そのため、アルプスで処理した水を、どう処分するかについては東電は「未定」と明言を避けている。
(原子力取材班)
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