ソフトバンク株が売り気配、資金負担増加への懸念先行

2012年 10月 12日 09:07 JST
 
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[東京 12日 ロイター] 寄り付きの株式市場で、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)は売り気配。米携帯電話会社3位のスプリント・ネクステル(S.N: 株価, 企業情報, レポート)の買収に向けて交渉していることが11日、関係者の話で分かったが、資金負担増加を懸念した売りが先行している。同社はイー・アクセス(9427.T: 株価, ニュース, レポート)の買収を発表したばかり。

市場では「買収効果を評価するのはまだ早いが、買収金額の大きさを考えると市場の初期反応はネガティブとなりそうだ」(外資系証券)との声が出ている。

関係筋は11日、ソフトバンクが新株と発行済み株式を合わせて約70%のスプリント株を取得する可能性があることを明らかにした。

また日経新聞(電子版)は12日、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)が米携帯電話会社3位のスプリント・ネクステル(S.N: 株価, 企業情報, レポート)の買収を通じ米5位のメトロPCSコミュニケーションズ(PCS.N: 株価, 企業情報, レポート)の買収も検討していると報じた。 同紙によると、ソフトバンクは今年度内にもスプリントの発行済み株式の3分の2超の取得を目指しており、メトロPCSの買収が実現すれば、買収総額は2兆円を超える見通し。

ソフトバンクは11日、「報道は憶測にもとづくもの」とのコメントを発表している。

 
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10月12日、寄り付きの株式市場で、ソフトバンクは売り気配。米携帯電話会社3位のスプリント・ネクステルの買収に向けて交渉していることが11日に関係者の話で分かったが、資金負担増加を懸念した売りが先行している。都内の店舗で昨年3月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

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