14日にもキリコ会館再開へ (11日)

稲忠漆芸堂の問題で、現在営業を停止しているキリコ会館について、輪島商工会議所は、保全管理人の弁護士と協議しました。キリコ会館の再開については合意し、早ければ14日にも再開する見込みです。稲忠漆芸堂は今月5日、弁済の見込みが立たないことから、金沢地裁が民事再生の手続き廃止を決定し、所有している漆器店やレストラン、キリコ会館などの施設は営業停止となっています。しかし、輪島商工会議所が「キリコ会館は重要な観光施設だ」として、施設の運営に乗り出す方針を10日、明らかにしました。11日は、輪島商工会議所の担当者が稲忠漆芸会館を訪れ、元従業員の案内で設備や展示物の保管状況を確認しました。その後、弁護士と協議し、キリコ会館について、再開には合意しましたが、営業再開の場合、裁判所への申請が必要で、契約などは持ち越されました。管理人の西井 繁 弁護士は週末から開館できるかの見通しについて「可能性はあるがそれに向けて準備を進めている。どちらにしても裁判所の許可が必要で、手続きを進めている」と話しました。輪島商工会議所では、裁判所の許可を得て、早期に施設の賃貸契約を結びたい意向で、早ければ14日、日曜日の再開を目指したいとしています。 (19:41)