- [PR]
ライフ
【月刊正論】「尖閣防衛の最前線」国境の島で見たこと、考えたこと
船酔いの果てたどり着いた尖閣海峡は見事に豊かな漁場だった。一刻も早く避難港と待避施設を整備すべきだ (参議院議員・西田昌司 月刊正論8月号)
■にしだ・しょうじ 昭和33(1958)年、京都市生まれ。滋賀大学経済学部卒。税理士、京都府議5期を経て、平成19年、参議院選挙(京都府選挙区)で当選。若い頃から『発言者』などで活発に言論活動を行う。著書に『政論-保守の原点を問う』『政論Ⅱ1-政治の原点を問う』、共著に『保守誕生-日本を陥没から救え』。
漁師見習いとして
――石垣島から尖閣まで片道九時間、船酔いがきつかったそうですね。
西田 大変でした。甲板のほうが楽じゃないかと思って出ていたのですが、波しぶきはかかるわ、雨は降ってくるわで、体中ずぶ濡れになってしまいました。一度ずぶ濡れになるとキャビンの中に入れないんですよ。クーラーが効いていて風邪をひいてしまうから。結局、往復18時間ずっと甲板にいることになってしまいました。うつらうつらというか、半分気を失いかけた状態でした、恥ずかしながら。石垣島に帰港する2時間ぐらい前に波がおさまり、やっとお腹が減っていることに気がつくという有様。おにぎりを食べ、それでようやく血の気が戻ってきたという感じでした。体質にもよるのでしょうが、厳しかったですね。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]