- [PR]
できごと
解体か保存か…橋下市長が酷評した「時空館」の菱垣廻船、“針路”定まらず
■「切り刻みくずに」
今年6月下旬の市幹部会議。時空館を所管する港湾局の担当者は浪華丸を残すことを前提にした民間業者の公募を提案した。しかし、出席者からは「船の価値を調べて、ゼロなら切り刻んでくずにすればいい」と厳しい言葉が飛んだ。
施設は光熱費などの維持費が年間約8千万円かかり、現在の機械設備を維持するには、平成27年度から4年間に更新費用として約20億円かかる。
「タダでも借りてもらえるとありがたい」(港湾局関係者)という施設と、浪華丸をセットにすることを疑問視する声が続出。浪華丸の処遇など公募条件を練り直すことになった。
港湾局は「史料を参照して船の価値を調べるなどして公募条件を検討している」というが、条件の内容が固まるめどが立たない中、9月26日の市議会で閉館の条例案が可決された。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]