システムが入っているパーティション(通常はCドライブ)を、丸ごと他のパーティション、外付けのハードディスク、CDやDVDにバックアップする方法を説明します。
CDやDVDに直接バックアップを作成した場合は、そのディスクがそのまま起動ディスクになり、Windowsが起動しない場合のリカバリが容易です。
●準備
バックアップをする前に、時間の短縮と容量の縮小のために不要なファイルを削除します。
●CD/DVDにバックアップを作成
(1)[スタート] [プログラム] [Paragon Backup & Recovery 10] [Paragon Backup & Recovery] を選択する。
(2)[Back]アイコンか、[Back up Disk or Partition] をクリックする。
(3)”Welcome to the Backup Wizard (バックアップウィザードにようこそ)”で、[Next] をクリックする。
(4)システムのバックアップをとるならば、通常、Cドライブにチェックを入れる。
CD/DVDにバックアップする場合は、 First Track や MBR は、選択できない。もし、選択すると、以下のような注意書きが表示される。
(5)●Burn the data to CD or DVD (CDかDVDにデータを焼く)
にチェックを入れて、[Next] をクリックする。
(6)書き込みをするCDドライブを選択して、[Next] をクリックする。
(7)コメントを記入して、[Next] をクリックする。
(8)”Estimated archive size(アーカイブサイズの見積もり)” などが表示されるので、確認して [Next] をクリックする。
(9)”successfully completed” と表示されるが、これでバックアップ終了したわけではない(旧バージョンからのユーザーは注意が必要)。”To commit your changes use Apply command(変更を実行するためには、[Apply]コマンドを使いなさい)”。[Finish] をクリックする。
(10)[Apply(適用)] をクリックする。
(11)”Apply pennding changes ?(待ち状態の変更を適用しますか?)”に対して、
■Do not show this message again (次回からこのメッセージを表示しない)
にチェックを入れて、[Yes] をクリックする。
(12)”Time remainning (残り時間)”
”Approximate archive size will be 3.7GB (おおよそアーカイブサイズは3.7GBになる。)”
”Up to 6(700MB CD) or 1(4.7GB DVD) discs are needed (6枚以上のCDか1枚以上DVDが必要です。)”
などの情報が表示されている。
(13)一枚のディスクに入りきらない場合は、以下のようなメッセージが表示され、ディスクがイジェクトされるので、空のディスクと入れ換えてから、[Continue(続ける)] をクリックする。”Insert a new disc in CD-RW or DVD-RW drive” (CDまたはDVDドライブに新しいディスクを挿入しなさい)
(14)”Backup & Recovery has processed all applied operations.(すべての適用された操作を処理しました。)” と表示されたら、
■Do not show this notification again (次回からこの注意書きを表示しない)
にチェックを入れて、[×] をクリックする。
※ハードディスク・DVDドライブ・CPUの性能によるが、約5.3GBの容量を、2枚のDVDにバックアップするのに、35分かかりました。
●ハードディスクにバックアップを作成
(1)CD/DVDに書き込む手順の(4)で、以下の項目にチェックを入れて、[Next] をクリックする。
■First Hard Disk Track
■Master Boot Record
■Cドライブ
※「Master Boot Record」とは、パソコンの起動時に最初に読み込まれるハードディスク上の部分。どのOSをどのように起動するかなどの情報が記録されている。MBRの情報が破壊されてしまうと、パソコンは起動不能となってしまう。
(2)●Save date to local/network drives (直結あるいはネットワーク上の記録装置に保存する)
にチェックを入れて、[Next] をクリックする。
(3)保存するフォルダを選択し、保存ファイル名を入力し、[Next] をクリックする。この例の場合、”E:\Backup\091101-cdrive” というフォルダー内にバックアップファイルが作成される。
(4)コメントを入力して、
●Back up now
にチェックを入れて、[Next] をクリックする。
(5)”Estimated archive size(アーカイブサイズの見積もり)” や ”Image split size(イメージ分割サイズ)” を確認して、[Next] をクリックする。
(6)[Apply(適用)] をクリックする。
(7)”Time remainning (残り時間)” を参考にして待つ。
(8)バックアップ先のフォルダを確認すると、以下のようなファイルが作成されている。ファイル容量の合計は、元のファイルサイズが約5.3GBに対して、約3GBまで圧縮されている。
※ハードディスク・CPUの性能によるが、約5.3GBの容量を、ハードディスクにバックアップするのに、8分かかりました。
◆連載
◆関連記事