朝日新聞主筆 若宮啓文守護霊インタビュー
2012.09.27
大川隆法総裁公開霊言抜粋レポート
朝日新聞のなかで、一つの時代が終わろうとしている
「朝日新聞はまだ反日か―若宮主筆の本心に迫る―」 2012年9月20日収録
政権交代や原発問題等について世論に大きな影響を与え、国の未来を危うくしてきた日本のマスコミ。彼らは今、厳しい正邪の判別と改革の時を迎えようとしている。
19日のNHK幹部の守護霊インタビューに続き、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は20日、朝日新聞主筆の若宮啓文(わかみや・よしぶみ)氏の守護霊を招いてインタビューを行った。インタビューに先立ち大川総裁が述べた今回の趣旨から、いくつかポイントを挙げると、
- NHKに続き、日本を代表する新聞社として朝日を調べてみたい。朝日新聞に関する論点を挙げていくと、日本の今の論点がほとんど出てくると思う。
- 3年前に民主党政権ができ上がるにあたっては、朝日新聞がそうとうリーダーシップを発揮したが、それから3年間の民主党政権を見て複雑な気持ちでいるのではないか。
- 中・米・韓との距離の取り方も、国内政局も非常に難しい今の時期に、朝日の論説の方向を決める最重要人物の一人が若宮主筆であると思われるので、その人の本心に迫ってみたい。
- 朝日新聞は勇気はあると思うし、正義を求めているとは思うが、やはり神ならぬ身なので、ときどき善悪の価値判断を外している感じはする。最近の朝日は記事の散りばめ方が複雑になり、いろんな層に当たるように書き分けているように感じられ、私としては朝日の“揺らぎ"を感じている。
以下、同守護霊インタビューの抜粋をお届けする。
民主党政権は「朝日の本心」とは、だいぶずれた
――メインは、「朝日新聞はまだ反日か」というテーマですので……。
若宮啓文守護霊(以下、若宮)「まだ反日か」って、私らは何も言っていない。日本をよくするために仕事をしているんじゃないか。反日ということはないでしょう? 私たちが「日本そのもの」なんだからね。何を言ってるんだ。
(中略)野田は、民主党にしては怪しすぎる。怪しい野田が民主党の首相になっちゃったから、これは「朝日の本心」とは、だいぶずれたよな。もともとは、こんなつもりではなかったからさ。鳩山が、あれほどむごい“最期"になるとは、さすがに、ちょっと信じられなかったし、また、菅が、あれほどみっともない“最期"になるというのも、ちょっと信じられなかったよ。
――今の尖閣問題における(中国の)暴動、その他の状況を見ると……。
若宮 さすがに、文明国としては、ちょっとどうなんだろうね。さすがに擁護するのは厳しいよなあ。
(中略)私らの3年前の理想は、過去のわだかまりを全部解いて、中国と非常に友好な関係を開いていこう」ということだったわけですよ。お互いにツーツーになるような感じの非常に友好な国家になって、「米中だって接近してるんだから、日本だけが取り残されないようにしなければいけない」ということで、基本的には、「日・米・中が、いい感じの正三角形の関係になればいいかなあ」というふうには思っていたけどね。
――チベットや新疆ウイグル自治区、内モンゴルなどは、彼らの側からすると、みな、「われわれは独立国家だった」と言っていますので、すでに、そこには中国による植民地支配という歴史の現実がありますよね。
若宮 それに関してはだねえ、日本の帝国陸軍が、中国を内深部まで侵しまくったわけだからして、それをやった日本には、それを言う資格はないよ。「中国がほかの国を攻めた」みたいなことを言うのは、ちょっと資格がないよ。
――そうしますと、「南京で30万人が虐殺された」という説は、相変わらず信じておられるわけですか。
若宮 いやあ、別に信じていないよ。信じてはいないけども、それを出せば、日本の軍国主義化を止めることができるからね。あえて、向こう側の言説を、ときどきちらつかせることによって、自民党の安倍みたいな跳ねっ返りが出てくるのを牽制することができるからさ。
「原発ゼロ」が方針転換され、朝日新聞もテレ朝もヤケ酒
――今の若宮主筆のご見識からしますと、例えば、原発問題などに関しては……。
若宮 ああ、原発か。昨日はなあ、朝日は、もう、みんな、朝日新聞からテレ朝まで、ヤケ酒でな。野田の"キッコーマン醤油"に、「2030年代に原発をゼロにする」という閣議決定をやらせるはずだったのが、何だ、あれは。あっという間に、なくなっちゃったんだよな。あれが裏切りでなくて、いったい何が裏切りなんだ。
――あれは、なぜ、引っ繰り返ってしまったと思われますか。
若宮 毎日新聞にさあ、「大江健三郎に」、何だったかなあ、「脱原発の真意を問う」?(幸福の科学の公開霊言書籍『大江健三郎に「脱原発」の核心を問う』のこと)。なんか、そんなのが、毎日新聞にベーンと五段抜きで載ったよな。それで、厳しいことが書いてあったよな。なんとなく、あれで、野田が、かなり反応したような感じは受ける。
まあ、それもあるけども、その前から、経団連系は、やっぱり脱原発に反対はしていたんだが、マスコミのほうは、「国民の多数は、脱原発だ」という意見で、だいぶ染め上げていたわけだよ。それを、幸福の科学のほうから、バンバン"弾"を撃ち込んでくるじゃないか。それを見て、経団連系が、「脱原発は国民の総意ではない」と判断し、意見を強く打ち出してき始めたんだよね。要するに、「マスコミの意見だけではない言論が存在する」ということでね。
それと、経済産業省とか、防衛省とかは、幸福の科学の言論に、けっこう賛成なんだよな。
朝日は「一回休み」。次は読売が総理を決める番
――今の政治の流れのなかで、次は、誰を推そうとしているのでしょうか。
若宮 「推そう」ったって、これでは、しょうがない。選びようがないじゃないか。みんなタカ派で、どれを選べっていうんだよ。野田までタカだったら、もう全部タカじゃないの? どうしようもないじゃないか。
(中略。自民党の総裁候補については)どれにしたって、とにかく撃ち落とさなければいけない。それは一緒なんだよ。だから、「どれが撃ち落としやすいか」「何によって撃ち落とすか」を、今、考えているところだ。
石破なら、経済のところで撃ち落とすしかないだろうなあ。うん。安倍だったら、前回の続きだから、やっぱり、責任放棄した、その無責任なところを追及することから始めなければいけないだろう。あとは、石原伸晃か。中庸をとると、(総裁は)石原になる可能性が高いと思うんだけど、これは、やっぱり、親父をスキャンダルネタに使わざるをえないな。「こういう"院政"はあっていいのか」というスタイルで行くしかないなあ。3人のうち誰がなったって、撃ちますよ。
――朝日新聞社として、「次の選挙で、どういう報道スタンスをとり、誰を撃ち落とすか」ということもあるでしょうが、「誰を推すか」ということもあると思います。(中略)「朝日新聞がどういう発信をするか」というのは、非常に影響が大きいと思います。前回の衆院選では「民主党を応援する」ということで、はっきりと方向性を出したわけですよね。
若宮 前回は、朝日だったから、今回は、一回休みなんだよ。一回休みで、今度は、読売が決める番なんだよ。次は読売が総理を決める番なんだよ。だから、俺なんか呼ばないで、ナベツネを呼んだほうが早かったんじゃないか。あいつが決めるからさ。
幸福の科学の読みは鋭い
――幸福の科学に関しては、どのように見ていますか。
若宮 幸福の科学に関しては、半々ぐらいかな。まあ、(幸福の科学に対して朝日新聞社内に)反対の考え方を持っている人も当然いるけども、一定の尊敬の念を持っている人も半分ぐらいはいる。(中略)今までの、「宗教」という範疇には入らない団体だなとは思っています。
それと、やっぱり、言ってくることが、ときどき鋭い。外交的なところの読みは、ほとんど当たっているんじゃないの? これは、すごいよ。経済的なものも当たっている。昨日だったかな? 「日銀が10兆円供給する」というのは。あなたがたは、その前から「20兆円出せ」と言っていたよな。結局、あなたがたが言っていたことを、小出しにし、1年間かかって、やっているわけだろう。
幸福の科学というのは、マスコミの立場を逆転させた団体だよな。(中略)「『フライデー』や『フォーカス』のような仕事を宗教の側からまずやっておいて、次に"週刊誌"になり、そして、大メディアの新聞社にまで入り込んでくる」というような入り方をしてくるねえ。(中略)それから、「今年1年、どうなるか」というところでは、かなりの人たちが、大川隆法が毎年出す『何とかの法』という本を見て、「今年は、こういう年になるらしい」と信じて、その年の流行を読んでいる。ほかの同業他社は、かなり、そう動いているので、やっぱり、うちも、その影響は受けるよな。
朝日は先の戦争における「原罪」を背負っている
――主筆の本心としては、中国は共産党一党独裁国家のままでいいのでしょうか。それとも、今、朝日新聞は、いちおう、人権というものを旗印に掲げていますので、その意味では、中国の民主化運動や自由化を擁護されますでしょうか。