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「iPSに投資を」詐欺防ぐ

2012年10月12日

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感謝状を受け取る四国銀行潮江南支店の宮川雅也支店長(左から2人目)=高知市桟橋通4丁目

 投資名目詐欺を未然に防いだとして、高知南署は11日、四国銀行潮江南支店(高知市)に感謝状をおくった。

 同署などによると、8月8日、高知市の70代男性が、現金500万円を引きだそうと来店。女性行員が用途をたずねると、「人に貸すために振り込む」「貸す相手には会ったことがない」などと答えたという。男性はその日は現金を受け取っただけで振り込みをせずに帰宅した。

 不審に思った女性行員が翌9日に男性に連絡。同行が振込先の口座を聞いて調べたところ、他県警から凍結依頼のあった口座と判明。詐欺被害を防いだ。

 男性宅には「iPS細胞に関する事業に投資したいが、米国にいるため代わりに振り込んでほしい」「500万円を振り込んでくれたら600万円にして返す」と持ちかける電話やダイレクトメールがあった。

 この日、同署の横山隆昌署長から感謝状を受け取った宮川雅也支店長は「おかしいと感じることがあれば、多少の時間と労力をかけても確認することが大事。今後もお客様の大事な財産を傷つけないよう業務にあたりたい」と話した。(浦島千佳)

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