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北海道 冬の電力供給余力5.8%10月12日 6時38分
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この冬の北海道電力管内での電力需給についての最新の見通しで、供給の余力は5.8%になることが分かり、政府は、北海道を中心に数値目標を掲げた節電要請を行うかなども含め、この冬の節電対策の本格的な検討を進めることにしています。
政府はこの冬の電力需給を検証するため、今週、法律に基づいて各電力会社に最新の見通しについて報告を求めました。
それによりますと、冬場の需要が年間で最も増える北海道電力管内では、寒さが厳しかった去年の2月と同じ水準の需要があった場合、家庭などの節電を見込んでも、来年の2月には供給の余力が5.8%になるとしています。
北海道電力管内では泊原発が運転していたことし2月に、火力発電所のトラブルで供給余力が一時的に6.8%まで低下したことがありましたが、今回の見通しはこれを下回っています。
また、原発への依存度が高かった九州電力の管内ではこの冬の供給余力は3.1%にとどまるものの、電力の融通が可能な西日本の6社の電力会社全体では余力は5.7%となるということです。
こうした状況を踏まえ、政府は、ほかの電力会社からの電力の融通に限りがある北海道電力の管内に、数値目標を掲げた節電要請を行うかなどを含め、この冬の節電対策について本格的な検討を進めることにしています。
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