PC遠隔操作:感染源は複数 ウイルス拡散も

毎日新聞 2012年10月09日 10時44分

 インターネット上に犯罪予告を書き込んだとして逮捕された後、事件と無関係の可能性があるとして釈放された大阪府と三重県の男性2人は、パソコン(PC)がウイルスに感染した際に、異なる種類のソフトをダウンロードしていたことが、捜査関係者への取材で分かった。しかし、感染したウイルスは同じ種類だった。感染源が複数存在することから、大阪府警などは、第三者がPCを遠隔操作できるウイルスが広範囲に拡散している可能性があるとみている。

 2人は当初、大阪市のホームページ(HP)やネット掲示板で無差別殺人や爆破を予告したとして逮捕された。その後の捜査で、2人のPCが特殊なウイルスに感染し、第三者が遠隔操作で脅迫文を勝手に書き込んだ疑いが強まった。捜査関係者によると、2人は別々の無料ソフトをダウンロードした際にウイルスに感染したという。

 専門家は「ウイルスはセキュリティーの弱い無料ソフトやHPに仕掛けられ、感染が拡大していくことが多い」と指摘している。府警はウイルスの作成者などを特定する解析作業を急いでいる。

 また、遠隔操作は海外のサーバーを経由して実行されていた疑いが強いことも新たに分かった。海外を経由することで捜査を困難にする狙いがあるとみられる。【武内彩、三上健太郎、服部陽】

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