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'12/8/12

井笠鉄道の功績、次代に



 笠岡市立図書館(六番町)が、1971年に廃止となった井笠鉄道を紹介した企画展を開いている。地域団体「北川の昔を訪ねる会」の協力を得て機関車や列車、駅舎の写真などを展示。同鉄道を知らない世代や子どもたちに鉄道の功績を伝える。30日まで(月曜日休館)。

 企画展は「伝えていきたい わたしたちの井笠鉄道」と題し、同館内のこども図書館で開催。写真は68点で71年3月31日に最終運行した機関車や廃止後のレール撤去、現在展示されている列車などを紹介している。70年当時の運転士乗務表や列車運行表、北川駅付近のイラストや記念切符なども展示している。

 井笠鉄道は1911年に創立し、笠岡〜井原など鉄道の総延長は37キロに及び、71年に廃止した。沿線の北川地域で活動する同会は会社創立100周年の昨年、鉄道を知ってもらおうとOBから写真を収集。北川公民館で写真展を今春開き、市立図書館から企画展を依頼された。

 森山上志会長は「人や物を運び、井笠鉄道がもたらした功績を伝えたい」と話していた。

【写真説明】井笠鉄道の写真を見る子ども




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